バージョン19以降のBIM Serverであれば、BIMcloud Basicにアップデートすることが可能です。詳しくは、以下の
よくある質問をご確認ください。
インストールする前に
コンピュータにインストールしたBIM Serverのバージョンを確認します。
- BIM Server 18はBIMcloud Basicとの互換性がないため、他のバージョンのBIM ServerをBIMcloud Basicにアップデートする前には、BIM Server 18の使用を中止する必要があります。バージョン18のプロジェクトをPLNまたはPLAファイルとして保存した後、BIM Server 18をアンインストールします。
- バージョン17およびそれよりも古いバージョンについてはアップデートのプロセスに影響を与えることはありませんが、プロジェクトをPLNまたはPLA形式で保存し、これらのバージョンはアンインストールして下さい。
BIMcloud Basicにアップデートする前には、BIM Server(複数可)を完全にバックアップするようにし、アップデートのプロセスには十分な時間を取って実行するようにして下さい。バックアップのオプションに関する詳しい情報は、こちらの
BIM Serverのバックアップガイドを参照して下さい。
アップデートの手順
BIM Serverは、BIM Server ManagerとBIM Serveモジュールの2つの構成要素から成り立ちます。BIM Serverのこれらの構成要素は、1つずつアップデートする必要があります。このため、BIM Serverを完全にBIMcloud Basicにアップデートするためには、インストーラを2回起動する必要があります。
-
-
ダウンロードしたBIMcloudインストーラパッケージを起動します。
-
既存のコンポーネントのアップデートを選択します。
-
アップデートしたいBIM Serverのバージョンを選択します。
このステップで、以前のBIM Serverのマネージャーコンポーネントがアップデートされます。
-
マネージャーコンポーネントのアップデートのプロセスを完了します。
このアップデートのプロセスの終了時に、「BIMcloudが最新バージョンにアップデートされました」という ブラウザウィンドウが表示されます。この時点では、BIMサーバーのマネージャーコンポーネントのみが最新バージョンに更新されている点に注意してください。
-
ダウンロードしたBIMcloudインストーラパッケージを起動します(2回目)。
-
既存のコンポーネントのアップデートオプションを選択します。
新しいバージョンのコンポーネント(マネージャー)がすでにインストールされたことをインストーラが検知し、修復オプションが表示されます。この機能は、トラブルシューティングのために使用できます。
-
BIMcloud Serverをコンポーネントとして選択しアップデートします。
インストールされたBIM Serverのすべてのバージョンに対して上記のアップデート手順を繰り返し、それぞれのBIM ServerをBIMcloud Basicにアップデートします。したがって、複数のBIM ServerがPCにインストールされている場合には、それぞれのBIM Serverに対してこの手順を繰り返し行う必要があります。
よくある質問
BIM Serverのユーザーなのですが、どこで最新のアップデートを入手できますか?
BIM ServerはBIMcloudと同じパッケージでアップデートが可能です。最新のアップデートはBIMcloudダウンロードページにあります。
BIM Serverをアップデートすると、BIMcloudに変わるのでしょうか?
技術的にはご指摘の通りです。BIMcloud Basicと呼ばれるBIMcloudの無料の製品プランを使用することになります。
以前のArchicadはBIMcloud Basicと互換性がありますか?
互換性のあるArchicadバージョンは、Archicad 19 ビルド9000以降、Archicad 20 ビルド 6000以降、Archicad 21および22のすべてのビルドになります。
BIM ServerとArchicadの間におけるビルドの一貫性はどのようになっていますか?
BIMcloud Basicはさまざまなビルド番号を有している場合がありますが、Archicadから個別にアップデートすることが可能です。
ダウンロードサイトにはBIMcloudパッケージの統合について言及されています。これはどういう意味ですか?
今後はBIMcloudのコンポーネントのインストールとアップデートに使用可能なインストーラのパッケージが一つのみになります。同じパッケージを用いて、以前のバージョンのBIMサーバーをBIMcloud Basicにアップデートすることが可能です。
BIMcloudとBIMcloud Basicの関係はどのようなものですか?
BIMcloud BasicはBIMcloudの製品プランの一つで、限定された機能セットを備えています。
BIMcloud Basicは無料ですか?
はい、Archicadユーザーには無料のままとなります。
機能に関する変更点はありますか?
いいえ。BIMcloud BasicはBIM Serverと同じ機能を提供します。
BIMサーバーとBIMcloud Basicの間でシステムの必要条件に違いはありますか?
いいえ、違いはありません。
どのバージョンのBIMサーバーであればBIMcloud Basicにアップデート可能ですか?
バージョン19以降のBIM ServerはいずれもBIMcloud Basicにアップデートが可能です。
同じコンピュータ上に複数のバージョンのBIMサーバーがインストールされています。これらすべてをBIMcloud Basicにアップデートすることは可能ですか?
はい、可能です。例えば、BIM Serverのバージョン19、20、21が同じコンピュータ上にインストールされている場合、すべてのBIM Serverを1つずつアップデートすることが可能です。
インストーラを起動した後、BIMサーバーマネージャーは最新になりましたが、サーバーモジュールは最新のものになっていません。何が問題でしょうか?
これまで、BIM Server ManagerとBIM Serverモジュールは同時にアップデートされていました。今回からはBIMcloudのアップデートは個別にインストールすることが必要になります。これは、各種のコンポーネント(ManagerおよびServerモジュール)について、同じインストーラを2回起動して1つずつアップデートする必要があることを意味します。
BIMサーバーのどのコンポーネント(マネージャーまたはサーバーモジュール)をアップデートするかを選択する方法を教えてください。
インストーラはマネージャーを最初にアップデートし、次にサーバーモジュールをアップデートします。
BIMcloud Basicにアップデート後、チームワークプロジェクトはどうなりますか?BIMcloud Basicは互換性を維持できますか?
プロジェクトは以前の状態を維持します。BIMcloud Basicはバージョン19からプロジェクトをホストする(1度に1つのバージョンずつ)ことが可能です。プロジェクトに参加したArchicadユーザーはこのアップデートによって影響を受けません。ユーザーはアップデートの終了後、引き続き作業を継続することが可能です。