※本記事は、旧サイト「How to use Archicad」より、Yutaro Kijimaさん の2017年8月14日の記事を転載しています。
躯体に食い込んだ塗りつぶしの包絡
平面図にて、ゾーンの手動入力やスラブの表面塗りつぶし設定を行うと
壁や柱の形状に塗りつぶしが食い込んでしまいます。
表示順序を変更しても状況は変わりません。
・ゾーン塗りつぶしが食い込んだ例
これには理由があります。
壁や躯体の「切断塗りつぶし」を管理しているのは
ビルディングマテリアルです。
デフォルトテンプレートでは、
ビルディングマテリアルの背景色が透明に
設定されているため、塗りつぶしが壁や柱に食い込んでしまうのです。
解決方法
1.オプション→属性設定→ビルディングマテリアルを開きます。
2.使用しているビルディングマテリアルを選択します。
3.切断塗りつぶしの背景色を「白:ペンNO19」に変更します。
4.ゾーン塗りつぶしが包絡されました。
※ペンNO19は各オブジェクトに設定されている背景ペンNOです
(この設定によりゾーンや塗りつぶしがあってもオブジェクトは包絡表現されます)。
グレースケール2等に切り替える際にはペンNO19の色を白に変更する必要があります。