11月30日(土)16時から19時(日本時間)の間に、ライセンスサーバーメンテナンスを実施する予定です。
期間中、ライセンス関連の操作(ライセンスキーのアップロード、ダウンロード、アップデート、SSAの確認、ライセンスプールへのアクセス、GSID認証)が、約2時間ほど、正常に機能しない可能性があります。
ご不便をおかけしますが、ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
2024-06-19 11:00 PM - 編集済み 2024-06-21 12:20 AM
※本記事は、旧サイト「How to use Archicad」より、Michiwaki Chikaraさん の2018年4月5日の記事を転載しています。
◆ARCHICADでは自由なワークフローが可能ですが、プロジェクトの初期フェーズではゾーンツールでゾーニングを行い、後に壁などの要素を配置するのも有効な手法の一つかと思います。
その際のゾーンの取り扱いのポイントを説明したいと思います。
1.まず準備としてゾーンツールでゾーンを配置します。この際のゾーンポリゴンは「手動」としてゾーニングを行います。
2.今回は3つのゾーンを配置しました。
3.次に壁ツールでゾーンの輪郭に沿って壁を配置します。
4.このまま作業を進めても問題ないのですが、手動入力のゾーンは計画に変更が生じた時には、やはり手動で修正することになります。
ARCHICADではそれらの修正を効率よく行うことができる「ゾーンを更新」という機能がありますので、それを可能にするために手動入力したゾーンの設定を変更する必要があります。
◆ゾーンポリゴンの変更
1.ゾーンのステータスが確認できるように、メニューの「デザイン」→「ゾーンを更新」をクリックしてパレットを表示させておきます。
2.配置したゾーンを全て選択して設定ダイアログを開きます。ゾーンポリゴンを「基準線」に変更して「OK」をクリックします。
3.警告!が表示されるので「今すぐ更新」をクリックします。
4.ゾーンを更新パレットのステータスに「✓」が表示され、ゾーンの更新が問題なく完了したことがわかります。
5.それと同時にゾーン上に「+」が表示されます。これは「基準点」というもので、ゾーンポリゴンの作成法が「内側」または「基準線」の自動入力によって作成されていることを示すと共に、ゾーン境界を設定するのに重要な基準となります。
◆ゾーンを更新ステータスに警告が出るケース
1.一連の操作を行った際にゾーンを更新ステータスに警告が出る場合があります。
2.これらはゾーン境界が正しく認識できなかた事を示しており、多くの場合「基準点」の位置が境界上や境界外にあるケースです。
3.解決するためにはそれぞれのゾーンを選択し「基準点」をクリックしてペットパレットの「サブ要素を移動」を行い、基準点をゾーンの境界となる基準線の「内側」に移動させてください。その上で「ゾーンを更新」を再度行います。
◆ゾーンを更新
1.適切にゾーンが基準線で設定されると、計画が変更されても簡単に再定義することができます。
ここでは平面計画の変更を想定して壁の位置の変更を行いました。
(※壁を変更しても、ゾーンは前のままの状態です。)
2.ここでゾーンを更新パレットの「全てのゾーンを更新」をクリックします。
(※一部のゾーンだけを更新したい場合は、更新するゾーンを選択した上で「選択したゾーンの更新」をクリック。)
3.ゾーンが更新されるのでステータスを確認します。右側の「%」は前のゾーン面積からの増減率が表示されます。
4.ゾーンが適切に更新されると、塗りつぶしや面積表示が自動的に修正されます。
◆最初のところで書いたように、ゾーンは最初から最後までポリゴンが「手動」であっても問題はありませんが、手動入力だと計画変更時の作業が増えたり、ゾーンの変更を忘れたり、入力ミスのリスクがあります。
しかし、「基準線」の自動入力では一括でゾーンの更新が可能になり、また、ゾーンを更新パレットのステータスを確認することで入力ミスを見つけることが可能になります。
ステータスに警告が出た時でも、パレットからゾーン選択ができるので修正もスムーズに行えます。