影響のあるバージョン:Archicad 22以降
問題
時折、チームワークプロジェクトを開くと、Archicadのライブラリマネージャーが0バイトのライブラリを報告します。この問題は全てのチームメンバーに発生はせず、また、全てのプロジェクトが影響を受けるわけではありません。
原因
BIMcloudライブラリの処理はArchicad 22で変更されました。以前のバージョンとは異なり、ライブラリはBIMcloud Serverのフルパスを介してリンクされるようになりました。
チームワーク>プロジェクト> ローカルデータ管理は、インストールされている全てのバージョンのArchicadのローカルデータで実行され、最後に定義された基準に基づいて、不要なプロジェクトとライブラリを全てクリーンアップします。ローカルデータ管理がArchicad 21以前のバージョンで実行され、Archicad 22以降に接続されているデータを削除すると、特定のライブラリの場所に関する情報が破損します。Archicad 22以降はライブラリのフルパスを読み取ることができないため、BIMcloud Serverでそのパスを見つけることができません。
解決方法
- ファイル>ライブラリとオブジェクト>ライブラリマネージャー...を開きます。
- 影響を受けるライブラリを選択して削除します
- これらのライブラリをBIMcloudから再度追加します
予防方法
この問題を防ぐには、次の2つのオプションがあります。
- Archicad 21以前でローカルデータ管理をオフにする
- Archicad 21(およびそれ以前)よりもArchicad 22(およびそれ以降)で頻繁に実行されるようにクリーンアップを設定します