ARCHICADヘルプ内のテンプレートファイルもご確認ください。テンプレートファイルとは.tplの拡張子を備えた、読み取り専用のプロジェクトファイルです。
なぜ自分自身でテンプレートを作成すべきなのか?
テンプレートは、新規プロジェクトを作成する際の繰り返し作業を減らすことによって、プロジェクト作成にかかる時間を削減する、あるいはなくすことを目的とするものです。社内でプロジェクト数が多くなるほど、社内用あるいは特定のタイプの作業用のカスタムテンプレートがあると便利です。
テンプレートはどのような種類のデータを含んでいるのか?
- 配置された要素
- 全てのプロジェクト設定
- プロジェクトにおけるデフォルトのツール設定
- ARCHICADの属性マネージャーに含まれる全ての属性:
- レイヤー
- レイヤーセット
- ペン設定
- 線種
- 塗りつぶしの設定
- 複合構造物
- 断面形状
- マテリアルの定義
- ゾーンカテゴリ
- 場所の設定
- MEPシステム
- お気に入り
一部の会社においては、頻繁に使用される要素とその設定に容易にアクセスできるように、
参照フロア に各種パーツ一式を準備しておくと便利でしょう。
テンプレートファイルの作成方法
空の新規プロジェクトファイルを開いて独自の設定をおこなうか、あるいはテンプレートとして使用したいARCHCIADプロジェクトファイルを*.tplの拡張子で保存します。
例えば、「Orchard Project.pln」という名前のプロジェクトファイルを、
[ファイル]メニュー>[名前を付けて保存]より「Orchard Project.tpl」という新しい名前で保存します。
テンプレートファイルを開く方法
保存されたテンプレートファイルを開くには、
[ファイル]>[新規作成]コマンドから、[テンプレート]のオプションを選択し、希望するテンプレートファイルを選択します。
注記: プロジェクトを開くために使用した作業環境プロファイル の設定は、テンプレートファイルの設定を上書きします。このファイルには全ての設定、配置された要素の設定、およびプロジェクトにおけるデフォルトのツール設定が含まれています。テンプレートを元に新規のプロジェクトを開始する際には、このテンプレートファイルの複製を「無名」の状態で開いていることになります。
デフォルトのテンプレート/ライブラリ はどこに保存されているのか?
出荷時のARCHICADにはデフォルトのテンプレートやライブラリが含まれています。インストールの際、このデフォルトテンプレートは「デフォルト」フォルダ内に保存されます。「デフォルト」フォルダの場所は、
- Windowsの場合: C:\Program Files\Graphisoft\ARCHICAD <version>\Defaults\ARCHICAD
- Mac OSの場合: \Applications\Graphisoft\ARCHICAD <version>\Defaults\ARCHICAD