関連バージョン: v19 以降、BIMcloud as a Service
アドレス
ドメイン名または IP アドレス
いずれかのサーバ製品をインストールする前に、そのサーバ(複数可)へクライアント(Archicad、BIMx)や他のサーバ(BIMcloud)からどのようにアクセスするかを検討してください。 長期的な運用を想定して計画を立て、不要な作業が発生しないようにしましょう。 インターネット越しの通信が発生する可能性がある場合は、そのための設定が整っていることを確認してください。 BIMcloud の利用形態の種類に応じて、次のアドレス種別を使用できます:
| 利用形態 |
2020.2 以降 |
| 混在(社内、社外) |
FQDNおよび/または固定グローバル IP アドレス |
| 社内のみ |
FQDNおよび/または固定プライベートIPアドレス |
| 社外のみ |
FQDNおよび/または固定グローバル IPアドレス |
旧 BIMcloudバージョンのアドレス
| 利用形態 |
v19, v20, v21 |
| 混在(社内、社外) |
FQDNおよび/または固定グローバルIPアドレス |
| 社内のみ |
FQDNおよび/または固定プライベートIPアドレス |
| 社外のみ |
FQDNおよび/または固定グローバルIPアドレス |
コンピュータのアドレスの確認方法
これらの質問には、社内のIT担当者が回答できるはずです。次のヒントは、基本事項を押さえるために役立ちます。DNS名、ホスト名
- Windows
- このPC > 右クリック > プロパティ > コンピュータ名(フルコンピュータ名)
グローバルIP
- 「public IP address」で Google 検索を実行します。検索結果に、自身のグローバルIPアドレスが表示されます。
プライベートIP
- Mac:
- システム環境設定 > ネットワーク
- またはターミナルでifconfigコマンドを実行
- Windows:
- コントロールパネル > ネットワークと共有センター > 接続の右側に表示されるテキストをクリック > 詳細
- またはコマンドプロンプトでipconfigコマンドを実行
注意:
- IPv6はサポートされていません。必ずIPv4アドレスを使用してください。
- IPアドレスを使用する場合は、それらが固定であることを確認してください。
- 127.0.0.1はlocalhostの特別なループバックIPです。「このコンピュータ」という意味です。BIMcloudサーバがインストールされているコンピュータ上でBIMcloud Managerを開く際には使用できますが、Archicadでプロジェクトを共有したり、BIMcloudサーバ同士をペアリングしたりするためには使用しないでください。
- バージョン19以降では、BIMcloudへアクセスするために複数の異なるアドレスを使用できます。これはBIMcloud Manager/Serverの接続設定で設定可能です。
社内外混在での利用の場合のシナリオ: サーバに対して、ローカルエリアネットワークとインターネットの両方からアクセスする場合です。バージョン19以降では、BIMcloudを実行するコンピュータには固定グローバルIPが必須であり、FQDNの使用が推奨されます。
社内のみでの利用の場合のシナリオ: サーバにローカルエリアネットワークからのみアクセスする場合です。この場合、そのコンピュータのFQDNか固定プライベートIPのいずれかを使用できます。
社外のみでの利用の場合のシナリオ: 代表例としては、クラウド(Microsoft Azure、Amazon、Googleなど)上にホストされているコンピュータで、常にインターネット越しにアクセスされるケースがあります。この場合、そのコンピュータのFQDNか固定グローバルIPアドレスのいずれかを使用します。
URLの形式
BIMcloud Managerにアクセスするには、Webブラウザを開き、ブラウザのアドレスバーにアドレスとポート番号を組み合わせた文字列を入力します。デフォルトのポート番号については「
ポート」セクションを参照してください。
アドレス形式の例:
http://server.company.com:port 、
http://IPaddress:portArchicadからアクセスする場合も同じ形式を使用します。バージョン 19以降では、BIMcloud Managerの接続設定で複数のアドレスを追加できます。
ポート
Graphisoftのサーバ製品は、次のデフォルトポートを使用します。インターネット経由で公共からアクセスできるようにする必要がある場合は、関連するすべてのファイアウォールでこれらのポートを開放し、必要に応じてルーター設定でポート転送を設定してください。
- サーバ側では、受信ポートを開放する必要があります。
- クライアント側(Archicad)では、送信ポートを開放する必要があります。
警告: 同じコンピュータに複数のBIMcloud Basicをインストールする場合は、各バージョンで異なるポートを設定するようにしてください。 BIMcloudが使用するデフォルトポート:
| アプリケーション |
2020.2 以降 |
| BIMcloud Manager |
22000 |
| BIMcloud Server |
22001 |
| BIMcloud Delta Cache* |
9921 |
注意: * BIMcloud Delta Cacheはローカルキャッシュサービスであるため、このポートを外部ファイアウォールで開放する必要はなく、ホストコンピュータ上でのみ開放すれば十分です。
旧BIMcloudバージョンのポート
| アプリケーション |
v19 |
v20 |
v21 |
| BIMcloud Manager |
19000 |
20000 |
21000 |
| BIMcloud Server |
19001 |
20001 |
21001 |
| BIMcloud Delta Cache * |
9921 |
9921 |
9921 |
プロトコルと暗号化
BIMcloudコンポーネントはWebサーバとして動作し、ArchicadおよびBIMxと標準のHTTPプロトコルで通信します。社内でHTTPフォワードプロキシを使用している場合は、チームワーク関連の通信が通過できるように設定されていることを確認してください。ネットワークトラフィックを暗号化するには、次の代替手段が利用できます。
- HTTPSを使用して通信を保護します。そのためには、サーバ側にリバースプロキシを用意し、Archicadとサーバ間のSSL暗号化をそこで行う必要があります。
- 通信を暗号化するVPNを使用します。
帯域幅の推奨
関連バージョン: BIMcloud v19以降、BIMcloud as a Serviceチームワークを適切に動作させるには、高速なネットワーク接続が必要です。チームワークのトラフィック量は可能な限り少なく抑えられていますが、参加処理の際には全てのArchicadユーザーがBIMcloudからプロジェクト全体と関連ライブラリをダウンロードする必要があり、多量のネットワークトラフィックが発生する可能性があります。理論上、BIMcloudは非常に低速な帯域幅のネットワークでも動作しますが、低帯域幅接続でチームワークを使用する場合は、より多くの「待ち時間」が必要になります。プロジェクトサイズに基づく帯域幅の推奨値は以下のとおりです。
| プロジェクトサイズ |
帯域幅(アップロード/ダウンロード) |
アップロード/ダウンロード速度 |
| 100 - 300 MB |
10/10 Mbps |
約 1 MB/秒 |
| 300 MB - 2 GB |
100/100 Mbps |
約 12 MB/秒 |
| 2 GB 以上 |
1/1 Gbps |
約 125 MB/秒 |
注意:
- プロジェクトサイズは、共有元のPLNファイルではなく、プロジェクトデータベースのサイズを指します。プロジェクトデータベースは、一般的にPLNファイルの4~5倍のサイズになります。
- 帯域幅の値は理論上の最大値を示すものではなく、一般的な状況(全員がオフィスで作業している状態)における、Archicadユーザー1人あたりの実測帯域幅を表しています。 たとえば、10人のユーザーが同時に100~300MBの異なる10個のプロジェクトをダウンロードする場合、許容できるダウンロード速度を得るには少なくとも100/100Mbpsの回線が必要になります。
- サーバ側では、アップロードとダウンロードの両方の速度が高いことが必要です。
レイテンシの推奨
関連バージョン: BIMcloud v19 以降、BIMcloud as a Service レイテンシが高いほど、サーバとクライアント コンピュータ間の往復時間が長くなります。 往復が遅いと、クライアントとサーバ間で多数のパケット交換を必要とする操作、たとえば送信&受信(Send&Receive)操作の速度に大きな影響を与えます。 レイテンシが高い場合、帯域幅自体が高くても Teamwork のパフォーマンスが低下する可能性があります。
- 良好: 1~15 ms
- 普通: 15~50 ms
- 許容範囲: 50~100 ms
- 不良: 100 ms 以上(深刻なパフォーマンス問題が発生する可能性があります)