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階段ツールの機能拡張によるさらなる柔軟性と標準への準拠

Michitaka Kiriki
Graphisoft
Graphisoft

階段の作成と編集には複数の必要条件を取り扱い、検討することが求められますが、その必要条件が矛盾していることも多くあります。設計変更全体にわたってこういった要素の全てを確実なものにすることは、どの設計者にとっても難しい課題です。


Archicad 25では階段ツールを改良し、あらゆる種類や規模の建築プロジェクトにおいて設計の自由度や多様な使用をサポートしています。それでは新たに機能が拡張された階段ツールについて見ていきましょう!


新しい階段の計算方法「弦に沿って 」


設計時には、現地の標準に合わせることは必要不可欠です。階段の設定にある「長さを計算」 の 設定には、階段 セグメント の長さを計算する方法として、「弦に沿って」という新しい方法が含まれています。この方法は、直線セグメントの測定に関する現地の標準に準拠するためのものです。


以前のバージョンのArchicadでは、円弧の長さを測定する「円弧に沿って」 という方法で動線の長さが計算されていました。この方法によって、踏面の奥行を直線に沿って測定するような形で、階段の踏面を動線に沿って配置することができます。



「円弧に沿って」の方法はこれまで通りで、変更されていません。


自動踊り場:踊り場形状の設定


階段の踊り場を自動作成するために踊り場の最低長を設定する際、踊り場の追加の長さを踊り場の始点と終点のどちらに配置するか、あるいは踊り場の両側に等しい長さで配置するかを選択することができます。


配置の結果を確認するには、[表示]→[表示オプション]で、新しく追加された [階段の踊り場の計算ガイドライン ]を有効にします。


Stair-landing.png

この機能は現在、「弦に沿って」の方法で利用できます


すべてのワインダータイプのための新しい均等踏面のコンビネーション


1点、2点、補助動線、主線 の4つのワインダータイプには、線の対称性について、「中央の蹴上」か「中央の踏面」 の2つのオプションが提供されます。Archicad 25では第3のオプションとして、「非対称の踏面」 が提供されます。


非対称の踏面では、動線に沿った踏面の配置時に形状による制約がありません



 


より柔軟な階段設計のために基準線のロックを解除


階段の設計は、設計コンセプトや、その他多くのパラメータと関連しています。階段は、階段の配置時または編集時に必要に応じて自動的に延長・短縮することが可能です。この機能を有効にするには、階段設定の「基準線をロック 」のチェックを外します。


基準線のロックを解除した場合、各ターン 部の間にある階段が自動的に選択され、ロックが解除されます。このさらなる柔軟性によって、不可能なはずの形状寸法を設定してしまうことを回避しつつ、不定形な階段をソルバー の支援なしで配置することが可能になります。


Stair-Unlock-baseline.png

この機能は現在、「弦に沿って」の方法で利用できます


この機能により、あらゆる現地標準に準拠したカスタム仕様の階段を作成することが可能になりました。柔軟な階段設計により、不可能なはずの形状寸法を設定してしまうことを回避しつつ、不定形な階段を配置することが可能になります。



Archicad25のすべての新しいデザイン機能について学びましょう:



Archicad 25のすべての新機能の詳細については、こちらの記事をお読みください。

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