※本記事は、旧サイト「How to use Archicad」より、Yutaro Kijimaさん の2017年8月14日の記事を転載しています。
躯体に食い込んだ塗りつぶしの包絡
平面図にて、ゾーンの手動入力やスラブの表面塗りつぶし設定を行うと
壁や柱の形状に塗りつぶしが食い込んでしまいます。
表示順序を変更しても状況は変わりません。
・ゾーン塗りつぶしが食い込んだ例
![1-620x449.png 1-620x449.png](/t5/image/serverpage/image-id/62837i2BBED0860B88D7D3/image-size/large?v=v2&px=999)
これには理由があります。
壁や躯体の「切断塗りつぶし」を管理しているのは
ビルディングマテリアルです。
デフォルトテンプレートでは、
ビルディングマテリアルの背景色が透明に
設定されているため、塗りつぶしが壁や柱に食い込んでしまうのです。
![2.png 2.png](/t5/image/serverpage/image-id/62838i2E8C56065592971A/image-size/large?v=v2&px=999)
解決方法
1.オプション→属性設定→ビルディングマテリアルを開きます。
![3.png 3.png](/t5/image/serverpage/image-id/62839i9627632CA6C2E4BE/image-size/large?v=v2&px=999)
2.使用しているビルディングマテリアルを選択します。
![4-620x259.png 4-620x259.png](/t5/image/serverpage/image-id/62840iB339758C16094DB8/image-size/large?v=v2&px=999)
3.切断塗りつぶしの背景色を「白:ペンNO19」に変更します。
![5-620x222.png 5-620x222.png](/t5/image/serverpage/image-id/62841i1E5A3235B97CA0A6/image-size/large?v=v2&px=999)
4.ゾーン塗りつぶしが包絡されました。
![6-620x451.png 6-620x451.png](/t5/image/serverpage/image-id/62843i246BD0D8DDB115C0/image-size/large?v=v2&px=999)
※ペンNO19は各オブジェクトに設定されている背景ペンNOです
(この設定によりゾーンや塗りつぶしがあってもオブジェクトは包絡表現されます)。
グレースケール2等に切り替える際にはペンNO19の色を白に変更する必要があります。