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iPad Proで取得した点群を伏図、見上げ図、断面図に重ね合わせる方法【旧サイトからの転載】

Kiyonari
Enthusiast

iPad ProでpronoPiontsScanを使ってスキャンしたデータ(点群)の利用方法を考えてみました。
点群で取り込んだ現状建物をBIMモデリングデータに重ね合わせ、確認することが目的です。

撮影、インポート方法については、他の方が詳しく記事を作成していますので、そちらをご参考ください。

iPhone12Proを使った点群取得とArchicadへのインポート

https://howtousearchicad.com/function/import-export/%e7%82%b9%e7%be%a4/8185/

既設建物の改修等で現場確認に行く際に点群データをスキャンしておくと、3Dでかなりわかりやすくなるかと思います。

 

LiDAR_01.png

 

この点群データ、配置するには少し手間ですが平面図、断面図でも確認することが出来ます。

 

【断面図】
例えば、点群を配置したデータを断面図で確認することで「窓のサイズが図面と現状で違う!」なんてことがあったりするかもしれません。
(実はモデリングが間違ってるかも・・・?)

 

LiDAR_02.png

 

事前現場確認の際にちょこっと撮影しておくだけで、写真だけではわからなかった部分も検討が行えそうです。

 

【天井の場合】
天井の点群を撮影した際に、点群の表示範囲の上書きを行うことで
空調機器等の点群も併せて見ることが出来ます
(『上面高さ』、『下面高さ』は配置フロアからの高さとなります)

 

LiDAR_03.png

 

【平面図】

 

平面図と点群を合わせて確認するときは、どうしても点群が強く見えすぎてしまうので、図面を参照レイヤに入れて確認したほうが見やすいですよ。

 

LiDAR_04.png

 

また、施工途中の埋設配管等の隠蔽部分を事前に点群データで撮影しておくことにより 今後のメンテナンスにも活用出来ます。

 

LiDAR_05.png

 

LiDAR_06.png

 

iPad Proでの点群データは、とても高精度!とまではいきませんが、細かい寸法を要求されない場合の利用方法として、かなり幅広い使い方ができそうです。

 

特に既存建物の改修の場合、前のオーナーさんが改修してたりすると図面と違う部分が出てくると思います。その部分を点群としてスキャンし補完して、計画段階でも有効活用することが出来るのではないでしょうか。

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