※本記事は、旧サイト「How to use Archicad」より、ykuwさん の2020年12月17日の記事を転載しています。
今回は、前回までのiPhone12ProのLiDARセンサーを使って取得したメッシュデータのインポート方法について書いていきます。
今回も使用するのは3dScanaaerAPPというアプリです。
※このアプリは、前回の記事までは点群エクスポートができず、メッシュデータのみでした。現在は11月26日のアップデートで点群でのエクスポートもできるようになりました。
3dScanaaerAPPでエクスポート可能な形式は図1になります。
![IMG_2853.png IMG_2853.png](/t5/image/serverpage/image-id/64025i41AA671EA6DBD396/image-size/large?v=v2&px=999)
点群をエクスポートしたい場合は、PointCloudを選択し次のページにある.xyzでエクスポートすればArchicadにインポートでき見る事ができます。
今回は、メッシュ編なので、エクスポートはDAE形式にします。
![kore-1.jpg kore-1.jpg](/t5/image/serverpage/image-id/64026iE61D83764E2EDBBD/image-size/large?v=v2&px=999)
DAE形式でエクスポートしたら、ご使用のクラウド等を利用してパソコンに送ります。
その次に使用するのがSketchUpです!
SketchUpにiPhoneからエクスポートしたDAEデータをインポートしていきます。
1、SketchUpを開き、インポートを選択します。
![f67fc3a6f3d054c7e372b1b90ccf0123-2-1024x560.jpg f67fc3a6f3d054c7e372b1b90ccf0123-2-1024x560.jpg](/t5/image/serverpage/image-id/64027iDC438848BA501FCA/image-size/large?v=v2&px=999)
図3
2、スキャンデータを選択してインポートします。
この時、データが表示されない場合は、右下の形式を全てもしくはDAEにしましょう。
![4ee8e50833884d36e84a72ff26b3eba5-2-1024x560.jpg 4ee8e50833884d36e84a72ff26b3eba5-2-1024x560.jpg](/t5/image/serverpage/image-id/64028i651F4AC2C7AB70F6/image-size/large?v=v2&px=999)
図4
3、インポートは、データが重い場合は、時間がかかります。(今回は3分程度でした)
![938282b1b7ea23a7a2810fe060981c74-1-1024x560.jpg 938282b1b7ea23a7a2810fe060981c74-1-1024x560.jpg](/t5/image/serverpage/image-id/64029iB17A97461D17174E/image-size/large?v=v2&px=999)
図5
4、インポートができたら、通常の名前を付けて保存を選択して、SKP保存します。
![acc0d31a8c3bc19bca98cee54f57c004-1024x560.jpg acc0d31a8c3bc19bca98cee54f57c004-1024x560.jpg](/t5/image/serverpage/image-id/64030i4C52D0DC7DE3A6B1/image-size/large?v=v2&px=999)
図6
5、SketchUpで保存したSKPデータをArchicadへインポートします。
インポート方法はドラッグ&ドロップでインポートできます。
![b9f67ae7515696b41224d7c63fcb9e11-1-1024x560.jpg b9f67ae7515696b41224d7c63fcb9e11-1-1024x560.jpg](/t5/image/serverpage/image-id/64031iA25C0915DEFF7B38/image-size/large?v=v2&px=999)
図7
6、Archicadへのインポートも、データが重い場合は少々時間がかかります。
![e3f32c0f2bda829becb209f989bf2e8b-1024x560.jpg e3f32c0f2bda829becb209f989bf2e8b-1024x560.jpg](/t5/image/serverpage/image-id/64032iB36DA7FDEF5AEA10/image-size/large?v=v2&px=999)
図8
7、インポートが完了したら、平面に表示されます。
![ee96d6b7472a1e2702c700a78ecb7e8a-1024x560.jpg ee96d6b7472a1e2702c700a78ecb7e8a-1024x560.jpg](/t5/image/serverpage/image-id/64033i302B2F5CDCB98AD1/image-size/large?v=v2&px=999)
図9
8、今回は、断面を切って見ていきます。
断面線と3D切断面を作成します。
![ddf6a6e7654d448e8f4cd4ba316024e8-1024x560.jpg ddf6a6e7654d448e8f4cd4ba316024e8-1024x560.jpg](/t5/image/serverpage/image-id/64034i450DE7399FCA59FC/image-size/large?v=v2&px=999)
図10
9、切断した3D画面が図11です。
![5cdb32e870afe02c6de70723814f0a4b-1024x560.jpg 5cdb32e870afe02c6de70723814f0a4b-1024x560.jpg](/t5/image/serverpage/image-id/64035i01F999E605794690/image-size/large?v=v2&px=999)
図11
10、この時、3DスタイルをOCベーシック輪郭無しにすると見やすいです。
![image-8.png image-8.png](/t5/image/serverpage/image-id/64036iECF6077B041702B5/image-size/large?v=v2&px=999)
図12
11、断面図そのままでは図13のようになり、想像しにくいので3Dキャプチャ等を重ねて図14のようにすると見やすくなります。
![ce237ad441a0fc3881c510ce4b2fd9df-1024x560.jpg ce237ad441a0fc3881c510ce4b2fd9df-1024x560.jpg](/t5/image/serverpage/image-id/64037i2C648656BD08EE8A/image-size/large?v=v2&px=999)
図13
![845b38a619bda341bbeb23f7159a9653-1-1024x560.jpg 845b38a619bda341bbeb23f7159a9653-1-1024x560.jpg](/t5/image/serverpage/image-id/64038i462CFCDF698769FC/image-size/large?v=v2&px=999)
図14
12、3Dと断面を重ねて寸法を拾い出ししてみました。
![c36e2461e6c91df5b383925574628dd2-1024x560.jpg c36e2461e6c91df5b383925574628dd2-1024x560.jpg](/t5/image/serverpage/image-id/64039i8421A59591CAAB3C/image-size/large?v=v2&px=999)
図15
右下あたりのコンセント位置は実測凡そ高さ260mm、奥の壁から360mmです。
スキャンデータでは、凡そ高さ248mm、奥の壁から364mmとズレはあります。ですが、3分程度のスキャン時間でここまでの精度が出る上に、3Dで確認できるのは凄い事だと思いました。
近い将来、お客さんがご自宅をスキャンしたデータを使って、最初の相談や打ち合わせができるようになりそうですね!
豆知識
スキャンする際には、スキャンを開始する前に、床や壁を見渡しておきましょう!スキャン中は急な回転をしないように、ヌルヌル動きでスキャンしていくと、綺麗にスキャンできますよ!
今回は、iPhone12Proに搭載のLiDARセンサーでスキャンしたメッシュデータをArchicadに取り込む方法でした!