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2024-10-03 10:13 AM - 編集済み 2024-10-15 11:20 AM
ビジュアリゼーションの複雑な要件に対応するための私たちのソリューションは、多用途で適応性の高いツール群を提供することです。その他の製品についてはこちらをご覧ください。このツールキットの中で、私たちが特に力を入れている項目のひとつがAI Visualizerです。
こちらの記事は、Archicad AI Visualizerウェビナーで共有された貴重な洞察に基づいています。
AI Visualizerの最近のアップデート及び主な変更の詳細については、こちらの投稿をご覧ください。
ペースの速い建築の世界では、デザインコンセプトを素早く可視化し、反復する能力が不可欠です。Archicad 28の新しいAI Visualizerにより、設計者はAIの助けを借りてマスモデルから直接ビジュアル表現を生成し、コンセプト設計プロセスを向上させることができるようになりました。この強力なツールはArchicadのワークフローにシームレスに統合され、設計者は初期段階から幅広い設計の可能性を検討することができます。
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AI Visualizerをはじめよう
AI VisualizerはArchicad 28に搭載され、現在はクラウドでホストされています。Archicad Collaborateユーザー及び学生が使用可能です。これは、設計の初期段階において設計者を支援することを目的としています。基本的なマスモデル(建築構造の一般的な形状やボリュームを簡略化したもの)のイメージを取り込み、それを詳細で視覚的に魅力的な表現に変換します。この機能は、本格的な3Dモデルの開発に多大な時間を費やすことなく、クライアントや利害関係者に最初のアイデアを提示する必要がある設計者にとって、特に有用です。
はじめに、Archicadでシンプルなマスモデルを作成します。これは、提案する建築物の主要なボリュームを表す数ブロック程度のシンプルなもので構いません。マスモデルの準備ができたら、テキストプロンプトを使ってAIにさまざまな設計案を生成させることができます。プロンプトを入力して生成を実行すると、AIは3Dビューのイメージを作成し、それをリファインし始めます。
例えば、「木とガラスの材質を使用したモダンなオフィスビルのリアルなイメージを作成する」というようなプロンプトがあれば、マスモデルや美しいファサード、また異なる材質やそれぞれ異なる美点を持つ他の反復を試すこともできます。今回のテストでは、以下のような結果になりました:
創造性の自由度スライダーでデザインのバリエーションを探る
AI Visualizerの際立った特徴の1つは、1つのマスモデルから多様なデザインバリエーションを生成できることです。創造性の自由度スライダーを調整することで、AIがオリジナルモデルから逸脱する度合いを制御することができます。低い設定では、マスモデルの形状に忠実なデザインが作成され、高い設定では、革新的なファサードパターン、ユニークな構造形状、予期しない材質の組み合わせなど、AIがより創造的な要素を導入することができます。例えば、ここでは「木とガラスの材質でモダンなオフィスビルのリアルなイメージを作成する」というプロンプトがあり、同じプロンプトを創造性の自由度スライダーのパーセントを変えて使用しています:
創造性の自由度 20パーセント:
"木とガラスの材質でモダンなオフィスビルのリアルなイメージを作成する"
創造性の自由度 50パーセント:
"木とガラスの材質でモダンなオフィスビルのリアルなイメージを作成する"
創造性の自由度 80パーセント:
"木とガラスの材質でモダンなオフィスビルのリアルなイメージを作成する"
デザイン要素の洗練とロック
「レンガ造りのモダンなオフィスビル
様々なデザインオプションを検討する中で、結果をロック機能は非常に貴重なものとなります。この機能により、あなたのビジョンに共鳴するデザインを維持しながら、その他の面を続けて試すことができます。例えば、AIがあなたのアイデアを正確に表現した場合、この結果をロックし、建築の形状や屋外スペースの統合についてさまざまな構成を検討することができ、複数の反復にわたって一貫性を確保することができます。気に入ったデザインが出来上がると、結果をロック機能は以前のプロンプトを記憶し、さらにイメージをカスタマイズすることができます。この機能の例をいくつか紹介します:
ファサードオプション1:
"木製ストリップの追加"
ファサードオプション2:
"ファサードをアンスラサイト亜鉛に変更"
この機能は、クライアントにさまざまなオプションを提示する構想段階で特に役立つでしょう。一貫したデザインを維持しながら、材質や空間構成などその他の面で柔軟性を発揮することができます。
これらの設定は微調整を可能にし、 反復 や プロンプトの強さ、 結果をロック機能と組み合わせて使用することができる。
反復:
これは生成プロセスの繰り返し回数を制御します。反復回数が多いほど正確な出力が得られますが、完了までに時間がかかります。一方、反復回数が少ないほど高速だが、精度は落ちます。デフォルト値は35に設定されており、出発としては良いですが、その範囲内で実験することを推奨しまうす。
プロンプトの強さ:
この設定は、AIが指定されたプロンプトにどれだけ忠実に従うかを決定します。プロンプトの強さの値が高ければ高いほど、AIはより厳格に指示に従うようになり、創造性の自由度が低下する可能性があります。この値を下げることで、AIはより自由に創造性を発揮できるようになります。プロンプトの強さを調整し、理想的なバランスを見つけてください。
このパラメータは生成される画像の解像度を制御し、生成にかかる時間に直接影響します。解像度が高いほど高画質になりますがが、生成に時間がかかります。デフォルトのサイズは800x600で、使用可能な最大解像度は1024x1024です。
解像度を上げると組み合わせると、画像をより大きなスケールでエクスポートできます: 長辺が4096ピクセルまで拡大されます、
短辺は元の画像サイスに比例します。画像生成前にこの機能を有効にします。最初にテストとして低解像度の画像を生成し、その後、解像度を上げる場合は、元の結果を保持するために必ず結果をロック機能を有効にしてください。
設計初期段階の実用的なアプリケーション
全体として、Archicad 28のAI Visualizerは、アイデアと反復作業を迅速に行うことが重要な、初期段階の設計プロジェクトに携わる設計者にとって強力なツールです。基本的なマスモデルから開始し、AI Visualizerを使用して一連の設計プションを素早く生成することができます。各オプションは全てシンプルなテキストでプロンプトでガイドされ、異なるファサードを検討することができます。
マスモデルを作成する: Archicadで、提案される建物の全体的な形状とボリュームを表す基本的なマスモデルを作成します。AI Visualizerはそちらから画像を生成します。必ず3Dビューの角度を調整してください。
テキストプロンプトを適用する: AIがさまざまなデザインのバリエーションを生成できるように、説明テキストプロンプトを使用します。例えば、"木とガラスの材質を使用したモダンななオフィスビルのリアルなイメージを作成する"です。
創造性の自由度を調整する: 創造性の自由度スライダーを使用して、保守的なデザインから大胆なデザインまで様々なバリエーションをお試しください。
鍵となる要素をロックする:気に入った特定のデザインがあり、類似のデザインにこだわりたい場合は、結果をロックを使用し、そのデザインを維持しながら、その他を改良することができます。
オプションの作成: 以前に選択されていた結果をロックで異なるオプションを作成し、モデルに関するプロンプトをどのように表示させたいかを変更し、複数回実行することができます。
結果を保存する:もし気に入ったデザインがあれば、解像度を上げるオプションでこのイメージを絞り込み、その後保存することもできます。
AI Visualizerは、高層ビル、文化センター、その他の大規模プロジェクトのいずれにおいても、コンセプトデザインのインスピレーションを新たな高みへと押し上げる柔軟性とパワーを提供し、そして、コンセプトに関する新たなアイデアの開発するのに役立ち、その結果を印象的に見せることができます。
このコンセプトは、インテリアデザインプロジェクトにシームレスに統合され、美的感覚に優れた空間を創造するための新鮮なアプローチを提供します。さらに、AIツールがどのように設計プロセスを強化するかについて説明したArchicad用AI Visualizerによるインテリアデザインの拡張を読んで、さらに理解を深めることができます。