バージョン:Archicad 27
ドアの内/外材質に別のものを指定する方法です。
Archicad・BIMxだけで見る場合と、IFC変換した場合でも別色で維持したい場合で手順が異なります。
*2行まとめ*
・IFC出力しない場合はプロパティから「ドアの内部材質にリンク」
・IFC出力する場合はカスタムドアパネルで別々のビルディングマテリアルを指定したものを使用する
A) Archicad上・BIMx上のみでの表現
ドアのプロパティを開き「ドアの内部材質にリンク」のチェックを外すと「ドア内側」というパラメータが追加されます。
このパラメータを変えると冒頭の画像のように内/外で材質を変えられます。
B)IFC出力する場合
このままIFC出力すると両面とも「ドア」材質になってしまいます。
これはビルディングマテリアルが同一のままドア表面の材質だけを変えているのが原因っぽいです。
そのため、ビルディングマテリアルが異なるカスタムドアパネルを作成してあげれば解決します。
手順
↓
1. ドア内/外のビルディングマテリアルを作成します。ここでは「ドア内」「ドア外」にしています。
2.ビルディングマテリアルを「ドア内」にしてスラブツールでスラブを一枚描きます。
(厚さ/大きさは何でもOKです)
3.2で作ったスラブをコピーしてすぐ下に配置し、ビルディングマテリアル「ドア外」にします。
4.平面ビューで2,3で作ったスラブを両方とも選択します。
5.[ファイル] > [ライブラリとオブジェクト] > [選択内容に名前をつけて保存] > [ドアパネル] を選択します。
6.わかりやすいファイル名をつけます。
7. ドアのプロパティを開いて「扉」ページの「メイン扉スタイル」から「カスタムドアパネル」を選択します。
「ドアパネル名」で6で設定したファイル名を選択します。
8. 両面が別の材質になります。
9. IFC変換しても両面別材質が維持されます。
以上。
Operating system used: Windows 10 22H2