点群を扱ったことがある方は、Archicad に実世界の貴重なデータをもたらすことをご存知でしょう。
しかし、その密集した構造がプロジェクト内に過剰なスナップポイントを生み出すことがあります。
今月のヒント(Tip of the Month)では、この問題への解決策を紹介します。
この内容はもともと、@CFS_Mike さんが「点群のスナップをオフにできる方法はあるか?」とフォーラムで質問した際に寄せられた回答の一部です。
提案された解決策はスナップポイントを完全に「無効化」するわけではありませんが、点群とのやり取りを管理し、ワークフローを改善する方法をいくつか紹介します。コミュニティメンバーの @runxelさんが共有した方法に加え、スナップや要素の表示をより良く制御するためのテクニックも紹介します。
スナップの動作を制御する方法を探していた @CFS_Mike さんは、「入力制約とガイド」内の設定を見つけました。
このメニューを自分で確認したい場合は、以下の場所にあります:
オプション > 作業環境 > 入力制約とガイド
このパネルでは、Archicadのスナップとカーソルの動作を制御できます。点群のスナップを無効にすることはできませんが、スナップのワークフローを改善するための便利なツールが含まれています。
このパネルで調整できる主な設定は次のとおりです:
スナップの動作をさらに調整する方法として、スナップポイントオプションを設定することができます。これは 表示 > スナップポイントオプション からアクセスできます。これらの設定により、要素がジオメトリ上の異なるポイントにスナップする方法を詳細に制御できます。
利用可能なオプション:
※ 分割数やパーセントなどの設定は、スナップポイント値ダイアログボックス で変更できます。
これらの設定はセグメント単位で適用され、モデリング時のスナップの柔軟性を向上させます。スナップポイントについて詳しく知りたい場合は、こちらをクリックしてください: [Archicad 28 Help(日本語版)]
点群をパッシブな設計オプションに配置すると、モデル内での表示をより細かく制御できます。
デザインオプションで点群の表示を簡単に切り替え可能
ボーナスツール: 点群のフェードとロックで視認性を向上
この方法により、関連する要素を強調しつつ、点群のような参照を固定できます。トレース参照 機能と似た使い方が可能です。
フェード環境
デザインオプション は、視認性の調整や参照要素のロックに最も柔軟な方法ですが、他にも次のような方法があります:
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@runxel さん、有益なデザインオプションの活用法をありがとうございます。
この方法なら、点群の視認性を保ちつつ、操作を制限できます。
フォーラムのディスカッションはこちら(インターナショナルのフォーラムです)。
点群の扱い方について詳しく知りたい方は、このガイド(英語のサポートサイト) もご覧ください。
ぜひ、あなたの課題や解決策、気づきを共有してください!次の 今月のヒント になるかもしれません。