2024-03-01 02:15 PM - 編集済み 2024-03-01 02:20 PM
前回からだいぶだいぶ間が空いてしまいました・・・原稿の日付を見たら昨年5/13作成でした、寝かしすぎですね。。
今年はもう少ししっかりつらつら書く、を抱負に頑張ります汗
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こんにちは、2回目の数式エディタつらつら日記の2回目です!
前回の記事はこちらから
前回、グレードを動かすと勝手に床の仕上が変わるようになりました。
これ、最初できたときは結構感動でした・・・
続きで、壁だけでなく「巾木」「壁」「廻り縁」「天井」も作成したいと思います!
※前回同様、難しい方は★印の数式が完成品なので、出来上がりから楽しんでみてください。
グレード | 床仕上 | 巾木 | 壁仕上 | 廻り縁 | 天井仕上 |
事務所A | タイルカーペット | AL入巾木 | ハイグレードビニールクロス | 底目 | 木板張 |
事務所B | 塩ビタイル | 木巾木 | ビニールクロス | コの字 | 岩綿吸音板 |
事務所C | Pタイル | ビニル巾木 | ビニールクロス | コの字 | ジプトーン |
僕の部屋(理想) | 無垢フローリング | しゅっとしたやつ | スターウォーズのポスター貼り | ライトセーバー風 | 高すぎて見えない |
僕の部屋(現実) | クッションフロア | ちゃちいやつ | クロス | クロス |
適当ですがこんな感じにしたいと思います。
前回と同じようにそれぞれ作っていきます。
【巾木】
★
IFS ( {Property:数式エディタ講座/グレード} = "事務所A", "AL入巾木",
{Property:数式エディタ講座/グレード} = "事務所B", "木巾木",
{Property:数式エディタ講座/グレード} = "事務所C", "ビニル巾木" ,
{Property:数式エディタ講座/グレード} = "僕の部屋(理想)", "しゅっとしたやつ",
{Property:数式エディタ講座/グレード} = "僕の部屋(現実)", "ちゃちいやつ")
【壁仕上】
★
IFS ( {Property:数式エディタ講座/グレード} = "事務所A", "ハイグレードビニールクロス",
{Property:数式エディタ講座/グレード} = "事務所B", "ビニールクロス",
{Property:数式エディタ講座/グレード} = "事務所C", "ビニールクロス" ,
{Property:数式エディタ講座/グレード} = "僕の部屋(理想)", "スターウォーズのポスター貼り",
{Property:数式エディタ講座/グレード} = "僕の部屋(現実)", "クロス")
【廻り縁】
★
IFS ( {Property:数式エディタ講座/グレード} = "事務所A", "底目",
{Property:数式エディタ講座/グレード} = "事務所B", "コの字",
{Property:数式エディタ講座/グレード} = "事務所C", "コの字" ,
{Property:数式エディタ講座/グレード} = "僕の部屋(理想)", "ライトセーバー風",
{Property:数式エディタ講座/グレード} = "僕の部屋(現実)", "-")
【天井仕上】
★
IFS ( {Property:数式エディタ講座/グレード} = "事務所A", "木板張",
{Property:数式エディタ講座/グレード} = "事務所B", "岩綿吸音板",
{Property:数式エディタ講座/グレード} = "事務所C", "ジプトーン" ,
{Property:数式エディタ講座/グレード} = "僕の部屋(理想)", "高すぎて見えない",
{Property:数式エディタ講座/グレード} = "僕の部屋(現実)", "クロス")
それぞれの作り方が分からない方は第1回を見てみてください!
小難しい数式が並びますが悩んだらまずはコピペで!
ここまでできると、、、、
グレードを選ぶと連動して各室の仕上が動くことになっています。
おぉ!
やりたいことができました!
これで、例えば各社の社内基準となる仕上グレードが決まっていてそれを入力すれば、そのグレードを選ぶだけで仕上表ができます。
全ての仕上がプルダウンで選ぶとしたら、このざっくり仕上表を作成するのにかかる時間は1/5になるはず、、!
ここまでできたら、目標達成です!、、、
が、ここで再度数式エディタを見てみましょう。
う~ん、汚い。
例えばグレードが1つ増える、とか、グレードの仕上が変わる、とかあれば、数式を修正する必要がありますが、
この汚い文字列を見て修正するのは骨が折れそうです。
そこで、後で修正しやすいよう、excelでまとめ直してみようと思います。
まず、
①各グレードとそれに対応した仕上をシート1にまとめます。
②それらの情報を読み取り、自動で数式に当てはめてくれる式をシート2に作ります。
③それらをコピーし数式エディタに貼り付ける
このような流れで考えたいと思います。
まずは①です。これはわかりやすいと思いますが、
excelのシートに先ほど作った仕上グレードと仕上のリストを打ち込んでいきましょう。
この①が屋台骨になります。最終この①さえ修正したら全ての数式が修正されるようにしたいです。
② ①の情報を引用して数式ができるようにします。
これはexcelの数式を使いますので、苦手な方は得意な仲間に聞いてみてください!
入力しているのはこんな感じです。
うーむややこしい・・・(ちなみに最後にテンプレexcelつけてます)
他のもこんな感じで入力(1つできるとコピペでいけるので見た目ほど大変じゃないですよ!)
③最後です、②で出来上がった数式をコピーし、ARCHICADの数式エディタに貼り付けます。
ここで注意!!
文字数が多い場合、なぜか貼り付けるとパラメーターのリンクが切れます。
なので、パラメータリンクが切れた場合は1回でコピペする文字数を減らして何回かに分けてコピペしてください。
これで、完成した数式が、後からも修正しやすい形でexcelにまとめられました。
ちなみに当社ではこのexcelにexcel用の仕上表も作成されるようにしています。(とりあえず見積用でほしい、などに便利)
応用すると、もっとグレードを増やして長文の数式を簡単に書くこともできます!
以上で、数式エディタの活用術、グレードから簡単に仕上表を作成しました!
よろしけば使ってみてください!
次回は法規に関わる内容をつらつら~っとしたいと思います。
2024-03-07 05:01 PM
すごい最高ですね!!法規編も楽しみにしてます👨🏫
2024-03-07 07:37 PM
ありがとうございます!次回はもっと早く・・・つらつら頑張ります💪