RFAおよびRVT形式のネイティブファイル交換の改善点
Revitファイル形式のファイル交換は、Autodesk社のソリューションを使用している他分野とのコラボレーションの際に欠かせないものです。
Revitファイル形式のファイル交換機能がビルトインされたことにより、Revitユーザーとのコラボレーションがこれまでになく簡単になりました。このソリューションは、以前アドオンで提供されていた機能ですが、今回Archicadに統合されたことでRevitファイル形式でのファイル交換 がこれまで以上に容易になっています。
正確な形状とプロパティを保持したまま RVTモデルをArchicad へホットリンクします。Archicadはこのバージョンから、選択されたRevit3D ビューの分野フィルタを扱うことが可能です。RVTモデルは、Revitバージョン2021までに対応する形でArchicadからエクスポートすることが可能で、さらにはRevit ファミリ(RFA)オブジェクトをArchicadプロジェクトにインポートすることもできます。以前のバージョンでは、ファミリはオブジェクトかドア、窓としてインポートされていました。この機能が拡張されたことで、今後はこれらをMEP設備としてインポートすることができます。
RFAとRVTのファイル交換機能により、Revitユーザーとコラボレーションする方法を改善することができます。今後はMEP設備をRevitファミリから作成することができるため、RFA形式のみで利用可能な数千個以上のライブラリ部材へのアクセスがArhicadのMEPモデルにおいて提供されることになります。形状や各種の接続も正確にインポートされます。Revitで見ているものが、Archicadでそのままの状態で利用できることになります。
Archicad - Solibri Connection アドオン
品質確認のために双方向でやり取りする際には、他者との設計情報の交換に時間と注意を要します。機能が拡張されたArchicad-Solibri Connectionアドオン を使用して、モデルをエクスポートしたり、インポートしたりすることなしにプロジェクトの迅速な品質確認を行い、時間を節約しましょう。
Archicad用のSolibri Connectionアドオンは以前のバージョンでも利用可能でしたが、Archicad 25ではこれを引き続き改善しています。SolibriとArchicad間の接続はリアルタイムになりました。このアドオンはエクスポートのスピードを大幅に向上させ、高い効率でデータ交換をおこないます。
ほとんどの設計ミスはモデルの作成時にフィルタされるため、設計中にSolibriにおいて確認規則を設定することで多くの時間を節約できます。またモデルに変更があった場合、Solibriにおいて[更新]をクリックすることで容易にアップデートすることができます。変更のあった要素のデータのみがアップデートされるため、IFCファイル全体を再びエクスポートする必要がありません。
Solibriからインポートした案件は、Archicadの[案件マネージャ]で利用可能です。Solibriからは選択バスケットのコンテンツも移行することができます。Archicad 25からは、選択バスケットとビューポイントがArchicad内でアクセス可能になります。
従来のIFCファイル交換方法と比較して、情報のやり取りが非常に高速になりました。二つのアプリケーションの間では、選択された要素やビューポイントでさえ簡単に移行することができます。
ビルディングマテリアルの分類をIFC分類参照としてエクスポート
この機能は、IFC出力 における追加的な機能で、地域の法規に準拠するためのものです。
IFCマテリアルがArchicadのビルディングマテリアルからエクスポートされる場合、その分類も同時にエクスポートされます。
Archicad 25の全ての新しいコラボレーション機能について学びましょう:
Archicad 25の全ての新機能の詳細については、こちらの記事をお読みください。