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2024-02-14 10:41 AM
一覧表を使用して数量を拾っています。
建具のガラス面積と、壁目地が配置されている外壁の面積が
拾えず困っています。
建具のガラスについては
ガラス部分のみの面積をガラスの種類毎に拾いたいです。
これまでは建具に分類でガラスの種類を追加し、
ガラスのWHを拾う方法がないため建具のWHと面積で代用していましたが
下記のような建具のガラスの数量が拾えないため
何か良い方法はないでしょうか。
詳細にガラスの面積を拾いたい場合はどのような方法がありますか。
①連窓を一つの建具要素で作成し、ガラスの種類が異なるガラスやパネル部がある場合
②ドアの切り窓で建具のWHとガラスのWHが異なる場合
④カーテンウオールツールを使用し建具を作成しガラスの種類が異なるガラスやパネル部がある場合
またこれとは別に壁目地ツールを使用した壁の面積が正しく拾えません。
開口部はほとんどないにも関わらず、壁の面積がなくなってしまいます。
壁目地を使用した場合の壁の面積を拾いたい場合はどのような方法がありますか。
解決済! 解決策の投稿を見る。
2024-02-19 12:57 AM
お疲れ様です。私は地場ゼネコンで主に積算や施工検討でArchicadを活用しております。
私は面積や体積算出時、よくデータを分解しています。※必ずコピーした積算用データで行って下さい!
窓や連窓、ドアやカーテンウォールのガラスやパネルだけを算出する場合、対象を「モルフ」に変換すれば対象材質のみを算出することが可能です。
モルフにしても各ガラスの要素IDは残っていますので、どの建具のガラスか確認が可能です。
パネルは「建具アルミパネル」等の専用材質に変えれば、建具枠のアルミ材質との混同が無くなります。
壁目地ツールは分類が「窓」なので、開口部扱いで壁面積から減算されます。
①目地を消す。
目地を全選択して消します。※IDで「目地」等事前に入力していれば一気に消せますが、IDが不明な目地は消し忘れのおそれがあります。
②IFCに変換する。
IFCに変換すると、目地自体は残りますが窓では無くなり面積から減算されなくなります。
※なぜか体積は減算されますので、コンクリート体積算出時には注意が必要です!
2024-02-20 11:53 AM
ガラス面積のもう一つの方法としては、材質一覧表で、ガラスの露出面積を表示して導き出すことが可能です。
材質の[露出面]パラメータはガラスの表と裏両面の面積の合計になってしまうので、表示される面積を半分にする必要があります。ですが残念ながらこの部分は一覧表上では自動表記できませんので、一覧表をエクセルに出力して対応します。
尚、カーテンウォールのガラス面積の場合は、[パネル面積]のパラメータが利用でき、
面積を2分の1にする必要がありません。
因みに窓・ドアでも、海外仕様の建具には、[合計ガラス面積](gs_list_glassarea)というパラメータがあり、
そのまま面積を表示できるのですが、残念ながら国内仕様建具にはこのパラメータがなぜか存在しません。
国内仕様建具にも搭載して頂くように、グラフィさんに是非お願いしたいところです。
壁目地オブジェクトを使うと正しい壁の数量が出せなくなってしまうのも、改良して頂きたいところですね。
もしAC27をお使いでしたら、数量計算で目地オブジェクトを一時的に無視させるもう一つの方法として、デザインオプション機能が使えるかと思います。
「壁目地」というデザインオプションをつくって、さらにメインモデルと壁目地を含めたデザインオプションコンビネーションを作っておき、一覧表で数量計算を行う際、クイックオプションパレットでデザインオプションを「メインモデルのみ」にすれば壁目地オブジェクトが壁の数量に影響しなくなります。
Architect | Graphisoft Certified BIM Manager
ArchiCAD 27 JPN USA & INT | Windows 10
2024-02-19 12:57 AM
お疲れ様です。私は地場ゼネコンで主に積算や施工検討でArchicadを活用しております。
私は面積や体積算出時、よくデータを分解しています。※必ずコピーした積算用データで行って下さい!
窓や連窓、ドアやカーテンウォールのガラスやパネルだけを算出する場合、対象を「モルフ」に変換すれば対象材質のみを算出することが可能です。
モルフにしても各ガラスの要素IDは残っていますので、どの建具のガラスか確認が可能です。
パネルは「建具アルミパネル」等の専用材質に変えれば、建具枠のアルミ材質との混同が無くなります。
壁目地ツールは分類が「窓」なので、開口部扱いで壁面積から減算されます。
①目地を消す。
目地を全選択して消します。※IDで「目地」等事前に入力していれば一気に消せますが、IDが不明な目地は消し忘れのおそれがあります。
②IFCに変換する。
IFCに変換すると、目地自体は残りますが窓では無くなり面積から減算されなくなります。
※なぜか体積は減算されますので、コンクリート体積算出時には注意が必要です!
2024-02-20 11:53 AM
ガラス面積のもう一つの方法としては、材質一覧表で、ガラスの露出面積を表示して導き出すことが可能です。
材質の[露出面]パラメータはガラスの表と裏両面の面積の合計になってしまうので、表示される面積を半分にする必要があります。ですが残念ながらこの部分は一覧表上では自動表記できませんので、一覧表をエクセルに出力して対応します。
尚、カーテンウォールのガラス面積の場合は、[パネル面積]のパラメータが利用でき、
面積を2分の1にする必要がありません。
因みに窓・ドアでも、海外仕様の建具には、[合計ガラス面積](gs_list_glassarea)というパラメータがあり、
そのまま面積を表示できるのですが、残念ながら国内仕様建具にはこのパラメータがなぜか存在しません。
国内仕様建具にも搭載して頂くように、グラフィさんに是非お願いしたいところです。
壁目地オブジェクトを使うと正しい壁の数量が出せなくなってしまうのも、改良して頂きたいところですね。
もしAC27をお使いでしたら、数量計算で目地オブジェクトを一時的に無視させるもう一つの方法として、デザインオプション機能が使えるかと思います。
「壁目地」というデザインオプションをつくって、さらにメインモデルと壁目地を含めたデザインオプションコンビネーションを作っておき、一覧表で数量計算を行う際、クイックオプションパレットでデザインオプションを「メインモデルのみ」にすれば壁目地オブジェクトが壁の数量に影響しなくなります。
Architect | Graphisoft Certified BIM Manager
ArchiCAD 27 JPN USA & INT | Windows 10
2024-02-20 12:55 PM
ooki様
分かり易い動画ありがとうございました。
モルフに変換したりIFCに書き出して数量を拾う方法で
拾ったことがなかったので参考になりました。
他の数量拾いで困っているものにも応用ができそうなのでありがとうございました。
壁目地のデザインオプション機能を使用する方法も教えていただきありがとうございます。
材質一覧表で、ガラスの露出面積の面積を表示させれる方法で
連窓を組合せ建具で作成し材質が1種類しかつかえない建具でも
ガラスの種類が異なるガラスやパネル部がある場合も何とか
エクセルの工夫で数量が拾えそうなのでありがとうございました。
お二方ともありがとうございました。
数量拾いには様々な方法がありそうなので
解決策の承認は一週間ほど保留させて頂きたいと思います。
グラフィさんには[合計ガラス面積](gs_list_glassarea)というパラメータの追加もですが
建具については数量拾いの観点もですが、モデリングの際にも出来ないことが多いです。
組合せ建具を使用すると個々のガラスの材質が変更ができないので
建具仕様の改善を色々とお願いしたいところですね。
2024-02-20 05:49 PM
そうですね。他の選択肢としてカスタマイズウィンドウで組合せ窓を作成するという方法もあります。
カスタマイズウィンドウは個々のガラス材質を個別に選択できます。
カスタマイズウィンドウだと水切りなど枠周りの詳細表現ができない、といった別の問題が出てきますが、
そのあたりも改良して頂きたいですね。
Architect | Graphisoft Certified BIM Manager
ArchiCAD 27 JPN USA & INT | Windows 10