2021-05-27 01:35 AM - 編集済み 2023-12-04 02:31 PM
BIMxは、Graphisoftのマルチプラットフォーム対応のデザインプレゼンテーションとコラボレーションソリューションです。
この記事では、ライセンスの有無にかかわらず、さまざまなプラットフォームでBIMxで使用できる機能と、BIMx Model Transferサービスでモデルをホストするために必要なものを確認できます。
新しいGraphisoftアカウントベースのクラウドライセンスは、2023年9月27日にBIMxに導入されました。その利点については下記をご覧ください。
目次
今後、BIMx Mobile(iOS&iPadOS、Android)およびデスクトップアプリケーションでモデルを開くには、Graphisoft IDでサインインする必要があります。
Graphisoftアカウントと当社のエコシステム(Archicad、BIMcloud、DDScadなど)にBIMxを統合することで、更新されたライセンスモデルの基礎を形成し、当社のサービスを向上させ、BIMxをよりユーザーのニーズに合わせて調整することが可能になります。新しいクラウドライセンスにより、BIMx Proは無償になり、以前のライセンスではサポートされていなかった同じライセンスを使用して複数のプラットフォーム上の追加機能にアクセスできるようになりました。
BIMx Mobileは、最も人気のあるモバイルオペレーティングシステムである AndroidとiOS&iPadOSで無料で利用できます。Hyper-modelを探索して操作するためのすべてのツールを提供します:
サインインすると、追加料金なしでさらにBIMxの機能が利用できます!
2023年9月27日までは、特定の生産性機能はBIMx ProサブスクリプションまたはBIMcloudに参加することでBIMx Mobileで利用可能でした。それらのほとんどは標準パッケージに追加されています。以下のリストを参照してください。BIMx Proサブスクリプションの月額版および年間版は販売終了となり、Apple App StoreおよびGoogle Playでの販売は終了しました。
複数のプラットフォーム上の複数のモバイルデバイスでも、BIMx MobileにBIMx Proライセンスが割り当てられたGrapphisoftアカウントにサインインすることで、BIMx Pro機能を利用できるようになります。Pro機能のオフラインでの使用は、ネットワークから切断されてから7日間利用できます。
BIMx Proは自動的に割り当てられます:
他のライセンスタイプ(ArchicadハードウェアキーやArchicad NETソフトウェアキーなど)の場合、BIMx Proの個別のクラウドライセンスが利用可能であり、管理者はそれらを割り当てることができます。 Archicadライセンスタイプの詳細については、こちらの記事をご覧ください。
カンパニーの管理者(よくある質問を参照)または契約管理者は、BIMx Proライセンスまたはサブスクリプション(Archicad Collaborateなど)をGraphisoftアカウントに割り当てる必要があります。これはライセンス管理ポータルで行うことができます。BIMxは、割り当て後2時間以内、またはサインアウトしてBIMxに再度サインインした直後に、ライセンスを自動的に認識します。カンパニーで以下のうち少なくとも1つを所有している場合、BIMx Proライセンスを取得する権利があります:
たとえば、SSAに2つのArchicadハードウェアキーを所有しているカンパニーアカウントの管理者は、ライセンス管理ポータルに2つの「BIMx Pro」クラウドライセンスが確認できます。ライセンスは、「担当者の変更」によってメンバーに割り当てることができます:
その他のカンパニーのライセンス設定例:
BIMx Mobileの機能 | 標準BIMx | Proライセンス付きBIMx | チームワークにおけるBIMx |
ハイパーリンクされた2Dおよび3Dコンテンツ | + | + | + |
オールラウンドな3D切断 | + | + | + |
シェーディングオプション | + | + | + |
正確な太陽の位置を備えた影の投影 | + | + | + |
要素レベルの情報 | + | + | + |
ゾーンのラベルと情報 | + | + | + |
Google Cardboard VRのサポート | + | + | + |
一覧表でのデータ検出 | + | + | + |
ハイパーリンクを介してBIMx要素にアクセス | + | + | + |
スマート計測ツール | + | + | + |
ギャラリーのプレゼンテーションモード | + | + | + |
無制限の3 Dモデルサイズ(データストリーミング) | + | + | + |
お気に入りのビューを保存してプレゼンテーションを作成 | + | + | + |
AirPrint(iOS)とPrint(Android)のサポート | + | + | + |
インタラクティブラベル | + | + | + |
課題の作成(iOS) | + | + | |
外部データベース(BIMx API)の統合 | + | ||
BIMcloudチームワークメッセージング | + |
BIMxデスクトップアプリは、モバイルアプリのほとんどの機能を備えており、WindowsおよびmacOSデバイスで利用できます。このバージョンのすべての機能は無料で、追加のライセンスは必要ありません。機能の詳細については、BIMx Desktopユーザーガイドをご覧ください。
最新バージョンは、Microsoft StoreとApple App Storeから入手できます。
BIMx Webアプリケーションはブラウザで利用できるため、プロジェクトドキュメントにアクセスするためにアプリケーションをダウンロードする必要はありません。デスクトップアプリと並行して開発されているため、モバイルアプリのほとんどの機能も備えています。詳細については、BIMx Webユーザーガイドをご覧ください。
ブラウザアプリは
BIMx Model Transferサイトは、モデルを他の人と共有できるウェブサイトであり、 BIMx Web Viewerのホームでもあります。BIMx Model Transferでは、クラウドから直接モバイルアプリケーションにモデルを保存し、(部分的にも)更新することができます。Graphisoft IDをお持ちの方ならどなたでも無料でご利用いただけます。公開されたモデルを表示する場合、モデルURLを開くときに認証は必要ありません(例: https://bimx.graphisoft.com/model/e1741614-826b-4412-a1da-a7b76ada0e6a)。
本サービスには、BIMx Model Transferの利用規約にも記載されている以下の機能レベルがあります。
機能レベルの機能比較
BIMx Model Transfer 機能 | ビジター | ベーシック | カンパニー | プレミアム |
BIMx Web Viewerでモデルを表示する | + | + | + | + |
モデルをダウンロード | + | + | + | + |
メール、TwitterなどでモデルのURLを共有 | + | + | + | + |
公開されているモデルの検索 | + | + | + | + |
5GBの独自のパブリックストレージ「マイモデル」にモデルをアップロード | + | + | + | |
モデルの削除 | + | + | + | |
キーワードと説明の追加 | + | + | + | |
ArchicadまたはWebインターフェースからモデルを更新 | + | + | + | |
5GBのカンパニーのパブリックストレージにモデルをアップロード | + | + | ||
カンパニーのフォルダ間でモデルを移動 | + | + | ||
10GBのカンパニーのプライベートストレージにモデルをアップロード | + | |||
プライベートモデルにパスワード保護を追加 | + | |||
表示状態を変更 | + | |||
自分のウェブサイトにモデルを埋め込む | + |
ArchicadとDDScadから建物情報モデルをBIMx Hyper-modelとして発行できます。ArchicadからBIMx Hyper-modelを発行する方法については、こちらをご覧ください。モデルを発行する2つの方法は、ナレッジベースの記事でも説明されていますので、そちらも参照ください:
すべてのArchicadライセンスタイプでBIMx Hyper-modelを発行できます。ただし、教育版ライセンスと体験版ライセンスを使用して発行すると、2Dビューの隅に透かしが表示されます。ライセンスなしでArchicadを実行している場合(デモモード)、BIMx形式に保存することはできません。