2024-06-20 08:27 PM - 編集済み 2024-06-21 12:32 AM
※本記事は、旧サイト「How to use Archicad」より、xxxさん のxxxxxxxxxxxの記事を転載しています。
<利用機能>
¥n(改行コマンド)(従来機能)
一覧表(従来機能)
ゾーンスタンプ(従来機能)
プロパティマネージャ(AC20新機能)
数式エディタ(AC22新機能)
<手順>
ゾーン名を途中で改行する時は改行位置に [ ¥n ] を入力します。
例)和室1号室 ➝ 和室¥n1号室
平面図対応でゾーン名の途中で改行したときに一覧表の[ フィールド ] に選ぶパラメータによって表示される値が異なります。
一覧表の設定は [ 基準欄 ] は [ 要素タイプ ] を 「 ゾーン 」 とし、[ 基準 ] を 「 等しい 」 としています。
フィールドに設定するパラメータを下図の3つとして、それぞれどのように一覧表で表示されるか確認します。
①ゾーンのパラメータ
[ フィールドを追加 ] をボタン押すと選択できるパラメータが表示されるので、その中から[ ゾーン ] の項目から「 ゾーン名 」を追加します。
②ゾーンスタンプ内のパラメータ
ゾーンスタンプ内に用意されているパラメータで[ ¥n ]を一覧表で除いたゾーン名の値としてくれるものがあります。
[ 追加オブジェクトのパラメータ ] ダイアログ内の、
>[ オブジェクトを選択 ] を「フォルダビュー(使用されているオブジェクトのみ) を選択
>ゾーンに使用しているゾーンスタンプを選択し、
>[ 使用可能なパラメータ 欄 ] から [ stZoneName ] (タイプ:テキスト、名前:ゾーン名) を [ 選択されたパラメータ 欄 ] に追加します。
③プロパティマネージャのプロパティ
プロパティマネージャで「ゾーン名」から[ ¥n ] を取り除いた値とするパラメータを設定します。
数式エディタを利用してその処理を実現します。
数式はSUBSTITUTEコマンドを使用しますが、『「 ゾーン名 」に「 ¥n 」がある時に「 “” 」(文字列として何も入力しない状態)を置き換える』ようとすると、「 ¥n 」が直接入力できないので、別のパラメータを用意して[ CCC ] = 「 ¥n 」と固定値にして、SUBSTITUTEコマンド内に [ CCC ] を定義します。
また、プロパティマネージャは[ 値定義 欄 ] と [ 使用可能な分類 欄 ] があり、[ 使用可能な分類 欄 ] についてはデフォルトが「なし」に定義されていますので、「 全て 」もしくは「 カスタム 」を選択してこのパラメータを使用する要素を選択します。
ゾーンのパラメータを直接一覧表に使用すると [ ¥n ] が記載されてしまいます。
ゾーンスタンプ内のパラメータ[ stZoneName ]を利用すると[ ¥n ] のあった場所に半角スペースが入ります。
数式エディタを利用した改行削除の処理では完全に [ ¥n ] を取り除いて表記することができました。