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IFCに関するよくある質問

Michitaka Kiriki
Graphisoft
Graphisoft

IFCとMVDとは何ですか?

IFCとは、IAI(BuildingSMART)によって開発されたISO認証を取得したファイル形式です。IFCは、BIM(Building Information Modeling)で使用される唯一のオープンで標準的なオブジェクト指向の交換フォーマットです。IFCは、全てのソフトウェアベンダーが無料で利用できます。
IFCは、すべてのプロジェクト要素の3Dジオメトリ表現を提供し、材質、断面形状、機能などの各要素に関する標準データとカスタムデータを保存します。異なる分野で使用されるアプリケーションは、IFCデータベースから関連する分野固有の情報を簡単かつ迅速にフィルタリングして識別することができます。
Coordination View(コーディネーションビュー)は、buildingSMART Internationalが開発した最初のモデルビュー定義(MVD)であり、現在IFCスキームの中で最も広く実装されているビューです。Coordination Viewの主な目的は、建築、構造、設備(機械)等の各分野間での建築情報モデルの共有を可能にすることです。このビューには、これらの分野間で設計情報を調整するために必要な空間構造、建築、建築サービスの要素の定義が含まれています。IFC2x3 Coordination Viewは、ARCHICADで内蔵されていてサポートされているデフォルトの標準です。
Coordination View(Surface Geometry)は、Coordination Viewの簡略化された発行形式(サブセット)です。この形式は、すべてのIFCビューアがこのフォーマットをサポートしているため、表示に適した形式で、設計調整、設計中の干渉防止、干渉チェックに適しています。"Coordination View (Surface Geometry)"とは、全ての要素がBREP(境界表現)ジオメトリでエクスポートされることを意味します。この方法は、要素の特殊なセクション、接続、ソリッド操作とともに、要素の実際の形状を再現するのに最も近い方法です。 (ただし、要素のパラメータは失われ、インポートされたIFCファイルのBREP要素は編集不可能な要素に変換されます)。
buildingSMART International以外の組織や開発チームによって作成された他のいくつかのモデルビュー定義(一般的にはコーディネーションビューの拡張バージョン)があります。例としては、"Concept Design BIM 2010" MVDがあります。これは、General Services Administration (US GSA)、Statsbygg (ノルウェー)、Senate Properties (フィンランド)がサポート/要求しています。もう一つの例は、建築モデル間で設備管理情報を交換するためにbuildingSMARTによって開発された「FM Handover」MVDであり、COBie2が要求する文書の入力データです。追加のMVDでは、プログラムがCoordination View標準のデータ以上にIFCデータを提供する必要があります。このような追加データには、分類参照、スペース占有者、アクター、および特定のプロパティセットとプロパティが含まれます。ARCHICADのIFCインターフェースでは、これらのデータタイプを定義、エクスポート、インポートできます。その結果、ユーザーはUniFormatやさまざまなOmniClassクラスなどに準拠したGSA固有の分類を満たすことができます。
全てのモデルビュー定義は、追加の変換要件をサポートするモデルビュー定義アドオンによって拡張ができます:
  • 数量の取り出しアドオンビューは、全ての空間および建物要素の基本数量を送信する機能が追加れます
  • 空間境界アドオンビューでは、熱・エネルギー解析のモデルをサポートするために、スペース関係に建物要素を追加します。
  • 2D 注釈アドオンビューは、追加の2D要素表現と建物モデルの2Dの注釈の変換をサポートします。
ARCHICADは、これらの追加データ型をすべてサポートしています。
詳細は、下記を参照ください:

どこがIFCをサポートしているの?

ARCHICADは、オープンなIFCプラットフォームを使用して、主要およびローカルな構造解析、機械解析、エネルギー解析の幅広いアプリケーションとやり取りすることができます。
下記のサイトを確認したり他の現在のアプリケーションのIFC互換性について販売店やコンサルタントなどに相談したりしてください:
  • buildingsmart-tech.org
  • en.wikipedia.org/wiki/Industry_Foundation_Classes
  • www.ifcwiki.org

IFCモデルはどのような情報を持っていますか?

  • 建物階層(プロジェクト、敷地、建物、フロア、要素)
  • 要素の種類(壁、スラブ、柱、梁、屋根、階段、ゾーンなど)
  • 形状
  • レイヤーシステム
  • 標準およびカスタム(アプリケーションに依存する)IFC特性(材質、色、断面、耐火性能など)
  • 接続

"Reference Concept"とは何を意味しますか?

各分野が独自のモデルを作成し、それに責任を負います。"参照モデル"とは、例えば、ある分野-構造エンジニア-が構造モデルの初期基礎として建築モデルをします。構造モデルは独立したモデルとして作成されますが、初期設計情報の一部は建築モデルから引き継がれます。
2つの分野のモデル化の概念は異なります。例えば、設計者は2階建ての柱を、建築設計では1つの連続した柱の要素として設計します。一方、構造エンジニアは、2つの別々の構造柱の部材を切断し、最終的な構造材料と断面を定義します。
モデル間のこのような違い(そして二つの分野の責任の違い)を効果的に管理するためには、一方の分野のモデルを他方の分野の環境で見たときに編集のためにロックされていても、必要に応じてその要素やデータにアクセスできるようにしておく必要があります。IFCはこの要件も満たしています。
ARCHICAD 14の時点で、ARCHICADのIFCユーザーインターフェースは、使いやすさだけでなく、この参照モデルの概念に基づいています。建物モデルに挿入されたIFCモデル要素は、保護された参照要素として機能し、異なる交差優先度を持つレイヤーに割り当てられますが、関連するデータはすべて照会でき、アクセス可能です。IFCを使用してモデルをARCHICADにインポートすると、インポートされた要素は自動的にARCHICADのネイティブ要素(ARCHICADの柱、梁、スラブ、壁、階段など)として解釈されます。したがって、必要に応じて、インポートした要素をすぐに編集することができます。

ARCHICADはIFCでどのような機能をサポートしていますか?

ARCHICADには多数のツールが付属しており、IFCを使った分野間の連携をサポートするための使いやすいインターフェースが用意されています。ARCHICADのIFC関連スキルについては、以下の記事をお読みください: 最も重要な特徴は下記です。
  • 要素分類
より正確なモデルマッピングを行うには、ARCHICAD要素を「IFCタイプ」によって分類することができます。各ARCHICAD要素のタイプにはIFCのデフォルトの対応するものがありますが(「自動」オプションを使用している場合に使用されます)、特定の要素には他のIFCタイプを割り当てることができます(例えば、スラブツールを使用して天井などをモデル化するなど、異なるタイプの要素をモデル化するために特定のツールを使用している場合など)。
構造パートナーとのコラボレーションでは、耐力建築要素に「構造機能」の分類を追加することができます。また、エクスポートするIFCモデルを耐力要素のみに限定することができ、連携作業を効率化することができます。
「位置」の分類では、建物内の位置(内部または外部)によって要素を区別することができるパートナー(エネルギー分析器など)にモデルを送ることができます。
分類参照( IfcClassificationReference )は、IFC要素をカテゴリに配置するために使用することができます。すべてのプロジェクト要素(建物、階数、建物要素、ゾーンなど)に、項目参照識別子、分類名属性、およびその他のオプションのパラメータを割り当てられます。例えば、建物要素を米国GSA標準のOmniClass、UniFormatなどのカテゴリで分類することができます。
IFC 割り当て(グループ、ゾーン、アクター、スペース占有者)を使用して、異なるプロジェクト要素間の関係を定義します。各割り当てタイプは、独自の属性と標準/カスタムIFCプロパティを持つことができます。
  • IFCデータの取り扱い方法
IFCデータの簡単な取り扱いは、要素レベル(要素設定で)とプロジェクトレベル(IFCマネージャで)の両方で、ソロプロジェクトだけでなく、チームワークでも行うことができます。IFCプロパティはARCHICADにネイティブであるため、以下の関数を使用できます:
  • 検索と選択コマンドは要素の全てのIFCプロパティで使用できます。
  • 要素の一覧表では要素の全てのIFCプロパティをリストできます。
  • パラメータの取得/置換のショートカットとコピーペーストはIFCプロパティを他の要素に送ることができます。
  • ホットリンクモジュールのIFCコンテンツを照会して一覧表示することができます。
  • ARCHICADライブラリ部品プロパティと標準/カスタムIFCプロパティ間のマッピングが可能です。
  • さまざまなワークフローに対応するソリューション
ARCHICADは、参照モデルのコンセプト(結合とホットリンク)、IFCを別の新しいプロジェクトとして開く(オープン)、インポートしたモデルのバージョンの「比較と結合」(IFCモデル変更の検出)、フィルタリングまたはモデル全体のエクスポート(名前を付けて保存)など、さまざまなワークフローに対応するソリューションを提供しています。
各ソリューションは、すべてのIFCファイルのバージョンをサポートしています。IFC、IFCXML、IFCZIPです。
定義済みおよびカスタマイズ可能な変換設定は、ユーザーフレンドリーな「ワンクリック」でIFCのインポート/エクスポートと、主要なエンジニアリングソフトウェア(Tekla Structures、Revitアプリケーションなど)やローカルエンジニアリングソフトウェアとの最適化されたデータ変換を提供します。
  • モデルエクスポート
現在のARCHICADプロジェクト全体、またはフィルタリングされた内容のみをIFC形式でエクスポートできます。フィルタリングは、現在のプロジェクトビューでの選択、可視レイヤー別、建物階層別、ドメインタイプ別(構造、HVAC、カスタム)、要素タイプ別(柱、梁など)などで行うことができます。「簡略化されたBREP」(境界表現)ジオメトリを使用して、IFCビューアなどにエクスポートすることで、すべての要素プロパティを含まずに、要素の交点やソリッド操作を正確に幾何学的に表示できます。
  • モデルインポート
他のアプリケーションから取得したIFCモデルは、常にネイティブのARCHICAD要素に変換されます。同時に、インポートされた要素は、保護された独自のレイヤー(編集できないようにロックされています)に自動的に配置できるため、参照として使用できます。入力された要素や変更はネイティブ形式に変換されるため、それらは建築モデルのアクティブな部分となり、受信した構造モデルなどで割り当てられたプロパティ(材料、断面形状など)を保持します
  • IFCモデルの変更を検出
IFCモデルベースのデータ交換ワークフローの一環として、ARCHICADを使用して、IFCモデルの2つの後続バージョンを比較し、検出された変更を現在のARCHICADモデルに挿入して一覧表示することができます(マークアップツールを使用)。

IFCファイルをARCHICADにインポートするには、どのような方法がありますか?

  • 結合を使用して、現在実行中のARCHICADプロジェクトにIFCモデルの内容(またはその一部)を追加します。結合されたモデルデータはネイティブARCHICAD要素に変換され、保護または編集可能な参照として使用できます。参照として使用されるインポートされた内容は、ホストプロジェクト要素から分離され、可視化手法を選択することで、元のプロジェクトデータと一緒に、または独立して表示することができます。
  • IFCファイルをホットリンクとして、現在開いているプロジェクトに直接、保護された参照コンテンツとして配置してください。このホットリンクは必要に応じて何度でも配置することができます。このように、繰り返しビルドブロック/パーツを使用するプロジェクトでは、プロジェクト全体に基づいて巨大なIFCファイルを要求する必要はありません - モジュールだけを含む小さなIFCファイルで十分です。
  • 開くコマンドを使用すると、IFCモデルがARCHICADで現在開いている他のプロジェクトとは独立した別のARCHICADファイルとして起動します。このインポートされたファイル(またはその一部)は、後でホットリンクモジュールとして別のARCHICADプロジェクトの適切な部分への参照として追加することができます。

“IFCモデルの変更を検出”機能とはどのような意味ですか?

ARCHICADは、いわゆる「IFCモデル変更の検出」機能を使用して、IFCモデルの2つのバージョン間の幾何学的差異を検出します(要素のIFCグローバル一意識別子に従って、同じプロジェクトの2つのバージョンである2つのIFCファイルを比較します)、 新しい、削除された、変更された要素を見つけます。 変更の影響を受ける要素が生成され、現在実行中のプロジェクトにマージされます(そのプロジェクトは空のプロジェクトにすることもできます)。 変更は、ARCHICADのマークアップツールを使用して、2Dビューと3Dビューの両方で表示および管理できます。

ARCHICADはどのIFCバージョンをサポートしますか?

Industry Foundation Classes(IFC)は、openBIMのオープンで中立的なデータ形式です。 ARCHICADは、最新のIFCリリースであるIFC2x Edition 3(IFC 2xプラットフォームの3番目のリリース、略してIFC2x3)のインポート、エクスポート、およびデータ構造をサポートしています。

IFC 2x3形式の違いは何ですか?

  • .ifc: 通常の、圧縮されていない形式
  • .ifcxml: パートナーのアプリケーションが元の.ifc形式を読み取ることができないが、.xmlデータベース(予算、エネルギー計算など)を管理できるアーキテクトに推奨されます。 これも非圧縮形式で、通常の.ifc形式よりもファイルサイズが大きくなります。
  • .ifczip: 通常の形式とxml-type形式の両方の圧縮バージョン。結果として、ファイルサイズは平均で元の4分の1になります(ファイルサイズはモデルのサイズによって異なります)。
保護された参照コンテンツとしてIFCファイルをホットリンクとして直接ARCHICADプロジェクトに配置できます。FCファイルをホットリンクする方法の詳細はこちらをご覧ください。

IFCモデルのエクスポート結果を確認するにはどうすればよいですか?

IFCモデルをエクスポートした後、ARCHICADで再度開くか、IFCビューアで開くことにより、IFCモデルを確認することをお勧めします。マーケットには多くの無料のIFCビューアがあり、すぐにダウンロードできます。例としては下記があります: さらなる情報をお知りなりたい場合は、下記のWikiをご覧ください: http://www.ifcwiki.org

IFCおよび推奨される他の分野とのデータ交換ワークフローについての詳細はどこで参照できますか?

ARCHICADのヘルプ内の相互運用性の章には、設計者と構造/MEP/エネルギー評価の各エンジニアとの効果的なワークフロー、後でデータ変換するためのモデルを準備するために使用できるARCHICADの機能、およびIFC関連の概念、スキル、およびすべての機能といったコラボレーションに関するトピックの詳細な説明があります。

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