ArchicadでベクターPDFを利用する方法は様々な方法があります。以下で、最も一般的に使用される機能とトリックについて読むことができます。
ArchicadからPDFを保存する
ArchicadからPDFを保存するには2つのオプションがあります:
発行
ナビゲータで発行セットを設定して、PDFドキュメントを発行することもできます。発行セットを使用すると、同じまたはさまざまなPDF設定を使用して、一度に複数のレイアウト/ビューを発行できます。発行セットの詳細については、
リファレンスガイドをご覧ください。
名前を付けて保存...
[ファイル]> [名前を付けて保存...]メニューを使用して保存ダイアログを開き、ファイル形式として[PDFファイル]を選択できます。[ファイルの種類]ドロップダウンメニューの横にある[ドキュメントオプション...]ボタンをクリックすると、保存されたPDFの属性を設定できるダイアログが開きます。これは、保存されていないビューポイントをエクスポートする場合、または発行セットをまだセットアップしていない場合にのみ推奨されます。矩形選択ツールを使用して、保存する前にエクスポートする領域を選択することもできます。以下の動画は、名前を付けて保存中にPDFドキュメントを設定する方法を示し、PDFを
PDF/A形式 で保存するオプションを強調しています。
3Dコンテンツを含むPDFの保存
回転可能な3DコンテンツをPDFに配置するオプションがあります。
こちらのページ に記載されている手順に従ってください。これがどのように機能するかを示すPDFの例です(3Dモデルを回転させるにはAdobe Acrobat Reader 7.0以降で開く必要があります):
ArchicadにPDFドキュメントを配置する
PDFの配置
PDFは「図面」要素としてArchicadに配置できます。それらは、任意の2Dビュー(平面図、断面図、ワークシート等)、またはレイアウト(図面要素を配置できる場所)に配置できます。それを行うにはいくつかのオプションがあります。
- [ ファイル]> [外部参照]> [外部図面を配置] メニューを使用して、コンピュータでPDFを参照し、[OK]をクリックした後、現在のビューのどちらに配置するかをクリックします。
- 図面ツール を有効にした状態で、現在のビューの任意の場所をクリックして、次のウィンドウで配置するPDFを参照できます。
- PDFファイルをファイルエクスプローラ(Macの場合はFinder)から現在のビューに ドラッグアンドドロップ できます。
配置されたPDFの管理
ArchicadでPDF図面を効果的に使用する方法に関するいくつかの提案があります:
- リンクされたPDFは、(他の外部図面およびリンクされた図面とともに) 図面マネージャ で管理できます。
- モデルを他の人と共有する(または別のコンピュータで開く)場合は、図面を選択して[選択した図面の設定]を開き、[プロジェクトファイルに図面を保存]チェックボックスをオンにします。このようにして、PDFが更新されたときにコンテンツが更新されますが、使用できない場合でもコンテンツが失われることはありません。
- PDFに レイヤー が含まれている場合は、[選択した図面の設定]の[サイズと表示]> [埋め込みレイヤー]の下にある[図面自身のレイヤー...]サブメニューで、レイヤーの表示のオン/オフを切り替えることができます。
- PDF の[選択 した図面の設定]内の[サイズと表示]で、PDFの色をグレースケールまたは白黒にカラーを変更 できます。
- 縮尺でPDF図面をインポートする場合は、現在のウィンドウの縮尺を図面と同じ縮尺に設定してから配置します。このようにして、図面は正しい縮尺(1: 1)で配置されます。
- 他の配置された図面要素と同じように、PDF図面を トリミングまたはサイズ変更 できます。
ベクターPDFの分解
ベクターPDFをネイティブの2DArchicad要素(ポリライン、線分、塗りつぶしなど)に分解し、それらを編集するオプションがあります。PDF図面を選択し、右クリックメニューから[分解]を選択して、その設定を選択するだけです。こちらは、要素を分解するプロセスを説明する動画です。