※本記事は、旧サイト「How to use Archicad」より、Michiwaki Chikaraさん の2016年7月28日の記事を転載しています。
【カーテンウォールの応用】
※カーテンウォール=以下「CW」とします。
◆CWツールを使って有孔ブロックを用いた壁を作成してみたいと思います。
1.まずパネルに使用する有孔ブロックをスラブツール等でモデリングします。
90×90×厚100のブロックとしました。
2.作成したブロックを選択し「ファイル」>「ライブラリとオブジェクト」>「選択内容に名前を付けて保存…」>「カーテンウォールパネル…」と進み保存します。
3.これでCWパネルで使用できるカスタムパネルが作成されました。
◆CWの設定
1.スキームを両グリッドライン100とします。
これは90角のブロックに10の目地で1グリッド100という意味になります。
2.フレームを目地として表現したいので、それに合わせて寸法、材質の設定を行い「均一フレームクラス」をクリックして、すべてのフレームに共通とします。
3.境界フレームは必要ないので「非表示」と設定します。
4.パネルを「CWカスタムパネル」とし、「パネル名」に先ほど保存したファイルを選択します。
厚さやオフセットなども設定を行います。
5.「CWシステム」の「参照面にオフセット」の数値を調整します。
今回は目地となるフレームをブロック面より10面落ちするように設定しました。
6.「OK」をクリックして、後は通常の方法でCWを配置します。
◆カスタマイズ
1.曲面にも対応可能です。
2.他にもカスタムパネルを作成しておけば、パネル1枚ごとに変更が可能です。
3.スキームの境界を変更することで自由に形状を切り出せます。
4.パターンをパネルとして登録したり、パネルのモデリング時に発光材質を設定するなど、様々な応用が可能です。