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環境設定の消去

Michitaka Kiriki
Graphisoft
Graphisoft
ARCHICADでは「環境設定」ファイルと「作業環境」ファイルが保存されるため、次にARCHICADを起動したときにユーザーが独自にカスタマイズした環境を利用できます。まれに、これらのファイルが破損して、ARCHICADを起動できなくなったり、クラッシュすることがあります。このような場合は、トラブルシューティングステップとして、これらのファイルを削除してみます 。(クラッシュに関するトラブルシューティングは、こちらもご参照ください: クラッシュ) 環境設定を削除されても問題はありません。ARCHICADは次に起動する際にデフォルト設定でこれらのファイルを再作成します。 ただし、ショートカットのカスタマイズやパレットの位置など一部のARCHICADインターフェイスへの変更が失われる可能性があるため、それを回避するために、ファイルやフォルダを削除する前にバックアップコピーを作成します。


事前準備

  • BIMサーバーのアドレスがある場合、ユーザー名とパスワードをメモするかテキストファイルに保存します。
  • 全てのチームワークプロジェクトの変更を送信して、自身のコンピュータだけではなくBIMサーバーも最新の状態にします。
  • カスタマイズした作業環境を保存しエクスポートします。
  • もしカスタムしたIFC変換設定やDWG変換設定があれば、そちらもフォルダにエクスポートします。

Macでの環境設定の消去

下記のフォルダを削除します(xxの個所はARCHICADのバージョン番号、yyyはARCHICADのローカライゼーションを意味します。)
  • ~/Library/Preferences/Graphisoft/AC xx.0.0 yyy v1 フォルダ - このフォルダには、基本的な環境設定ファイルと全ての作業環境ファイルが含まれます。
  • ~/Library/Preferences/com.Graphisoft.AC xx.0.0 yyy v1.plist - このファイルにはARCHICADの一部の基本設定が含まれます。Windowsでこのファイルに相当するのが、レジストリキーです。
  • ~/Library/Caches/Graphisoft フォルダ - このフォルダには、ライブラリキャッシュファイルとネットワークライブラリのローカルキャッシュコピーが含まれます。
  • ~/Library/Application Support/Graphisoft フォルダ - このフォルダには、ARCHICAD自動保存フォルダ、ARCHICADテンプレート、DXF-DWG変換設定、IFC環境設定、バグレポートのログファイル、発行ログファイル、チームワークプロジェクトのローカルキャッシュが含まれます。注記:作業環境ファイルとDXF-DWG変換設定を維持するには、このフォルダのバックアップを作成します。チームワークプロジェクトに未送信の変更がある場合は、 ~/ライブラリ/Application Support/Graphisoft'/TW Dataフォルダを削除しないでください
{i&#125; ~/ は現在のユーザーのホームフォルダを意味します。Users/<username>
{i&#125; ライブラリフォルダが無い場合は? OS X 10.7で起動すると, ライブラリフォルダを含むユーザーのホームフォルダはデフォルトでは隠れています。 ~/Libraryフォルダを参照ください:
  • FinderでGoを選択し、フォルダに移動します
  • ~/Library と入力します
  • 移動をクリックして、ライブラリフォルダに移動します
  • または、Finderで[移動]メニューを開いてoption(alt)キーを押すと、リストにライブラリが表示されます



PCでの環境設定の消去

STEP 1:
次のファイルとフォルダを削除します:
Windows 10 (および 8.1, 8, 7):
  • Users\<Username>\AppData\Roaming\Graphisoft\ フォルダ - このフォルダには、基本的な環境設定ファイルと全ての作業環境ファイルが含まれます。
  • Users\<Username>\AppData\Local\Graphisoft\ フォルダ - このフォルダには、ライブラリキャッシュとネットワークライブラリのローカルキャッシュコピー、IFC環境設定が含まれます。
  • Users\<Username>\Graphisoft\ フォルダ - このフォルダには、ARCHICADテンプレート、クラッシュログ、発行ログファイル、IFCおよびDXF-DWG変換設定ファイル、チームワークプロジェクトのローカルキャッシュが含まれます。
_! チームワークプロジェクトで変更を送信していない場合、<userhome>Graphisoft\TW Data folderを削除しないでください。
Windows XP:
  • Documents and Settings\<Username>\Application Data\Graphisoft\ フォルダ - このフォルダには、基本的な環境ファイルと全ての作業環境ファイルが含まれます。
  • Documents and Settings\<Username>\Local Settings\Application Data\Graphisoft\ フォルダ - このフォルダには、ライブラリキャッシュファイル、ネットワークライブラリのローカルキャッシュコピー、IFC設定が含まれます
  • Documents and Settings\<Username>\Graphisoft フォルダ - このフォルダには、ARCHICADテンプレート、クラッシュログ、発行ログファイル、チームワークプロジェクトのローカルキャッシュが含まれます。
{i&#125; AppDataフォルダが無い場合は?  デフォルトでは対外隠れています。隠しフォルダとファイルを表示させることができます。コントロールパネルを開き、エクスプローラの設定を開きます。ビューのタブを開き、隠しファイルとフォルダのチェックを入れ、2つ目のラジオボタンをオンにします:
hidden files and folders
STEP 2:
注記:このステップはエキスパートレベルのユーザーを対象とします。Windowsレジストリに詳しくない場合は、このステップを省略してください。
REGEDITを実行します。HKEY_CURRENT_USER/SOFTWARE/に移動して、GRAPHISOFTというエントリを削除します
STEP 3:
ARCHICADを再起動します。

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