連動一覧表は、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ワークフローの中核をなすもので、Archicadの一覧表は、BIMモデルから情報を抽出して提示する整理されたリストです。Archicad 27では、連動一覧表の書式設定オプションが新しく改善され、プロジェクトデータのビジュアライゼーションが向上しました。
セルの背景カラー
背景の書式設定用に新しいタブが用意され、ここでセルの種類と背景の書式設定用に新しいタブが用意されており、ここでセルの種類を有効にし、色を設定できます。このタブを使用するには、一覧表上のセルを選択しすると、タブ上の書式設定オプションが使用可能になります。スタイル(セルやストライプ)を確認し、カラーを設定することができます。テキストスタイルの書式設定時と同じように、値、ヘッダー、合など、選択したタイプに応じてセルに書式設定が適用されます。
長い値のリストには、ストライプのオプションを使用できます。これは、各行に属する情報を特定するのに役立ちます。ヘッダーの場合も同様です。セルを選択、もしくは型式オプションをヘッダーのタイプに設定すると、背景を選択できます。なお、ストライプのオプションは、項目のリストが長いほうが効果的なため、全てのタイプで利用できるわけではありません。さらに、セルの色を表示のみ、または表示と出力にも設定できます。
列を隠す
最新リリースで導入されたもう一つの新しい改良点は、「列を隠す」機能です。この機能を使うには、列の幅をゼロにしてテーブルから隠すだけです。これにより、見出しのセルを結合する際に、不要な乱雑さを取り除くことができます。非表示の列を戻す必要がある場合は、「一覧表セルサイズ」ウィンドウで幅を調整するか、ルーラー上の列マークをダブルクリックしてください。
見出し用カスタム文字分離記号
また、Archicad 27では見出しフィールド間の分離記号を柔軟にカスタマイズできます。[見出しを表示]を有効にすると、[編集]ボタンをクリックして、見出しの値を分離する文字を調整することができます。これにより、ハイフン、カンマ、縦棒、その他の文字など、あなたの環境設定に合った分離記号を選択できます。分離記号をカスタマイズすることで、全てのドキュメントに一貫した設定を行うことができます。
選択時の外観
Archicadの最新バージョンでは、セルの選択時の外観が改善されています。現在選択されているセルと行/列の端に太字のアウトラインを作成することで、ハイライトは、以前のバージョンのように行/列全体の選択でインターフェースを乱すことなく、ユーザーがどこにいるのかを示すのに役立ちます。