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Archicadでのレイアウト作成: マスタレイアウト、自動テキスト、グラフィックなど

Michitaka Kiriki
Graphisoft
Graphisoft

Archicadでは、見やすくプロフェッショナルなレイアウト作成が高品質な建築ドキュメント作成の鍵となります。マスタレイアウト、自動テキスト、線、塗りつぶし、画像などを組み合わせることで、魅力的かつ統一感のある図面シートを作成できます。以下は、効果的なレイアウトを作成するためのガイドで、実践的なヒントやメリットも解説しています。

 


 

マスタレイアウトのコンセプト

 

Archicadのマスタレイアウトは、プロジェクトの図面シートのための再利用可能なテンプレートとして機能します。ページサイズ、タイトルブロック、枠、標準グラフィック、重要情報などを定義し、すべてのレイアウトをプロフェッショナルかつ均一な見た目に整えます。マスタレイアウトに加えた変更は、すべての子レイアウトに即時反映されるため、時間を節約でき、プロジェクト全体で一貫性を保てます。

 

master_layouts.gif

 

  • 柔軟なサイズ設定: 標準用紙サイズ(A4、A3、A2、A1、A0)から選択したり、特殊な要件に合わせてカスタムサイズを設定できます。プロジェクト毎に用途別(平面図、詳細図、表紙など)の複数のマスタレイアウトを設定可能です。
  • フォーマット変更も簡単: いつでも任意のレイアウトのマスタを切り替えでき、プロジェクト途中でのフォーマット変更も簡単です。
  • 線や塗りつぶしによるレイアウト装飾: 線や塗りつぶしは情報の整理、タイトルブロックの枠線、図面エリアの仕切り、背景の演出など、明瞭さと見映えの向上に役立ちます。
  • 動的コンテンツ変更のための自動テキスト: 自動テキストフィールドは、プロジェクトやシートデータ(プロジェクト名、図面番号、作成者、日付など)を自動取得・反映する動的なテキスト要素です。

 

用紙サイズの設定

 

create_a_master_layout.gif

 

  • ナビゲータやオーガナイザで新規マスタレイアウトアイコンをクリック
  • 名前: マスタレイアウト名を入力
  • サイズ: 標準かカスタムサイズを選択。フィールドには水平/垂直寸法(レイアウト作業単位に基づく)を表示
  • マージン: 四辺の余白を設定
  • 向き: 縦または横を選択
  • 印刷可能範囲: サイズと余白を反映した有効印刷範囲を表示
  • アンカーポイント: レイアウト用の9つのアンカーポイントから選択

 

図面の自動整列配置

 

複数のアイテムを一度に配置する場合、ArchicadはDrawing Placement ルール(マスタレイアウト設定内で定義)に従って自動配置します。

Archicadのマスタレイアウトではレイアウト上に複数図面を自動配置するための2種類の整列方式を提供しています:

 

  1. 新規図面の自動配置:

    • 図面は横方向(左→右)に行に収まるまで配置され、次の行に移ります。プラン図や立面図などを横並びで美しく配置するのに最適です。

    • 図面は縦方向(上→下)に列の高さまで積み重ね、次の列に進みます。断面や詳細図を縦並びで整理する場合に便利です。
  2. グリッドへの整列配置: この方式はディテール図、壁断面図など、グリッドにきっちり並べたい場合によく使われます。グリッド配置を選ぶと、図面は順次ではなく、あらかじめ定義したグリッド内セルに配置されます。

 

auto_arrange_drawings.gif

 



会社ロゴの追加

 

  • 会社ロゴや画像をマスタレイアウトに配置してブランディングを統一。ドラッグ&ドロップで簡単に追加できます。
  • または外部図面の配置機能を使い、ベクター(PDF/SVG)や高解像度PNG画像も挿入可能。
    • 図面ツールを起動後、マスタレイアウト上をクリック
    • 「ローカルファイルシステム」を選び、ファイルを参照

 


 

塗りつぶしと線の追加

 

フレーム、タイトルブロック、独自レイアウトスタイルの作成には2D図形要素を活用します。

 

画面表示色と印刷色の違い:

 

 

Archicadでは、レイアウト編集画面の線・塗り・テキストの色と、最終的なPDF/印刷出力の色が異なる場合があります。編集時はマスタレイアウト要素と通常要素を見分けやすいように一律の色が割り当てられますが、公開ファイルでは必ず指定ペンセットの色・グラフィックが適用されます。

 

画面表示色を変更するには、オプション>作業環境>画面表示オプションから設定可能です。

 

 

 


 

自動テキストの追加

 

adding_autotext_master_layout.gif

 

  • タイトルブロックにテキストフィールドを配置し、自動テキストタグ(例: ProjectNameやLayoutID)を挿入
  • 「プロジェクト情報」等の内容が変更されると、該当する全ての自動テキスト箇所が自動更新され、手間もミスも防げます。
  • よく使われる自動テキスト例:
    • プロジェクト名、プロジェクト番号、クライアント名、敷地住所
    • レイアウト名/タイトル、レイアウト番号、図面番号、ページ数
    • 縮尺、日付、作成者、改訂、発行状況等
  • メリット:
    • 手作業の更新不要で、内容が常に最新で統一される
    • タイプミス、表記ゆれ、情報抜けの防止
    • プロジェクト全体を一箇所から簡単に一括更新可能

 

レイアウトを構成する

 

placing_layout_on_a_drawing.gif

 

  • ナビゲータを使って、希望のマスタを基に新規レイアウトを作成
  • レイアウトは全てのマスタ要素を自動継承
  • Drawing Selection Settingsで図面タイトルや枠を追加
  • キーノート凡例の追加
  • 改訂履歴の追加

 

おすすめ運用・ヒント

 

  • タイトルブロックはシンプルかつオフィスブランディングに合わせて統一しましょう。
  • プロジェクト名や案件フェーズ、改訂など、プロジェクト中に変更される情報には必ず自動テキストを使用しましょう。
  • ロゴや枠など重要なグラフィックはマスタ側でロックして編集ミスを防止しましょう。
  • シート種別毎にシンプルで明確なマスタレイアウトセットを用意し、管理を効率化しましょう。

 

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