※本記事は、旧サイト「How to use Archicad」より、UNSUNGHEROさん の2021年10月21日の記事を転載しています。
こちらの記事で面積表作成をする話をご紹介しましたが、ゾーンカテゴリごとに面積集計するわけですので簡単にゾーンカテゴリの設定できるようにしたいですよね。
その設定を簡単にできるツールが市販されているのでご紹介します。
生活産業研究所株式会社から出しているMassPlan for ARCHICADは「ゾーンをもっと便利に使おう!」というコンセプトのツールが複数セットになったソフトです。
この中に面積集計機能があって、その中にExcelからゾーンカテゴリの設定を行うことが出来ます。
Excelの設定はすごくシンプルで、ステップは次の3つです。
①A列の任意の行に「massplan」と書きます。
②この行のいずれかのセルに「ゾーンカテゴリー名」となる文字を入力して、ゾーンカテゴリの「カテゴリカラー」となる色を「セルの背景の塗りつぶし」に入力します。
③シート名を「集計表」と書きます。
この設定をしたら「MassPlan for ARCHICAD」を使ってArchicadに簡単に設定できます。
オプション>MassPlanパレットを開く でMassPlanを起動します。
MassPlanパレットを開くと6つの機能のアイコンが表示されます。
一番左側にあるのが「ゾーン集計」という機能で、ゾーンの面積を集計して面積表を所定のフォーマットに作成してくれます。
「ゾーン集計」をクリックすると、RGBアイコンの「Easy」という機能でゾーンカテゴリの設定をExcelから流し込むことが出来ます。
ゾーンカテゴリに設定するゾーンスタンプを選択し、既存のゾーンカテゴリを削除するかを選択したら「OK」を押します。「テーブル名」はゾーンカテゴリと面積分類項目を紐づけるための「変換テーブル」に使われますので適宜名前を付けてください。
ゾーンカテゴリの設定を見ると、先ほどのExcelで設定したゾーンカテゴリ名とカテゴリカラーが割り当てられています。
ゾーンカテゴリはプロジェクト毎に変更する項目だと思いますので、今回紹介した「MassPlan」は有料ツールにはなりますが、こういうツールを使って設定するのも便利だと思います。
この記事(https://howtousearchicad.com/table/chart/7242/)で紹介した面積表はフロアごとの面積を切り上げ・切り下げ・四捨五入をすることはできませんが、「MassPlan」ではそれが可能です。また、一覧表で調整できる体裁以上にフレキシブルに面積表の体裁をテンプレート化できるのも「MassPlan」を導入するメリットになります。