2023-10-04 03:35 PM - 編集済み 2023-10-04 04:06 PM
Graphisoft®は、受賞歴のあるBIMソフトウェアの最新版である Archicad 27をリリースしました。
まったく新しいデザインオプション、アップデートされたビジュアライゼーションツール、改善されたプロジェクト管理ワークフロー、オープンな設計コラボレーションなど、Archicad 27は最高の設計オプションです。
こちらの記事では、このArchicadバージョンで実装されたすべての新機能と改善点をまとめています。
デザインオプションを扱いやすい方法で検討し、プロジェクト管理に費やす時間を短縮 — Archicad 27は、プロジェクトが大きくなり、複雑化してもチームの組織化やファイルの合理化をサポートします。
Archicad 27の新しい専用ソリューションにより、複数のデザインオプションを統合的かつ効率的に管理できます。
詳細はこちら: デザインオプションによるデザイン検討の強化
複雑なBIMプロジェクトの管理の改善に、Graphisoftにとって常に重要な課題です。
以下の新機能により、属性管理プロセスがより迅速かつ容易になりました:
詳細はこちら: 属性管理の改善
この試験機能は、待ち望まれていた革新的な機能を提供します。平面図上で3D要素を正確に配置・移動できるため、プロセス全体がより速く快適になります。距離ガイドは、要素の配置中または配置した後にガイドを表示することで、周囲の要素に対する内部構造の位置決めをサポートします。
特定の項目を探すために長いリストを移動するのは、時間もかかり非効率的です。Archicad 27では、Archicadの多くの重要なダイアログに検索機能が追加され、検索が高速化されています。この新機能により、Archicadを初めて使うユーザーの学習も容易になります。
Archicad 27では、表現の上書きルールを整理する新しい方法が追加されました。
Archicadの座標情報入力ツールでは、重要な数学機能をいつでも指先で操作できます。座標情報が乗算と除算にも対応し、入力が効率化されました。例えば、要素のコピーを作成して移動し、その2倍の距離に別の要素を配置することができます。入力欄も広くなり、長い値をより明確に表示できるようになりました。
Archicadの持続可能性とコードを改善するため、Archicad 27ではバージョン17より古いファイルのサポートと互換性を廃止しました。
詳細はこちら: ツールとワークフローの改善
独自のパラメトリックオブジェクトを作成する場合でも、商用版のオブジェクトライブラリを開発する場合でも、新しいGDLエディタはお役に立つでしょう!シンタックスハイライトによるナビゲータの向上、コマンドを編集するためのショートカット、そして最後に、目の疲れを軽減するためのダークモード。オブジェクトライブラリ開発者の長年の願いが実現しました!
詳細はこちら: 新しいGDLエディタ
プロ仕様のすぐに使えるソリューションと、他のプロ仕様の建築ビジュアライゼーションソリューションとの合理的な接続により、インパクトのあるビジュアライゼーションを迅速かつ容易に提供できます。お好みのソリューションを使用して、効率的かつ快適に作業してください。
お好みのビジュアライゼーション・ソリューションを選択し、インパクトのある画像や映像でクライアントを感動させましょう。Archicadは、レンダリングにEnscape、Twinmotion、Lumion、Nvidia Omniverse、5D Render、Cinema4Dなど、他のプロフェッショナル・ビジュアライゼーション・ソリューションを自由に選択いただけます。
Archicadが業界標準のFBXファイル形式のインポートとエクスポートに対応しました。拡張現実(AR)や仮想現実(VR)アプリケーションを含むサードパーティソフトウェアで、モデルにアニメーションやレンダリングを簡単に追加できます。また、オンラインライブラリからインポートするために、無料および商用モデルの大規模なセットからFBX型式を選択できます。
刷新されたArchicad - Enscape connectionで、
macOSプラットフォーム上でもリアルタイムのビジュアライゼーションをより快適に作成できます。
外部エンジンでレンダリングを開始することなく、3Dでモデリングしながら、外出先でより多くの情報に基づいた設計上の意思決定を行うことができます。3Dビューの新しいネイティブの物理ベースレンダリングエンジン(試験機能)により、モデリング中によりリアルなビジュアライゼーションが可能になりました。
詳細はこちら: 合理化されたビジュアライゼーション
Open BIMを使用する設計チームと協力し、MEPや構造エンジニアと柔軟で直感的、業界をリードする複合領域の設計ワークフローを実現します。
Archicad 27では、荷重の生成と配置が大幅に高速化されました。
Archicad 27では、既存の調整ルールを補完する形で、構造エンジニアが手動調整によって接合部を微調整できます。
モデル比較ツールは、大規模な変更管理を必要とする設計チームのために開発されたツールで、最新の設計変更に関する情報を常に把握することができます。構造ビューを比較する場合は、変更されたパラメータの詳細リストを参照してください。
詳細はこちら: 構造解析モデルの構造フローの改善
今年は、インターフェース、モデリング、テクノロジーの面でMEP Modelerをリニューアルしました。
詳細はこちら: MEP Modelerの改善
Graphisoftのソリューションは、設計チームの効率的な共同作業をサポートします。
Archicad 27は、国際的な組織であるbuildingSMART が発行するIFC4ファイルのインポートおよびエクスポート認証を受けています。これにより、専門分野や他のソリューションにまたがるデータ交換の一貫性と効率が確保されます。
このツールの最新のアップデートにより、ArchicadユーザーはRevit 2024ファイルをプロジェクトにインポートできるようになりました。
Graphisoftは、IFC Model Exchange with Archicad for Revit 2024アドインを通じて、より改善された双方向のデータとモデルベースのIFCコラボレーションソリューションを提供し続けます。
詳細はこちら: Open BIMワークフローの改善
単調な書類作業から、よりデザインに集中できるようにビジュアリゼーションと書式設定を強化した正確な一覧表と要素一覧表を作成できます。直前の設計変更も、すべてのドキュメントセットに自動的に反映されるので安心です。
連動一覧表で、BIMプロジェクトから適切なデータを抽出し、リスト化することができます。現在、連動一覧表は改善された書式設定機能で強化され、クライアントにわかりやすいレポートを提供することが出来ます。
詳細はこちら: 一覧表の書式設定オプションの改善
Graphisoftは、2023年にArchicad、BIMx、BIMcloud SaaS向けの新しいクラウドベースのソフトウェアライセンスソリューションを導入します。新しいライセンシング技術は、大手ソフトウェア開発企業に柔軟なクラウドライセンシングツールを提供する世界的リーダーである10Duke社によって提供されます。Nemetschekグループの多くのブランドが、すでに製品プロ手ションを使用しています。新しいテクノロジーと新しいウェブサイトが組み合わさることで、ユーザーには以下のような多くのメリットが提供されます:
クラウドライセンスとキーベースのライセンス: よくある質問 ー
Graphisoftクラウドライセンスの使用方法
Archicadは、WindowsとmacOSの両方で利用できます。両方のプラットフォーム間のデータ交換は、互換性のあるファイル形式やチームワークなどのコラボレーション手法によって完全にサポートされているため、混在した環境でも利用することが可能です。
当社製品の動作環境はこちらでご覧いただけます。
Graphisoftが検証した認定ハードウェア構成のリストは、 こちらでご確認ください:
Archicad認定ハードウェア
推奨ハードウェアと上記情報の概要はこちらでご覧いただけます:
推奨ハードウェア
ArchicadとBIMcloudの両方で処理されるファイルの種類は、 こちらのリストでご覧いただけます:
Archicadのインポート/エクスポートファイル形式
この記事では、Graphisoft製品やサードパーティ製アプリケーションで作成されたファイル形式の インポートとエクスポートの可否とサポートバージョンについて説明しています。
Archicadの持続可能性とコードを改善するため、Archicad 27ではバージョン17より古いファイルのサポートと互換性を廃止しました(Archicad 27はバージョン17-27のファイルをサポートしています)。そのため、古いファイルは開くことができなくなりました。
古いファイル(Archicad 17以前)を移行するには、Archicadバージョン17-26でプロジェクトを開き、保存します。その後、Archicad 27でプロジェクトを開きます。
バージョン10より古いファイルをお持ちの場合でも、変換は可能です。その方法はこちらです: File Converters – Graphisoft
ファイルバージョンのサポートに関する詳細情報は、こちらの記事をご覧ください: Archicadファイルとプロテクトの互換性 - Graphisoft Community
graphisoft.comの ダウンロード ページからダウンロードしてください。
Archicadのインストール(インストール、アップデート、修復、ネットワークインストール、アンインストールなど)に関するバージョン情報はすべて こちらです。
Archicad 27は、いくつかの ライセンスタイプのいずれかを使用してアクティベートすることができます。Archicadライセンスについては、以下の記事でご確認ください:
Archicadライセンスタイプ
クラウドライセンスとキーベースのライセンス: よくある質問 ー
Graphisoftクラウドライセンスの使用方法
Archicad 27リファレンスガイド には、あらゆるツール、機能、特徴に関する有益な情報が記載されています。ぜひご覧ください。