図面ツールと画像ツールの違い

[Michitaka Kiriki]

このドキュメントは、Archicad-Talkの「画像ツールではなく図面ツールを使用する場合」という質問に答えるために作成されました。

画像ツールと図面ツール は、ユーザーが図面や画像を扱うためのArchicad機能です。これらのツールは似ているように聞こえるかもしれませんが、さまざまな目的で使用することができます。その使い分けは以下の表の通りです。

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	図面ツール	画像ツール
使用できる内容	Archicadビュー(内部または外部)、外部図面(DWG、DXF、DWF、DGN、PDF、HPGL、PMK、PLT、EMF、WMF、画像など)必要に応じて、レイアウトにのみ図面タイトルを配置できます。	図面ツールが配置できるサブセット： WindowsとMac上の写真/画像ファイル。macOS Xのみ、図面ツールでPDFを配置できます(ツールによって自動的にビットマップ画像に変換されます)
他のツールよりも実用的な利点は何ですか？	一般的な選択されるツール	画像のスケールをより正確に拡大縮小するために必要な場合は、XまたはYの寸法で画像を変形めることができます(ただし、拡大縮小は完全に視覚的です)。macOS Xでは、背景が透明の(自動変換された)PDFしか表示できません。
配置できる箇所	Archicadのビューはレイアウトにのみ配置できますが、他の図面はどのモデルビューやレイアウトにも配置できます	任意のモデルビューまたはレイアウト
配置方法	ライブリンク、または埋め込みコピーのどちらかを選択可能	埋め込みコピー
ツールによる配置	モデルビューまたはレイアウトでクリックすると、ソースを選択するダイアログが表示されます	図面ツールの設定ダイアログでボタンを開きます
コマンドによる配置	ファイル>外部参照>外部図面を配置	n/a
レイアウトでドラッグアンドドロップ	図面ツールのデフォルト設定は、画像以外のすべてのファイルに対して、図面のデフォルト設定とタイトルを提供します	画像フォーマットファイル(jpeg、pngなど)は画像としてドロップされます
平面図、断面図などでドラッグ＆ドロップ(モデルビュー)	図面ツールのデフォルト設定は、画像以外のすべてのファイルに対してデフォルトの図面設定を行います(ただし、タイトルはありません)	画像ツールのデフォルト設定は、初期画像設定を提供します
PDFの配置	複数ページがあるPDFのどのページを配置するかを選択できます	図面ツールを使用してPDFを配置できるのはmacOS Xのみです。複数ページのPDFの最初のページのみが配置されます
トリミング	図面/画像をポリゴンにトリミングできます。(実際には、図面をパンすることができるポリゴンの切り抜きビューポートを作成します)	n/a
枠 / 境界:	切り抜きポリゴンの周囲に、選択した線種とペンで図面/画像の枠(境界)を任意に設定できます	n/a
スケーラビリティ	図面は、スケーラブルなソース(ベクターPDF、DWG、Archicadビューなど)からの場合、スケーラブルなベクターです	配置されたものはすべてスケーラブルではないビットマップです。画像が拡大されると、ピクセルが表示されます
スケーリング	プロポーショナルスケーリングのみ。Archicadのビューの場合、スケーリングは通常ツールで行うのではなく、適切にスケーリングされたビューを作成する必要があることに注意してください	プロポーショナルスケーリングは、Shiftキーが押されている場合にのみ行われます。それ以外の場合、X軸またはY軸のいずれかでスケーリングされるので画像が歪む可能性があります
ミラーリング	n/a	ツールオプション
背景の透過	PDFではご利用いただけません。画像と図面の透過性を有効にするチェックボックス。	はい
ツールで使用可能な画像の実際のピクセルに関する情報？	いいえ	はい
コンテンツをさまざまな形式で保存できますか？	いいえ	はい
コンテンツの色を変更できますか？	はい	いいえ
一覧表	図面ツールで配置されたコンテンツは、図面マネージャですべて項目化されます。図面ベースのプロジェクトインデックの一覧表に記載されるのは、レイアウトに配置されたコンテンツのみです。	画像ツールで配置された画像は、一覧表には表示されません。

David Maudlin氏とLink Ellis氏に感謝します。