Archicad 29より、断面図、立面図、展開図、詳細図、ワークシートのマーカーが、他のドキュメントや建築要素と同様に、独自のリノベーションステータスを受け取れるようになりました。
これにより、リノベーションフィルタを使用してマーカーの可視性を直接制御することが可能になりました。例えば、レイヤーの組み合わせではなく、既存のリノベーションフィルタを使用して、建物の増改築のための新築断面マーカーを非表示にできます。

リノベーションパレットまたはマーカー設定でマーカーのリノベーションステータスを設定できます。

さらに、リノベーションフィルタの表現の上書きを有効にすることでマーカーの外観を調整できます。

- ドキュメント > リノベーション > リノベーションフィルタオプション... > 注釈要素
また、マーカーを上書きしないオプションを有効にすることで、リノベーションフィルタで上書きされるマーカーを除外できます。

注記:
プロジェクトを移行すると、全てのマーカーは、自動的に既存のリノベーションステータスになります。

既存のステータスの要素がリノベーションフィルタで非表示になっている場合、リノベーションステータスが表示されている追加のリンクマーカーが自動的に作成されます。つまり、ソースマーカーは複数のリンクマーカーを持つことができます。これにより、移行後もビューやレイアウト重要な情報が表示されます。
