「今月のヒント」は、インターナショナルのコミュニティで毎月公開されている「Tip of the Month」を翻訳してお届けしています!
Tip of the Month(今月のヒント) は、インターナショナルのコミュニティで投稿されているものから、モデレータメンバーがよいTips! と選んでいるものです。
海外のユーザーの使い方が、日本のユーザーのみなさんにもヒントになるのでは?と思っています。
※原稿内容はオリジナルページに合わせていますが、できるだけインターフェイスの画像は、Archicad日本語版にしています。
今月のヒントは、実際のモデリング課題から。
特定のポイントで梁をカットする方法です。特にカスタム屋根トラスや木造仕口のために、正確な図面化が必要な場合に役立ちます。
ユーザー @Noody さんが「梁を正確な位置でカットできるか?」と質問し、@Jaime-airc_digital さんがシンプルで効果的な解決策を共有してくれました。
ポイントは?
木造梁やトラスといった構造要素では、部分的な切り欠きや端部加工、接合部の表現が必要になることがあります。
その際にジオメトリを複製したり、プロファイルを修正するのではなく、**「開口ツール」**を使えば、要素データや挙動を保持したまま梁をきれいにカットできます。
手順
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開口ツールを選択
[デザイン] > [建築ツール] > [開口](またはツールボックスから開口ツールを選択)
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開口を作成
平面図または3Dビューで、梁に対して矩形や多角形の開口を描き、カットしたい位置を指定します。
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完成!
梁は指定通りにカットされます。開口は編集可能で、すべてのモデルビューに反映され、梁のネイティブプロパティを失うことなく正確な図面化が可能です。

開口ツールの追加Tips
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開口はパラメトリックで編集可能なので、後から寸法や位置を調整できます。
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矩形だけでなくカスタム形状や角度のある開口にも対応。
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個別の梁に使えるだけでなく、複数要素にまたがって一貫したカットを行うことも可能。
@Jaime-airc_digital さん、実用的でスマートな解決方法をシェアしてくださりありがとうございます!
Archicadのツールを使った実務的な工夫の好例ですね。
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あなたのモデリングのヒントやワークフロー改善策も、ぜひGraphisoft Communityに投稿してください。
来月の特集で紹介されるかもしれません。
それではまた来月に!