標準化された注記は、図面の明確さと整合性を保つうえで非常に重要です。
今月のヒントでは、@Andrew OToole が共有してくれた、Archicadのキーノート機能を活用して詳細注記を自動化するスマートな方法をご紹介します。これにより、注記を一元管理し、効率的に更新することが可能になります。
詳細図では、防水仕様や固定方法、仕上げ仕様など、同じ内容の注記を繰り返し記載する必要があります。
これらを各断面図や詳細図ごとに手入力やコピーで対応していると、後から内容を変更する際に整合性を保つのが難しくなります。
この課題に対し、Archicadの標準機能であるキーノートを従来のテキストラベルの代替として活用することで、注記を中央のキーノートリストから制御し、プロジェクト全体で一括更新できるワークフローを実現します。
標準的な詳細注記をキーノートデータベースに登録し、それをキーノートラベルとして各詳細図に配置します。
すべての注記は一つの情報源を参照するため、一元管理が可能になります。
さらに、レイアウト上ではキーノート凡例オブジェクトにより、使用されている注記が自動的に一覧表示されます。
これにより、注記は一度管理するだけで、断面図・詳細図・凡例など複数箇所に反映されます。
注記内容を変更する場合は、キーノートパレット上で編集するか、Excelに書き出して編集後に再インポートすることで、関連するすべてのラベルと凡例が自動更新されます。
「ウィンドウ > パレット > キーノート」からキーノートパレットを開き、標準的な注記を登録します。
断面図や詳細図で対象要素を選択し、キーノートパレットからラベルを配置します
(ダブルクリックまたは「ラベル配置」ボタンを使用)。
ラベルには、以下の表示形式を選択できます:
図面内の情報量と凡例のバランスに応じて調整可能です。
レイアウト上で、キーノートパレットの「凡例配置」機能を使い、キーノート凡例オブジェクトを配置します。
設定に応じて、プロジェクト全体またはレイアウト上で使用されているキーノートが一覧表示されます。
列数・フォント・表示項目などを調整し、社内標準に沿った見やすい一覧表を作成できます。
注記内容を変更する場合は、キーノートパレットで編集するか、Excelで編集して再インポートします。
これにより、該当するすべてのキーノートラベルと凡例が自動更新され、全図面での整合性が維持されます。
キーノートを詳細注記の自動化として活用することで、標準注記の「単一の信頼できる情報源(SSOT:Single Source of Truth)」を実現できます。
テキストは一度管理するだけで、断面図、詳細図、レイアウト上の凡例など、必要な場所に配置することが可能です。
このワークフローにより、ドキュメントの整合性を維持しやすくなり、繰り返しの編集作業を削減できるとともに、プロジェクト全体にわたる文言変更も数クリックで簡単に反映できます。
ぜひ試してみて、使い勝手をお聞かせください!
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