2025-07-18 11:07 AM
僕は現在社内用の設計・申請テンプレートを開発しており、
社内には都度知識や使い方を共有していますが、
tokunagaさんの数式日記を拝見しまして、
せっかくなら日記形式でこちらにもアップさせていただくと、参考になる部分もあるかも??と考え、
記録を(とりあえず)共有してみることにしました。
(フォーラムの趣旨と異なる部分があれば、すみませんです。。。もしそうであればお知らせください。)
図面単位で上げていこうかなと思います。今回は建物求積図です。
求積図は
求積表は
から成ります。
ビュー一覧はこんな感じ。
ワークフローとしては大まかに以下の6ステップを踏みます。
1.面積計算オブジェクトを入れ、寸法を合わせる。(頂き物です)
2.庇の線や棟名称を入れる。
3.プロパティを調整する。
4.一覧表が足りなければ複製して作成。
5.図面を更新してレイアウトを整える。
6.集計内容を元に、求積表4に表したい値をプロジェクト情報に入れて完了。
建物求積図テンプレートの内容について、こまごまとした検討を記録します。
⓵デザインオプションによる求積情報管理
②一覧表とプロパティについて
③一覧表、しばしばレイアウト崩れる問題
④GDLオブジェクトのプロパティは普通にフィールドを検索するだけでは出せない。
意外と落とし穴だったのがこれで。計算式と面積は絶対に出したいのでいつものところで検索をかけたのですが、出てこず。
ググってもそれらしい答えはでてこず。。検索の限りを尽くした結果、海外BIM系Youtuberの動画に辿り着き、▽マークを押下したら出せるよという何とも拍子抜けな結末でした。普通に一日程あーでもないこーでもないを繰り返したと思うのですが、我々初心者の一日が削れないように願って、ここに情報を残します。
参考:https://www.youtube.com/watch?v=tfrzd4K8X9o&t=713s
⑤一覧表の基準にオプションセットデータを用いたとき、判断部分に「含む」を利用できない問題
という相反するニーズが図面上発生したのですが、無駄に数式化することで、判断部分に無事「含む」が出せるようになりました。
「数式」というデータ形式をとるということはブレのないデータであることを保証しない→「含む」が選択可能になっている、ということなのでしょうか。真偽値やオプションセットにはないので、そのような仮説で理解をしています。
図面の枠組み一つ作るのも大変だなと実感した今回の建物求積図テンプレート開発でした。
個人的に気に入った発明(というと大袈裟ですが)は⓶、③で。この辺を組み合わせると、
今までできなかった深さの一覧表が、比較的メンテしやすく作れるようになるので、
他の表にも応用が利くアイデアかなと思っています。
改善案やご感想等ありましたらよろしくお願いします!