1週間前
建築と設備(MEP)分野間の効率的なコラボレーションは、建築プロジェクトを成功させるために不可欠です。
GraphisoftのMEP Designerには、シームレスな調整と統合を行うために、建築モデルや 2D図面をインポートする複数の方法が用意されています。このナレッジベース記事では、ホットリンク、Xref、外部図面の配置、および結合という 5 つの主要なインポート方法について詳しく説明します。
MEP DesignerはArchicadとのネイティブ統合をサポートしており、MEPエンジニアは Archicad内でMEP Design作業環境プロファイルを使用して作業することも、スタンドアロンアプリケーションとして使用することもできます。
ホットリンクを使用すると、外部の建築モデルやIFCファイルをプロジェクトに接続できます。ホットリンクの主な利点は、ソースファイルとのライブ接続を維持できることです。ソースファイルが一時的に利用できない場合でも、ホストプロジェクト内ではホットリンクされたコンテンツを表示できます。 配置したホットリンクは1つの要素としてのみ編集できます。ホットリンクの一部である限り、その構成要素を個別に編集することはできません。要素をホストプロジェクトに取り込み編集可能にするには、ホットリンクを分解コマンドを使用します。
この方法は、外部ファイルをリンクされた状態に保ち、ソース側での変更をホストプロジェクトに自動的に反映させたい場合に最適です。
ホットリンクは、[ファイル] > [外部参照] > [ホットリンクの配置] を開き、IFCやPLNなどのソースファイルを選択して追加します。IFCファイルもPLNファイルと同様にホットリンクできますが、ホットリンク要素は選択した変換設定に基づいてインポートされます。 モジュールは簡単に管理および更新でき、反復的な設計や調整をサポートします。
モジュール形式ファイル(.mod ファイル)
IFCファイル(方法2で別途説明)
Rhinoファイル(.3dm)
2D Lines(.2dl)
ホットリンクの大きな利点の1つは、建築モデルが変更された際に更新できることです。ホットリンクを更新する際、MEP Designerでは [モデル比較]ウィンドウを起動するオプションを利用でき、更新の結果どこがどのように変更されたかを視覚的に確認できます。この機能は、MEPシステムに影響する可能性のある建築側の変更を把握するのに非常に役立ちます。
外部参照ファイル(Xref、[ファイル] > [外部参照] > [Xrefをアタッチ])は、IFCなどの BIMモデルではなく、DXFやDWGファイルである点を除き、ホットリンクモジュールと同様に扱われます。
Xrefは、DWGやDXFファイルを定期的に更新する必要がある場合に有効です。Xref機能は、外部ファイルとの接続を維持し、元のソースが変更されたときに再読み込みできるようにします。Xrefのレイヤーや設定はレイヤー設定ダイアログ内で管理でき、表示制御やマッピングの設定を行えます。また、この方法では、DWGやDXF用の専用変換設定を使用して、レイヤーリストや属性設定を行うこともできます。
この方法では、BIM環境で作業するために、エンジニア側で建築モデルをモデリングする必要があります。
ワークシート内の参照図面として外部図面を配置すると、誤って編集してしまうリスクなく追加情報を表示できる安全な方法となります。
図面ツールをアクティブにし、モデルウィンドウ上の配置したい位置をクリックします。あるいは、[ファイル] > [外部参照] > [外部図面の配置](またはBIMcloudから外部図面を配置)を使用します。参照を使用して参照図面を表示します。
この方法では、BIM環境で作業するために、エンジニア側で建築モデルをモデリングする必要があります。
ワークシートで図面ツールを使用し、「[リンク…]」を選択してDWGファイルを指定します。
平面全体は1つのレイヤーに配置され、埋め込まれたDWGレイヤーは切り替えが可能で、ペンセットの割り当ても行えます。図面自体はロックされていますが、必要であれば分解して編集可能な要素に変換できます。この方法は、データの直接編集というよりは視覚的な参照として使用する場合に最適です。
インポートした図面が複数ページのPDFの場合、ページ選択のダイアログが表示されます。1ページまたは複数ページ、全てのページを選択できます。PDFを配置した後は、(選択した図面または図面マネージャから)[ページを置換]コンテキストメニューコマンドを使用して、同じPDFドキュメント内の別のページに再リンクできます。
必要に応じて、PDFファイルは[編集] > [変形] > [分解] コマンドを使用して、2D図面プリミティブに変換することもできます。
[結合]オプションは、インポート後にプロジェクト内で編集可能なネイティブ要素が必要な場合に適しています。
[結合]を使用するのは次のような場合です。
外部参照を持たない、自己完結型のプロジェクトファイルを作成したい。
AutoCADユーザーとのラウンドトリップワークフロー(スマート結合)を行う予定がある。
参照ジオメトリではなく、ネイティブ要素として扱うべき IFCコンテンツをインポートする。
[結合] は [ファイル] > [相互運用] > [結合] から実行でき、レイヤー選択やカスタムDXF/DWG およびIFC変換設定をサポートすることで、異なるファイル標準を使用する協力事務所とのコラボレーションを円滑にします。
方法 |
ソースの自動更新 |
インポート後の編集可否 |
最適な用途 |
|---|---|---|---|
| ホットリンク | はい | いいえ | 外部PLN/IFCとの継続的な同期 |
| Xref | はい | いいえ |
頻繁に更新されるDWG/DXFのオーバーレイ レイヤー構造を維持する必要がある場合 |
| 外部図面の配置 | いいえ | いいえ(分解した場合を除く) | ロックされた 2D 参照、単一レイヤー配置、属性をインポートしない場合 |
| 結合 | いいえ | はい | インポートした建築要素を直接編集したい場合 |