11月30日(土)16時から19時(日本時間)の間に、ライセンスサーバーメンテナンスを実施する予定です。
期間中、ライセンス関連の操作(ライセンスキーのアップロード、ダウンロード、アップデート、SSAの確認、ライセンスプールへのアクセス、GSID認証)が、約2時間ほど、正常に機能しない可能性があります。
ご不便をおかけしますが、ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
2022-08-01 01:52 PM - 最終編集日: 2024-04-25 10:34 AM 、編集者: Rumiko Shimo
本記事では、2021/8/27-28に実施された「USERFEST ONLINE~BIMの愛(i)はボクらを救う?」その中の「施工でも使える!GDL/Grasshopper」というセッションで紹介した、Archicad - grasshopper Liveconnectionを利用した梁貫通可能範囲の表示について、grasshopperファイル(.gh)の配布と使い方の説明をします。
(当日はかなり駆け足でしたので...)
本投稿に添付されています。Grasshopperファイル(梁貫通可能範囲.gh) zipファイル
(検証環境)
Archicadで入力したRC梁を読み取って、貫通可能範囲を表示できます。
一般社団法人 日本建築構造技術者協会 東北支部 鉄筋コンクリート配筋標準図より
あらかじめ、RhinocerosとGrasshopper – Archicad Live Connectionをインストールしておいてください。
2.緑のgrasshopperアイコンからgrasshopperを起動します。
3. Files - Open Document からDLした.ghファイルを開く
4. こんな画面が表示されます。
1.梁の基準線は柱面で止めてください。
2.貫通可能範囲を配置するレイヤーを作ります。
(レイヤーの交差グループ番号は梁と変えておきます)
3.貫通可能範囲のビルディングマテリアルを設定します。
(優先度をコンクリートよりも高く設定します)
1.ファイル > 相互運用性 > Grasshopper Connection または ウィンドウ > パレット > Grasshopper Connection からLiveConnectionパレットを起動します。
2. Start Connection をクリックします。
2. Layerコンポーネントをクリックして「② - 2」で作成したレイヤー「*貫通可能範囲」を選択し、「Select」を押します。
3. Builing Materialコンポーネントをクリックして 「② - 3」で作成したビルディングマテリアル「*貫通可能範囲」を選択し「Select」を押します。
2.grasshopperのウィンドウを表示し、下記の赤丸部を拡大します。
3. 「Beam」コンポーネントを右クリックして、出てきたメニューから「Set Multiple Beams in Archicad」を選択します。
4.正常に取り込めれば、Beamコンポーネントが灰色になります。
5. 下記の赤丸部を拡大します。
6. Boolean Toggleコンポーネントの「False」ボタンをダブルクリックします。
7. ボタン表記がTrueになります。Archicadの画面に戻ると貫通可能範囲が表示されています。
2. この部分では梁軸方向の貫通可能範囲について設定します。数字の横のスライダーをドラッグすることで設定できます。
3.例えば上記の「X寸法」が「柱面から400かつ梁せいの1/2以上」となっている場合下記のように設定します。
4. 下記の赤丸部を拡大します。
5. この部分では梁せい方向の貫通可能範囲を設定します。
6. 軸方向と同様に上記「a」寸法が「200以上」かつ「梁せいの1/3以上」の場合下記のように設定します。
7. スライダーを動かすたびに、Archicad上でもリアルタイムに範囲が反映されます。
以上。
うまく出来たでしょうか。
今回のファイルでは、例えば貫通可能範囲が二種類ある(大きなスリーブが開けられる範囲と小さなスリーブが開けられる範囲など)場合は対応できません。
コンポーネントを組み替えることで実現可能なので、よければ挑戦してみてください。
直交する小梁からの離隔については、Archicadに「梁がどこに接続されているか」の情報が無いため、私も未だ実現できていません。
どなたか上手くやる方法があれば是非投稿して下さい。