より正確で柔軟な開口部ツール
開口部ツールは、開口部のモデリング、情報管理、ドキュメント化のために、あらゆるプロジェクトで最も頻繁に使用されるArchicadツールの1つです。
Archicad 26以前では、開口部は切断要素と同じ材質を自動的に使用していました。Archicad 26では、開口部のモデリング、表示、ドキュメント化をより柔軟に、より正確に行うことができます。
開口部の材質や表現の上書きオプションのコントロールがより容易になりました。
開口部の材質の制御が向上
これまで開口部では、切断する要素と同じ材質しか使えませんでした。Archicad 26では、開口部の材質を制御する開口部ツールが強化されています。
開口部は、デフォルトでは切断する要素と同じ材質を使用しますが、新しい材質上書きオプションでいつでも変更できるようになりました。
新しい材質上書きオプション
開口部を選択し、その設定ダイアログを開きます。
- 新しいモデルパネルを開き、材質上書きオプションを使用して開口部の押し出しと終端の材質を別々に制御します。
開口部の押し出し材質が上書きされます。
開口部の終端材質と押し出し材質は共に上書きされます。
この変更により、開口部がよりリアルに表示されるようになりました。これは、特に建築的な文脈で表示できるようになりました。
一覧表の新しいパラメータ
ナビゲータの要素の一覧表に移動し、開口部の一覧表の新規作成を開始します。一覧表設定では、開口部のホスト要素とは別に、開口部の材質に関する情報を持つ4つの新しいパラメータを追加することができます。
- 開口終端材質
- 開口終端表面積 (正味、合計)
- 開口押し出し面
- 開口押し出し表面積 (正味)
その結果、これらの材質の一覧表が新しくなります。
開口部のモデリングとドキュメンテーションの高速化
開口部の材質をより詳細に制御できるため、モデリングをよりすばやく行い、プロジェクトで開口部をより少ない回避策でドキュメント化し、建築的背景でより現実的に表示することができます。
開口部ツールの詳細については、以下の記事でご覧いただけます。
Archicad 26の新しいデザイン機能の全てをご紹介します。
Archicad 26の全ての新機能の詳細については、 こちらの記事をお読みください。