調整は、問題を早期に発見し、担当範囲が明確で、すべての分野が同じ課題のコンテキストを共有しているときに最も効果を発揮します。Graphisoft MEP Designerを使用すると、施工前に干渉を検出し、モデル内で直接課題を管理し、BCFを介して課題を交換して、建築、構造、設備の各担当者の足並みをそろえることができます。
MEP Designerにおける調整機能は、個々に分断された機能の集合ではなく、ひとつながりのワークフローとして提供されます。
ステップ 1: 干渉を検出
[干渉チェック]では、建築要素やMEP DesignerでモデリングしたMEP要素、ホットリンクまたは結合されたIFCファイルから取り込んだMEP要素を含む、任意の2つのユーザー定義グループ間の3D要素の干渉をチェックします。干渉チェックを使用して、MEPシステムが建築要素や構造要素、あるいは他のMEPシステムと交差していないかを確認します。
- チェック対象の要素が表示レイヤー上にあることを確認します。表示レイヤー上の要素のみが干渉チェックの対象になります。
- チェック範囲を絞りたい場合は、先に要素を事前選択します。要素が選択されている場合、干渉チェックは選択要素のみを対象に実行されます。
- [干渉チェック]を開きます。
- 比較したい2つの要素セットに基づいて、[グループ 1]および[グループ 2]の条件を定義します。
- ごく小さな重なりを無視したい場合は、表面および/または体積の許容値を設定します。
- テストを実行するには、[チェック]をクリックします。
- 結果は[モデルチェックレポート]で確認できます。ここに干渉結果が一覧表示され、モデル内の関連要素を表示できます。
ステップ 2: 干渉を課題に変換
干渉が見つかると、[モデルチェックレポート]でモデル内の関連要素を確認し、結果から直接課題を作成できます。これにより、問題をそのまま追跡可能な調整ワークフローへ移行できます。課題は(チームワークプロジェクトの場合)担当者の割り当てやコメントの追加、解決までのフォローが可能です。課題はモデル要素に紐付けられます。
BIMcloud上のチームワークプロジェクトの場合:
ステップ 3: BCFで共有・同期
MEP Designerは、BCFベースの課題連携をサポートしており、ビュー、コメント、ステータスを課題に紐付けたまま、課題を他のBIMツール間でやり取りできます。
BCF課題をインポート
- [課題オーガナイザ]を開きます。
- [追加設定]ポップアップボタンから、[インポート]または[BIMcloudからインポート]を選択します。
- 必要に応じてBIMcloudにログインします。
- BCF 3.0、2.1、2.0のいずれかのバージョンのBCFファイルを参照します。
- [開く]をクリックします。
- [IFCファイルの検索]ダイアログで、BCFエントリで参照されているIFCファイルを必要に応じて指定するか、[続行]をクリックしてこのステップをスキップします。
- [続行]をクリックして、インポートを完了します。
- インポートされた課題は[課題オーガナイザ]で確認します。新規にインポートされた課題は、開くまで太字で表示されます。
BCF課題をエクスポート
他の BIMツールで作業しているプロジェクトパートナーに調整課題を送信する必要がある場合は、[課題オーガナイザ]を使用して、課題セットをBCF形式でエクスポートします。BCFは同じ課題管理ワークフローの一部であるため、別システムで課題リストを作り直すことなく、モデルベースの調整を継続するために利用できます。
まとめて活用する
- ルートの変更後に干渉チェックを実行します。
- [モデルチェックレポート]から、最も重要な干渉に対して課題を作成します。
- [課題オーガナイザ]で、ステータス、優先度、コメント、担当者などを追加します。
- 同じ課題について外部パートナーと調整する場合、BCFファイルをインポートまたはエクスポートします。