今月のTipは、フォーラムでユーザーの @Bregt さんから寄せられた「波形の手すりを簡単にモデリングする方法」についての質問がきっかけです。
@Ricardo Lopez さんが Archicad の 手すりツールだけで完結する、シンプルで綺麗な解決方法 を紹介しています。
手すりツールの通常の使い方では、直線または曲線の“普通の手すり”は作れますが、波形のような周期的な形状には直接追従しません。
ゴールは、繰り返しパターンの波形を、最初から最後までパラメトリックかつ編集可能な手すりとして作ることです。
@Ricardo Lopez さんの方法は、水平手すりと柱を利用して波形を構成するというものです。
ポイントは、非表示の水平手すりを“基準線”として複数設定し、柱の「上端オフセット」をそれらの基準線に合わせることにあります。
手すりの設定ダイアログで、複数の水平手すりを追加します。
例:
波の頂点:100 cm(最上段の手すり)
波の基準線(底):90 cm
中間の高さ:93 / 96 / 98 cm など
→ このように細かくステップを作ることで滑らかな波を描けるようになります。
Tip: 最初の水平手すりを「非表示」に設定すれば、追加した手すりにも設定が引き継がれ、手間が省けます。
最初の柱は「前の柱からの距離=0cm」で配置します。
→ 波形が手すりセグメントの先頭から始まります。
配置した柱に対して「上端オフセット」を設定し、さきほど追加した非表示の水平手すりの高さに合わせます。
例:
1本目 → 90 cm(底)
2本目 → 93 cm
3本目 → 96 cm
……
頂点(100 cm)まで行ったら、逆に下がって 98 → 96 → 93 → 90 cm と戻す
柱同士は例えば 8 cm 間隔で配置していきます。
→ 1周期分の波形が完成するまで繰り返します。
Tip: 最初の柱に寸法と材質を設定しておくと、以降の柱が自動で同じ設定を引き継ぎます。
1周期分を作れば、手すり全体にパターンが自動で反復されます。
波形のガイドとして使った手すりは非表示のままですが、
見た目を整えるために、必要であれば以下のような可視の水平手すりを追加できます。
100 cm:トップレール
60 cm:中間レール
3D で波形とリピートの滑らかさをチェックします。
もし段差が気になる場合
→ 柱の間隔を 8 cm → 6 cm などに狭くする
→ 中間の水平手すりを追加してステップを細かくする
密度が高すぎる場合
→ 柱の間隔を広げる
このように、編集可能な波形フェンスが完成します。
1周期が出来上がれば、あとは自動で繰り返されるためメンテナンスも容易です。
波の高さ・間隔などデザインに合わせて調整し、よく使う場合は「お気に入り」に登録しておくと便利です。
もしこの方法を応用して別のカスタムパターンに挑戦したら、ぜひコミュニティで共有してください!
次の Community Tip も募集中!
日々の業務で役に立つあなたの工夫をぜひ投稿ください。優れたアイデアは Insights ブログで紹介されます 😊
最後に、オリジナルのフォーラムスレッドはこちらです。
ぜひ @Ricardo Lopez さんに「いいね!」を!