ARCHICADは、ソフトウェアベンダーが使用できる共通言語を使用して、OpenBIMのコンセプトをサポートしています。この共通ファイルフォーマットは、buildingSmart®によって開発された
IFC(Industry Foundation Classes)と呼ばれるものです。
詳細は、buildingSmartの
FAQページをご覧ください。
モデルフィルタリング
モデルのフィルタリングは、まず何から始めるかが重要です。
全てのデータのを含めた3Dビュー(そしてそのデータのみの3Dビュー)を設定することは、要素に情報を入力することと同じくらい重量です。3Dビューでで何をフィルタリングしましょうか?
これらのオプションを組み合わせることで、エクスポートする要件に合わせた最良で簡潔な結果を得られます。
形状
![brep_extr brep_extr](/t5/image/serverpage/image-id/25278i0E7DE7FFD8A13801/image-size/large?v=v2&px=999)
ARCHICADネイティブの要素は、
押出/回転と
BREP(境界表現)の形状の両方で使用できます。これはモデルを送信する分野に応じて選択します。
これら2つの違いは何ですか?
押出/回転要素はパラメトリックで、その形状はベクトルと断面形状に基づいており、軸を中心に回転させたり、指定した距離の法線で押し出したりします(例:ARCHICADの壁、梁、柱要素)。一方、境界表現要素は、モルフ要素と同様に、ノードと面によって構成されます。
どのようにエクスポートしますか?
エクスポートされたIFCファイルは、送信先のルールに依存します。簡単なシナリオは下記です:
押出/回転: 構造エンジニアから見ると、仕上げ、ドア、窓はおそらく関係がありませんが、モデルの他の部分(柱、梁、スラブ、開口のある壁、基礎など)の要素は、構造解析や計算のために、押出要素として使用できます。
BREP: MEPエンジニアは押出/回転の要素さからメリットは得られないでしょう。彼らが必要とするのは、正確な形状です。(注: 通常、構造エンジニアは設計者の構造モデルを参考にしますが、自身の環境でモデルを形状化します。このようなシナリオがより良いBREP形状を変換することによってサポートされています。)
どこで設定しますか?
設定方法は、
IFCエクスポートの形状変換を参照ください
タイプマッピング
タイプマッピングとは何ですか? そのためには、
ARCHICAD分類とは何か、そして要素タイプと要素の分類の違い知る必要があります。要素のプロパティセットは要素分類に基づいているため、これは重要です。
プロパティの使用可能な分類は
プロパティマネージャーで設定できます。
![classify classify](/t5/image/serverpage/image-id/25279iF7C90C36A13B9B21/image-size/large?v=v2&px=999)
IFCエクスポート時のタイプマッピングは、受け手側の要求もしくは仕様に応じて、ARCHICAD分類に基づいて、エクスポートされた要素にIFCタイプが割り当てられます。
設定方法の詳細は、
IFCエクスポートのタイプマッピングをご覧ください。
プロパティマッピング
プロパティマッピングでは、エクスポート用のIFCタイプマッピングで事前に受信したIFCタイプに基づいて、IFCプロパティを要素に割り当てます。デフォルトのARCHICAD分類システムには、定義済みのプロパティマッピングテーブルが付属しています。
設定方法の詳細は
IFCエクスポートのプロパティマッピングをご覧ください。
形状変換
ARCHICAD要素の変換
- プロジェクト原点 - プロジェクト座標系の0;0;0
- ユーザー原点 - デフォルトではプロジェクトオリジンに配置されていますが、任意の場所に移動することができ、計算や入力に0;0;0を使用することができます。
- 隠れた原点 - モデルの内容がプロジェクトの原点から離れている場合、より正確な計算のためにバックグラウンドで生成されます。
詳細は
原点をご確認ください。
モデルの場所
異なる利害関係者やソフトウェアから送られてくるモデルデータを調整することは、まったく簡単な作業ではありませんが、共通した座標を扱うことで解決することができます。
モデリングには主に2つのアプローチがあります:
ローカル座標
ローカル座標でのモデリングは、プロジェクトの原点に近く、モデルの北が回転していないことを意味します。これは、設計者にとって最も簡単で一般的なワークフローであり、推奨されています。![local local](/t5/image/serverpage/image-id/25280i730E9FE3EB148069/image-size/large?v=v2&px=999)
ワールド座標
実際のワールド座標でのモデリングとは、モデルを実際のどこにどのように配置するかを意味します。この場合、原点は、X,Y,Zの値を持つ定義された点であれ、モデルはこの基準易基づいて真北に回転した座標を受け取ります。![real world real world](/t5/image/serverpage/image-id/25281iBA84D5944AE4D79E/image-size/large?v=v2&px=999)
測点
ARCHICAD 20より、オブジェクトライブラリ内に
測点オブジェクトと呼ばれるオブジェクトがあります。これは、ローカル座標でのモデリングのワークフローを支援するために開発されました。モデルを原点から遠くに配置する代わりに、エクスポートされたファイルの 0,0,0,があるべき場所に測点オブジェクトを配置することができます。関連する
設定は、
ファイル/相互運用性/IFC/IFC変換設定の下にあります。
データ変換
このダイアログでは、(要素形状に加えて)どのデータをIFCにエクスポートするかを定義することができます。これは、設備管理、エネルギー分析、またはコストを見積もるプログラムとのデータ交換に役立ちます。
詳細は、
IFCエクスポートのデータ変換をご覧ください。
詳細は
エクスポート用変換設定(詳細設定)をご覧ください。
OpenBIMについての話とIFCをベースとしたデータ変換をサポートすれば、相互運用性の高い結果を得られ、RVTファイルやRFAファイルを取り扱う必要は全くありません。ですが、必要な場合は、
Autodesk Revit® とのモデル変換を参照ください。