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DXF/DWG変換設定 概要

Michitaka Kiriki
Graphisoft
Graphisoft

DXF/DWG変換設定概要

DXF/DWG変換設定を使用すると、Archicadユーザーはプログラムからインポートおよびエクスポートされるコンテンツに一連の変換ルールを適用できます。複数のコンサルタントからのコンテンツを処理するために、複数の変換設定を設定できます。DXF/DWG変換設定にアクセスするには、ファイル>相互運用性>DXF-DWG>DXF-DWG変換設定...に移動します。

DXF/DWG変換設定ダイアログボックス

DXF/DWG変換設定ダイアログボックスでは、変換設定とその全ての設定にアクセスできます。これは、変換設定タブ、説明タブ、設定タブの3つのセクションに分かれています。

変換設定タブ

変換設定タブには、プロジェクトで現在使用可能なDXF/DWG変換設定が一覧表示されます。リストフィールド内には、いくつかの追加のサブフィールドがあります。

Screen-Shot-2019-02-12-at-10.20.17-AM.png

編集可能-この列に鍵のアイコンが付いている変換設定は変更できません。

Screen-Shot-2019-02-12-at-10.38.48-AM-copy-2.png

デフォルトのインポート/エクスポート-この列の矢印をクリックして、選択した変換設定をインポート、エクスポート、またはその両方のデフォルトとして設定します。

Screen-Shot-2019-02-12-at-10.32.05-AM.png

インポート/エクスポート-この列の矢印をクリックして、選択した変換設定をインポート、エクスポート、またはその両方に使用できるようにします。

Screen-Shot-2019-02-12-at-10.32.16-AM-1.png

名称-これは変換設定の名前です。変換設定をダブルクリックするか、変換設定を選択して名前の変更ボタンをクリックすると、テキストを入力できます。

Screen-Shot-2019-02-12-at-10.38.48-AM.png

プロジェクト-このフィールドを使用すると、ユーザーは変換設定を特定のプロジェクトに割り当てることができ、プロジェクトごとに変換設定を並べ替えることができます。変換設定をダブルクリックするか、変換設定を選択して名前の変更ボタンをクリックすると、テキストを入力できます。

Screen-Shot-2019-02-12-at-10.38.48-AM-copy-3.png

送付先-このフィールドを使用すると、ユーザーは変換設定を特定のコンサルタントに割り当てることができ、コンサルタントごとに変換設定を並べ替えることができます。変換設定をダブルクリックするか、変換設定を選択して名前の変更ボタンをクリックすると、テキストを入力できます。

Screen-Shot-2019-02-12-at-10.38.48-AM-copy.png

リストされた変換設定フィールドの右側には、次のボタンがあります。

Screen-Shot-2019-02-12-at-10.20.17-AM-1.png

新規作成-新しい変換設定を作成します。新しい変換設定を作成する方法については、こちらをクリックしてください。

複製-現在の翻訳者変換設定のコピーを作成します。

名前を変更-ユーザーが既存の変換設定の名前を変更できるようにします。これは、プロジェクトフィールドと送付先フィールドを変更できる場所でもあります。

削除-プロジェクトファイルから変換設定を削除します。

参照-ユーザーが変換設定をプロジェクトファイルにロードできるようにします。

下部の保存先フィールドには、選択した変換設定のファイルパスが表示されます。

Screen-Shot-2019-02-12-at-10.20.17-AM-2.png

説明タブ

説明タブでは、ユーザーは選択した変換設定の目的を説明できます。


Screen-Shot-2019-02-12-at-10.21.46-AM.png

設定タブ

設定タブでは、すべての変換ルールが設定され、6つのサブセクションに分かれています。

Screen-Shot-2019-02-12-at-10.21.51-AM.png

図面単位-DXF/DWGの単位と縮尺をここでカスタマイズします。設定できるオプションは以下のとおりです。

Screen-Shot-2019-02-12-at-11.41.10-AM.png

DXF/DWGファイルでの図面単位の定義を優先-Archicadは、可能な場合、元のDXF/DWGファイルで定義された図面単位を使用します。

単位-元のファイルで単位が定義されていない場合は、代わりにこちらの値が使用されます。

テキストと矢印をインポートする際のスケール率-変換ごとに個別のスケール率を設定、全ての変換で固定のスケール率を使用、常に現在の平面ウィンドウで設定されたケール率を使用、を選択します。

開くオプション-これらの設定は、DXF/DWGのインポートプロセスを制御します。以下は利用可能なオプションです。

Screen-Shot-2019-02-12-at-12.23.16-PM.png

AutoCADブロックの変換方法-DXF/DWGブロックを2D要素としてインポートするか、グループ化された2D要素としてインポートするか、GDLライブラリ部品としてインポートするかを選択します。

寸法の変換方法-DXF/DWG寸法を2D要素(線とテキスト)としてインポートするか、Archicadの個別寸法に変するか、Archicadの連続寸法に変換するかを選択します。変換された寸法は、元のファイルとの視覚的な類似性を保持しない場合があることに注意してください。

連動寸法(該当する場合)-以前のバージョンのAutoCADには連動寸法がありませんでした。このオプションを有効にすると、DXF/DWGで関連する寸法がスキャンされ、Archicadで関連する寸法に変換されます。このプロセスにより、インポート時間が長くなります。

埋め込み図面としてビューポートをインポート-このオプションは、DXF/DWGビューポートを埋め込み図面としてArchicadにインポートします。

画像形式を変換-画像の元の形式またはリストされている他の形式のいずれかを選択します。

作成したライブラリ部品内の3Dデータ-GDLスクリプトを選択して3D情報をGDL形式で保存するか、バイナリ3Dを選択して3D情報をバイナリ形式で保存します。

部分オープンを有効-これにより、プロンプトを使用して、インポートプロセス中に保持するコンテンツを選択できます。

3Dソリッド、リージョン、ボディをGDLオブジェクトに変換-このオプションは、DXF/DWGファイル内の全ての3DコンテンツをGDLオブジェクトに変換します。

保存オプション-これらの設定は、DXF/DWGエクスポートプロセスを制御します。以下は利用可能なオプションです。

Screen-Shot-2019-02-12-at-1.24.04-PM.png

ファイル形式-保存するDXF/DWGファイルのバージョンを選択します。

画像形式を変換-画像の元の形式またはリストされている他の形式のいずれかを選択します。

テンプレートファイル-テンプレートDXF/DWGファイルを使用して、ArchicadとAutoCADの間で属性をマッピングできます。テンプレートファイルをロードする方法については、こちらをクリックしてください 。

レイアウトの保存先-これは、ユーザーがDXF/DWGファイルの構成を選択できる個所です。

ペーパースペース Block図面-レイアウトに描画された全ての要素と 全ての図面データが、AutoCAD図面のペーパー空間に保存されます。レイアウトに配置されたすべての図面はAutoCADブロックに変換され、これらはクリップされるため、レイアウトに表示されていたAutoCADペーパースペースにブロックの部分のみが表示されます。目的は、レイアウトに表示されるものを完全に再現することです。このオプションを使用すると、AutoCAD図面のモデル空間は完全に空になります。

モデルスペース-レイアウトに描画された全ての要素と全ての図面データが、AutoCAD図面のモデル空間に保存されます。レイアウトに配置されたすべての図面はAutoCADブロックに変換され、これらはクリップされるため、レイアウトに表示されていたAutoCADペーパースペースにブロックの部分のみが表示されます。目的は、レイアウトに表示されるものを完全に再現することです。このオプションを使用すると、AutoCAD図面にデフォルトのペーパースペースが作成され、ペーパースペースは空になります。

ペーパースペース ビュー一部-レイアウトに手動で描画された図面要素は、AutoCAD図面のペーパー空間に保存されます。レイアウトの画像は、AutoCAD図面のペーパー空間に再構築されます。レイアウトに配置された図面は、最初にレイアウト上の配置ポリゴンによってトリミングされ(つまり、トリミングされた領域内の要素と要素の一部のみがエクスポートされます)、次にDXF/DWG形式で保存されます。

ペーパースペース ビュー全体-レイアウトに手動で描画さ れた図面要素は、AutoCAD図面のペーパー空間に保存されます。レイアウトの画像は、AutoCAD図面のペーパー空間に再構築されます。レイアウトに配置された図面は、全体がDXF/DWG形式で保存されます。

図面の配置先-複数または単一のDWF/DWGを選択

単一DXF/DWGファイル-全ての図面([レイアウトの保存先]フィールドの項目に応じて、トリミングまたは全体)が単一のDXF/DWGファイルに保存されます。それらはファイルのモデル空間に並べて配置され、ビューポートはAutoCAD図面のペーパー空間に作成されるため、ペーパー空間ではArchicadのレイアウトのようになります。

リンクされたXREF図面-DXF/DWGファイルが保存されます。このファイルには、XREFファイルへの配置参照があります。全てのファイルは他の個別のDXF/DWGファイルに保存され、これらのファイルはXREFとして最初のDXF/DWGファイルに配置されます。それらはファイルのモデル空間に並べて配置され、ビューポートはAutoCAD図面のペーパー空間に作成されるため、ペーパー空間ではArchicadのレイアウトのようになります。

平面図の保存-次のオプションは、平面図を保存する場合にのみ使用できます。

Archicad要素をブロックに変換-このオプションを使用すると、複雑な要素(複数のサブ要素で構成される要素)がAutoCADで認識されるブロックに変換されます。

Archicad要素を分解-このオプションは、複雑な要素(複数のサブ要素で構成される要素)を分解し、ブロックを読み取れないプログラムにDXF/DWGファイルをエクスポートするときに役立ちます。

オブジェクトのみをブロックに変換-GDLオブジェクトはブロックとしてエクスポートされますが、他の全ての要素は描画プリミティブとしてエクスポートされます。

ゾーンを保存-ゾーンスタンプのみを保存するか、ゾーンスタンプと塗りつぶしの両方を保存するかを選択します。

3Dデータの保存-ポリゴンエッジを省略したり、簡略化されたデータ構造でファイルをエクスポートする際に選択します。

属性-これらの設定は、DXF/DWGファイルとArchicadの間のスタイルパラメータとテンプレートパラメータのマッピングを処理します。属性をマッピングする方法のステップバイステップガイドについては、以下のリンクを参照してください。

Screen-Shot-2019-02-12-at-2.00.29-PM.png

レイヤーのマッピング

ペンとカラーのマッピング

線種のマッピング

塗りつぶしのマッピング

フォント-スタイル変換のマッピング

その他-これらの設定は、テキストのローカリゼーションから要素のステータスまで全てをカバーします。以下は利用可能なオプションです。

Screen-Shot-2019-02-12-at-2.02.52-PM.png

欠落しているフォントを置換-ファイル内の欠落しているフォントは、選択したフォントに置き換えられます。

レイヤー、線種、ブロック名の名前に各国語文字を許可-この設定では、ローカライズされた文字がDWGに保持されます。設定が有効になっていない場合、これらの一意の文字は同様の文字または下線に置き換えられます。

バイナリDXFの書き出し-ファイルタイプは標準のDXFファイルの約半分のサイズに圧縮されますが、それでもDWGファイルよりも大きくなります。

スプラインをポリラインに変換-この設定は、スプラインを近似ポリラインに変換します。

欠落しているリノベーションステータスを次に変換-リノベーションステータスの無いすべてのDXF/DWGデータは、ここで選択したものに割り当てられます。

カスタム機能-これらは、DXF/DWGファイルの保存と開く際に適用される追加の設定です。設定は以下のとおりです。

Screen-Shot-2019-02-12-at-2.02.57-PM.png

カスタム開く機能

Screen-Shot-2019-02-12-at-2.04.23-PM.png

カスタム保存機能

Screen-Shot-2019-02-12-at-2.04.30-PM-2.png
バージョン履歴
最終更新日:
‎2021-06-02 07:46 PM
更新者:

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