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2024-06-20 08:10 PM - 編集済み 2024-06-21 12:31 AM
※本記事は、旧サイト「How to use Archicad」より、Yutaro Kijimaさん の2019年4月22日の記事を転載しています。
ねじれたカーテンウォール表現
カーテンウォールツールは面を傾斜させることは出来ますが、ねじれた面を作成することが出来ません。しかし、ガラス面とフレーム(トランザム、マリオン)に要素を分解し、カーテンウォールツールではなく、それぞれの部材を別ツールで入力することにより簡単に表現することが可能です。今回は3階建の例をご紹介します。
1.スラブツールで床を作成します。
1)1FLに床スラブ、RFLに屋根スラブを作成し、1FLで[参照]でRFLを下絵表示します。
2.シェルツールでガラス面を入力します。
1)シェルツールのデフォルト設定を以下のように設定します。
・配置フロア:1FL
・ビルディングマテリアル:ガラス青
・厚さ:10mm
2)図形作成法:ルール、組み立て法:詳細に設定します。
3)1FLのシェルの開始点でクリックし、最終点でダブルクリックします。
4)平面と平面との距離:9000と入力します(3階までの階高の合計)。
5)RFLのシェルの開始点でクリックし、最終点でダブルクリックします。
シェルでガラス面が作成できました。
3.トランザムやマリオンの分割数に設定します。
[スナップガイドと点]のセレクターを開き、中点→分割、交点間→ノード間に変更し、スナップ点の値で分割数を4に変更します。
4.柱ツールでトランザムを入力します。
1)柱のデフォルト設定を以下のように設定します。
・配置フロア:1FL、柱上部:RFL
・ビルディングマテリアル:金属-アルミニウム
・柱サイズ:80mm×80mm
2)シェルを作成した位置にカーソルを近づけ、分割線の位置に柱を入力します。
3)3Dウィンドウで柱を屋根スラブに接続します。
柱を全て選択し、ペットパレット[角度を修正]で、屋根スラブの辺にカーソルを近づけ、分割線の位置に柱上部の位置を移動します。全ての柱を移動します。
5.3Dウィンドウで梁を入力します。
1)梁のデフォルト設定を以下のように設定します。
・ビルディングマテリアル:金属-アルミニウム
・梁高さ:80mm、梁幅:80mm
2)一番左側の梁にカーソルを近づけ、分割線の位置でクリック、一番右側の梁で同様にクリックして梁を配置します。これを分割線の位置で繰り返し、最後に一番下と上にも梁を入力します。
※シェルの断面が多角形の場合は、梁を分割して入力します。