SAFファイルをFRILOへのエクスポートするのに時間がかかる
FRILOを使用する構造エンジニアは、SAFファイルのエクスポートを行うたびに保存場所の選択やエクスポートパスの設定に時間がかかり、ワークフローが中断されるため効率が低下しているのが現状です。
SAFファイルのFRILOへのクイックエクスポート
Archicad 26では、FRILOユーザーは新機能「FRILO Connection」により、ArchicadからSAFファイルを簡単にエクスポートすることができるようになりました。見てみましょう。
- まず、FRILO用の新しく改善されたSAFトランスレータを設定します<新しいSAFトランスレータの改善記事へのリンク>。
- 新しく作成したFRILO用のSAFトランスレータを選択します。
[ファイル]→[相互運用性]→[FRILO Connection]→[FRILOエクスポート設定...]に移動し、FRILOのSAFトランスレータを選択します。
注記：FRILO Connectionオプションは、Archicad 26より前にFRILOをコンピュータにインストールした場合のみ利用可能です（FRILO ConnectionはArchicadのアドオンではないので、FRILOとArchicad以外のものをダウンロードまたはインストールする必要はありません）。FRILOはWindows専用ソフトのため、FRILOConnectionはWindowsでのみ利用可能です。
構造モデルの準備ができたら、SAFファイルとしてFRILO BIM-Connectorに送信することができます。
SAFをFRILO BIM-Connectorにエクスポートするには、以下の手順を実行します。
- [ファイル]→[相互運用性]→[FRILO Connection]→[FRILOで開く]に移動します。
ArchicadはSAFファイルを、プロジェクト名と.xlsxの拡張子を付けてC:\Users\username\AppData\Local\Graphisoftに保存します。 次に、新しいSAFファイルをすでにインポートした状態でFRILOが自動的に起動されます。再度SAFをエクスポートすると、同じファイルが更新されます。Archicadを閉じると、そのファイルは削除されます。 - ツールバーに「FRILOで開く」コマンドを追加し、このファイル交換をワンボタンで行えるようにしました。コマンドを任意のツールバーの1つに追加するには、[オプション]→[作業環境]→[ツールバー]に移動します。
SAFファイルからFRILOへの高速エクスポート
Archicadの強化されたFRILO Connection機能を使用して、ワンクリックでSAFファイルをFRILOにすばやく効率的にエクスポートできます。
Archicad 26の新しいコラボレーション機能の全てをご紹介します。
- 積載荷重の生成を有効化
- SAF変換設定の設定改善
- マルチセグメントの柱や梁のサポート
- 強化されたBIMcloud
- ライフサイクルアセスメントとサステイナビリティ計算のための新しいビルディングマテリアルプロパティセット
- 構成部品レベルのデータをIFCにエクスポート
- MEP要素のスロープの向きの表現
Archicad 26の全ての新機能の詳細については、 こちらの記事をお読みください。
