セグメントとは何ですか？
梁（または柱）のセグメントは、異なる素材や形状を梁（または柱）の参照軸に沿って定義するのに便利です。その結果として、鉄筋コンクリートや鉄、木材、複合材の梁や柱要素を表現するBIM要素について、形状の自由度が拡大します。
新規セグメントを追加する方法
設定ダイアログボックスで
- 梁の設定 を開き、[セグメント]ページに移動します。
- [複数セグメント ]の梁アイコンをクリックします。
- [追加 ]をクリックして、必要な数のセグメントを追加します。
画面上で
- 3Dウィンドウで梁を1つ選択します。
- 梁の軸のペットパレット から、[セグメントを分割]を選択します。
- 梁の軸上をクリックすると、その点で梁はセグメントに分割されます。必要な数のセグメント分だけこの作業を繰り返します。
セグメント接続部とは何ですか？
セグメント接続部とは、隣接する2つの梁セグメントがどのように接続されるかを定義するものです。
以下の3つのオプションがあります:
- 垂直
- 水平
- カスタム角度
セグメント接続部を定義するには、梁設定のダイアログボックスのセグメントリスト（梁セグメント設定の一番上）において、接続コンポーネントを選択します。次に、[ セグメント接続部 ]パネル（以下の図参照）を使用して、その角度を水平、垂直、またはカスタムの中から定義します。
角度は図面上でもグラフィカルに定義することが可能です:
- 3Dウィンドウで梁を選択します
- 接続ホットスポットをクリックします
- ペットパレットから[接続部角度を回転 ]を使用して、接続部の角度を調整します
セグメントの順番を変更する方法
- 梁設定ダイアログボックスのセグメントリスト内のセグメント名の横にある、黒い矢印の上にマウスを移動します。
- この矢印をクリックし、セグメントを上下にドラッグして、リスト内の正しい場所に移動します（クリックしてマウスのボタンを押したままドラッグし、正しい場所でボタンを離します）。
- リスト内でセグメントが選択され、[追加]ボタンを クリックした場合、選択されたセグメントの後に新しいセグメントが挿入されます。
セグメントをコピーする方法
設定ダイアログボックスで
- 梁設定ダイアログボックスのセグメントのリストで、セグメントの1つを右クリックします。
- [矩形/円形/断面形状分節をコピー ]を選択します。
- リスト内の別のセグメントを右クリックします。
- [矩形/円形/断面形状分節を貼り付け]を選択します。
3Dウィンドウに切り替えて編集モードをオンにすると、スポイトと注射器を用いてセグメントのパラメータをピックアップし、別のセグメントにコピー入力することができます。このオプションは一つの梁内でしか機能しないため、別の梁内のセグメントにセグメントのパラメータを挿入することはできません。
セグメントを消去する方法
設定ダイアログボックスで
- 要素を選択します
- 柱または梁の設定ダイアログボックスを開き、[セグメント]ページに移動します
- セグメントを1つ選択し、[削除]をクリックします
画面上で
- 要素を選択します
- 接続ホットスポット（参照軸、または梁/柱の参照線上）をクリックします
- ペットパレットで、[セグメント接続部を移動 ]コマンドを使用します
- セグメント接続部をドラッグし、セグメントの終端まで移動します
複数のセグメントを編集する方法
設定ダイアログボックスで
- 要素を選択します
- 柱または梁の設定ダイアログボックスを開き、[セグメント]ページに移動します
- Cmd/Ctrlボタンを押したまま、変更したい複数のセグメントを選択します。
- 設定ダイアログボックスでおこなったすべての変更は、選択されたすべてのセグメントに適用されます。
画面上で
- 要素を選択します
- 編集 モードを起動します
- Shiftボタンを押したまま、変更したい複数のセグメントを選択します。
- 設定ダイアログボックスを開きます。
- 設定ダイアログボックスでおこなったすべての変更は、選択されたすべてのセグメントに適用されます。
セグメントの長さを修正/変更する方法
梁設定ダイアログの[構造]パネルの対応するアイコンをクリックすることで、選択したそれぞれのセグメントについて長さを定義します。セグメントの長さは、以下の方法のいずれかで定義することができます。
- 固定: 数字で値を入力することにより長さを定義します。梁が引き伸ばされた場合でもこの値は変化しません。
- 可変: すべての可変長さセグメントの全長に対するパーセント値として長さを定義します。セグメントの長さは、梁が引き伸ばされた場合にはそれに従って引き延ばされます。
この情報は、セグメントのリストおよび設定ダイアログの[構造]パネルにおいて表示されます。
もちろん、セグメントの長さは3Dウィンドウにおいてグラフィカルに編集することも可能です。梁を選択し、接続ホットスポット（青色の線上にある黒い点）上でクリックして、ペットパレット上で[セグメント接続部を移動 ]コマンドを使用します。
テーパーセグメントをミラーする方法
- 梁設定ダイアログボックスの[構造]パネルに移動し、テーパー梁を作成するためにテーパー形状を選択します。
- （矢印をクリックすることで）ポップアップウィンドウを開き、その最上部と最下部（柱）または始点と終点（梁）におけるテーパーセグメントの断面寸法を定義します。
- 新しいセグメントを作成し、（本記事で先述した説明の通りに）他のセグメントの設定を新しいセグメントにコピー/貼り付けします。
- 矢印を再びクリックして、ポップアップウィンドウを開きます。
- 矢印ボタンを使用して、テーパー方向を逆転します。結果として、セグメントがミラーされます。
セグメントに関するお気に入りを定義する
梁や 柱のサブ要素 （セグメント）についても、カーテンウォールや階段、または手摺りやそのサブ要素に関するお気に入りの作成と類似した方法でお気に入りを作成することが可能です。
- 梁設定ダイアログボックスの[構造]パネルに移動します。
- セグメントを1つ選択します。
- 梁セグメントの[お気に入り]アイコンをクリックします
- 表示される[お気に入り]メニューから、左下にある[新規お気に入り]アイコンを選択します。
- [新規お気に入り]のダイアログボックスにおいて、このお気に入りの名前を入力します。
- [OK]をクリックします。新しく作成したセグメントのお気に入りが[お気に入り]リストに表示されます。
