BIM Serverのバックアップは、データ損失を回避し、障害復旧に必要な時間を最小化するために不可欠です。また、バックアップを使用して、チームワークプロジェクトやライブラリ、あるいはインストールされたアプリケーション全体でさえも、別のマシンに移動することができます。
チームワーク環境の構成要素
以下の図は、 復旧に使用できるデータに注目して、BIM Server環境例のさまざまな構成要素を示したものです。
バックアップレベルの選択
BIM Serverのどの部分を保存するかに応じて、3種類のバックアップレベルから選択できます。以下の両方をバックアップすることを強くお勧めします。
- プロジェクトファイルのみが破損した場合や、前のバージョンのプロジェクトに戻りたい場合は、プロジェクトを個別に(レベル1)
- インストールしたアプリケーション自体が破損した場合は、BIM Serverアプリケーション(レベル2)またはマシンのOS全体(レベル3)
レベル1 – プロジェクトおよびライブラリのバックアップ
バックアップ:
- プロジェクトのサーバーデータ(BIMProject)
- サーバー上のPLNバックアップ
- 各ユーザーのローカルキャッシュ(PLA)
役立つケース:
- プロジェクトが破損したとき(ほとんどの場合)
- データ損失を最小限にするために最適化
利点: |
欠点: |
一貫性(1時間ごとのバックアップ) |
復旧時間 |
自動化 |
個別に復元 |
アクセス可能 |
バージョンに依存 |
レベル2 – BIM Serverデータの完全なバックアップ
バックアップ:
- BIM Server Moduleデータ
- BIM Server Managerデータ
役立つケース:
- サーバーが破損した場合(まれ)
- BIM Serverを同じマシンまたは別のマシンに復元
- 頻度:毎日(夜間 – 業務時間外)
利点: |
欠点: |
BIM Serverを完全に復旧 |
データベースの同期が必要 |
スクリプト化 |
サービスの停止が必要(業務時間外) |
スケジュール可能 |
「同じ」BIM Serverが必要 |
レベル3 - OSのスナップショット
バックアップ:
役立つケース:
- OSまたはコンピュータハードウェアが破損した場合(可能性は低い)
- 素早い復旧
利点: |
欠点: |
完全復旧(OS + BS/BC) |
データベースの同期が必要 |
スケジュール可能 |
サービスの停止が必要 |
レプリカサーバー |
VMの管理 |
バックアップガイドのダウンロード