対象バージョン: ARCHICAD 18 及び 19 | 重要度: 利用できる対策あり (解決策をご覧ください)|
ARCHICADユーザーがARCHICAD18および19にて大きく動作が遅くなるという多くの現象が報告されています。多くの場合、特定の操作と遅さとは関連がありません。一方でプログラムがスタートアップ後に反応しない場合や大幅にチームワークに関連する操作が通常より遅くなる場合があります。
原因
これらの事例を調査した結果、特定のアンチウィルスソフトウェアがパフォーマンス問題の原因となることを見つけました。理論的には、全てのアンチウィルスアプリケーションがHTTPベースの通信をスキャンするので、ARCHICADとBIMサーバーの通信でこのプロトコルを使用しているため、問題になる場合があります。この問題の事例としてBitdefender、 AV Defender、F-secureはこの通信をスキャンしていたため動作の遅延につながりました。アンチウィルスソフトウェアはライセンシングの役割を果たすhttpクライアントのcurl.exeを保持することがあり、ユーザーが開く際の遅さとなります。他の問題の種類としては、アンチウィルスソフトウェアがHDDの読込/書込能力のほとんどを消費している場合があり、その結果として遅くなります。
解決策
- アンチウィルスソフトウェアの構成に気をつけてください
- ARCHICAD、BIM Serverそしてそれらが使用するフォルダをアンチウィルスソフトウェアの除外リストに入れてください
- BIMサーバーによって使用されるネットワークポートをアンチウィルスソフトウェアによってスキャンされないようにしてください
最終更新日:
2016-05-27
07:00 PM