キャンセル
次の結果を表示 
次の代わりに検索 
もしかして: 
キャンセル
次の結果を表示 
次の代わりに検索 
もしかして: 
10/18 Building Together Japan 開催!基調講演はじめ、興味深い講演が盛りだくさん。Archicad28もお披露目します!
  

Archicad 28への移行: モノリスライブラリからグローバルライブラリへの置換

Michitaka Kiriki
Graphisoft
Graphisoft

移行前の重要な注意事項:

  • ライブラリシステム間の互換性:同じプロジェクト内でモノリスライブラリとグローバルライブラリのオブジェクトを混在させることは推奨されません。グローバルライブラリは、システムに根本的な変更を導入しており、配置されたオブジェクト、ツールのデフォルト、お気に入り、モデル表示オプション(MVO)の設定は、2つのライブラリ間で互換性がありません。ワークフローを円滑にし潜在的な問題を避けるためには、プロジェクトごとに1つのライブラリシステムのみを使用するのが最善です。
  • ホットリンクワークフローを使用しているプロジェクトを移行する場合は、これらも移行する必要があることを忘れないでください。
  • 移行プロセスを開始する前に、ファイルをバックアップすることを強くお勧めします。

 

概要

 

Archicad 28から、モノリスライブラリからグローバルライブラリへの移行により、ライブラリ管理の簡略化と将来のバージョン移行の改善を目的とした重要な変更が導入されました。この移行は大きな前進であり、コンテンツの拡充、国際的な協力関係の改善、そして今後のアップデートのスムーズな移行パスを提供します。新規プロジェクトを開始したり、テンプレートを作成したりするユーザーは、これらの改善の恩恵を十分に受けるために、新しいシステムを使用することをお勧めします。しかし、進行中のプロジェクトでは、互換性の問題を避けるために、モノリスライブラリの使用の継続をお勧めします。

 

現在進行中のプロジェクトファイル

進行中のプロジェクトファイルについては、モノリスライブラリの仕様を継続することをお勧めします。グローバルライブラリに切り替えると互換性の問題が発生する可能性があるため、進行中のプロジェクトの安定性を確保するためにも避けるべきです。

 

テンプレートファイル

カスタムテンプレートには3つのオプションがあります:

  1. モノリスライブラリの使用を継続する。
  2. 既存テンプレートをアップグレードして、新規グローバルライブラリシステムとの互換性を確保する。
  3. デフォルトテンプレートを使用して、テンプレートを一から再作成する。
    • オンラインテンプレートが使用可能な地域については、そちらのテンプレートから開始することをお勧めします。以前のArchicadバージョンと同じく、ローカライズされたテンプレートを引き続き使用することができます。

 

Archicad 28への移行パス:

 

 

1.モノリスライブラリを使ったArchicad 28への移行

プロジェクトファイルやテンプレートファイルを移行して、従来のモノリスライブラリを使い続ける場合、移行方法は以前のバージョンと変わりません。Archicad28でプロジェクト(バージョン17-27)を開き、プロンプトが表示されたらArchicadライブラリを移行をクリックします。

 

2.Archicad 28への移行とグローバルライブラリへの変換

変換を開始するには、Archicad 28でプロジェクト(バージョン17-27)を開き、プロンプトが表示されたらArchicadライブラリを移行をクリックします。

ファイルをバージョン28に移行したら、次の手順に従って、既存のモノリステンプレートを新しいグローバルライブラリと互換性を持つように変換してください。

  1. モノリスライブラリをライブラリパッケージに置換

  2. お気に入りの更新

    • モノリスライブラリのお気に入りは、新しいグローバルライブラリとは互換性がありません。そのため、新しいグローバルライブラリを使用してお気に入りを作り直すか、お気に入り変換ツールを使用して変換プロセスを効率化する必要があります。このツールにより、お気に入りが更新され、最新のシステムとの互換性が確保されます。

  3. ツールのデフォルトを更新

    • それぞれのツールの設定ダイアログで関連するお気に入りを適用して、ツールのデフォルトを更新します。階段、手すり、カーテンウォールの構成要素など、構成要素を含むツールには特に注意が必要です。更新されたライブラリ部品で正しく機能するように、追加の調整が必要になる場合があるためです。

  4. モデル表示オプション(MVO)

    • モデル表示オプション(MVO)の設定が新しく構造に更新されました。カーテンウォール - ドアと窓天窓エレベーター、それぞれ独自の詳細レベルと開口線の設定のセクションを持つようになりました。さらに、ドアと窓ライブラリ部品のその他の設定設定セクションの詳細が強化されました。

      • プロジェクトのビジュアル表現がお好みにあうようにこれらの設定を確認してください。

  5. ゾーンスタンプの置換

    • ゾーンカテゴリの設定で、古いゾーンスタンプを新しいライブラリパッケージの更新されたバージョンに置き換えます。

  6. 配置された要素の置換

    • 平面図の立面図や断面図マーカー、マスターレイアウトの改訂履歴、その他あらかじめ配置されているライブラリ部品など、配置されている要素は必ず置き換えてください。

  7. 通り芯設定のデフォルト - (オプション)

    • 通り芯設定のデフォルト設定を調整するには、デザイン>通り芯設定...に進み、必要な変更を行い、"配置..."オプションで通り芯交点に要素を設定します。OKをクリックした後、デフォルトの設定を保存するために、平面図上に通り芯を配置する必要があります。通り芯と柱が作成されたら、設定は保存されたままになるので、必要に応じて削除することができます。

  8. ライブラリのローカライズ設定 - (オプション)

    • ライブラリのローカライズ設定を使用して、ライブラリ部品のデフォルト言語または言語順序を設定します。これにより、ライブラリオブジェクトが正しい言語で表示されるようになります。

 

 

追加の推奨事項:

 

  1. 移行の互換性チャート: Archicad28にプロジェクトまたはテンプレートを移行する場合は、Archicad 28への移行互換性チャートを参照してください。このチャートは、移行元のバージョンに基づく主な変更点をハイライトしています。これらの項目に対処しないまま数年間移行している場合は、自分のテンプレートが最新の機能を十分に活用できるよう、これらの項目の見直しを検討してください。
  2. ライブラリの問題に関するトラブルシューティング: 移行プロセス中にライブラリに関する問題、例えば、部品の欠落や重複、サポートされていないオブジェクト、リンクされたオブジェクトの問題などが発生した場合、ライブラリの問題のトラブルシューティングガイドを参照してください。
  3. カスタム構成要素: モノリスライブラリのカスタム構成要素は、グローバルライブラリ との 互換性のために再保存 する必要があります。

回答が見つかりませんでしたか?

このフォーラムで
他の記事をチェック

フォーラムへ戻る

最新の解決策をチェック

採用された解決策

新しいディスカッションを始める

投稿する