より効率的で持続可能な建築設計・建設を推進するため、VELUX と GRAPHISOFT Center Danmark は、実践的な BIM ガイド「Project Development Guide」を公開しました。本ガイドは、6本のウェビナー、書籍形式のオンライン出版物、そして BIM プロジェクトデータで構成されており、BIM がどのように建築設計全体を支援できるかを紹介しています。
BIM は建設業界においてますます普及しています。しかし、設計プロセスへのさらなる統合や、設計者・建築家がワークフローを効率化し、リソースをより有効活用し、より良い建築と持続可能な建物を実現するためには、まだ多くの可能性が残されています。
こうした BIM のメリットを業界関係者がより活用できるようにするため、VELUX は GRAPHISOFT Center Denmark と協力し、「VELUX Project Development Guide」を立ち上げました。
本プロジェクトは、大規模なランドマーク建築ではなく、一般的な戸建住宅を題材としている点が特徴です。ガイドでは、周辺環境・日照・風・エネルギー・採光などの解析やシミュレーションを含め、初期スケッチ段階から BIM をプロジェクトの中核として活用する方法を紹介しています。
また、スケッチやビジュアライゼーションから、LCA(ライフサイクルアセスメント)計算、採光シミュレーション、設計詳細化、分野間調整に至るまで、すべてを統合された BIM ワークフローの中でどのように行うかを解説しています。
公開に合わせて、5月末まで6本の無料ウェビナーが開催されます。これらのウェビナーでは、建築プロジェクトのあらゆる側面について学ぶことができ、統合 BIM ワークフローが、設計品質・技術的精度・持続可能性・居住者の快適性をバランスよく実現しながら、より良い建築につながることを理解できます。
過去に配信されたウェビナーは、プレイリストから視聴可能です。
(字幕は英語字幕を設定変更で表示することができます)
さらに、コンサルタントや設計者向けに、BIM プロジェクトの構成を確認できる各種プロジェクトデータもダウンロード可能となっています。
最終的には、小規模建築プロジェクトにおいて BIM がどのような付加価値を生み出すかをまとめたオンラインブックとして公開される予定です。
VELUX の BIM Manager であり、本ガイドの発案者でもある Martin Let Hansen 氏は次のように述べています。
「Project Development Guide では、LCA 計算や採光・室内環境シミュレーションを、BIM ワークフロー全体の中にどのように統合できるかを紹介しています。また、その結果をもとに設計を調整することで、環境負荷を低減し、居住者の快適性を向上させる建築を実現できることを示しています。
私たちの目標は、実際の建築プロジェクトをベースに、広く認知されたさまざまなツールを活用した BIM ワークフロー全体を紹介することで、建築家や設計者にとって実践的で “hands-on” なガイドを提供することです。」
また、GRAPHISOFT Center Danmark のオーナーである Thomas Graabæk 氏は、建設業界におけるベストプラクティス BIM ガイドの登場を歓迎しています。
「病院やオフィスビル、文化施設といった大規模プロジェクトでは、BIM が価値を生み出すことはすでに広く認識されています。
このガイドでは、BIM は小規模プロジェクトでも価値を生み出せることを示しています。重要なのは、BIM ツールの持つ可能性を最大限に活用し、ボリューム検討、ビジュアライゼーション、LCA 計算、採光解析、材料比較などを行うことです。
VELUX と共に、建築家や設計者が、クライアント・経済性・そして環境にとってメリットのある BIM 活用を実践できることを示せるのを嬉しく思います。」
VELUX Project Development Guide では、主要な BIM ツールとして Archicad を使用しています。さらに、DesignLCA、Daylight Visualizer、MEP Designer、FEM-Design、BIMx、BIMcloud などのツールも活用し、プロジェクト全体の各フェーズをカバーしています。
よろしくお願いいたします。
GRAPHISOFT Center Danmark / VELUX