2019-10-12 12:14 AM
ARCHICADが新しいオペレーティングシステム上で最適に動作するためには、フルディスクアクセスを許可する必要があります。
アップル社は、macOS 10.15 Catalinaで新しいアプローチを採用し、セキュリティとプライバシーの脅威に取り組んでいます。macOS 10.15 Catalinaより、ハードディスクドライブ上にオペレーティングシステムのみが保存される専用のパーティションがあります。
ARCHICADだけではなく、他の多くのアプリケーションは、読み取り/書き込みのためにオペレーティングシステムのファイルにアクセスする必要があります。
アクセス権がない場合、アプリケーションは正しく実行することができません。
アップル社は新しいmacOS 10.15 Catalina上で信頼できるアプリケーションのみ実行を許可します。アプリケーションがアップルストアからもしくは認証された開発者からのものである場合、そのアプリケーションは信頼されたものとなります。グラフィソフト社などのソフトウェア開発者は、認証された開発者となるためには、アップル社からそのアプリケーションに対してアプリケーションに悪意のあるコンテンツが含まれていないことを確認するスクリーニングとコードチェックを受けています。プロセスが完了すると、そのアプリケーションにはコード署名がなされ、認証されます。そして、ソフトウェア開発者は認証された開発者となります。
最後に、アプリケーションはmacOS 10.15 Cartalina上での実行を許可されます。これにより、アプリケーションが信頼され安全に使用することができます。
ARCHICADはどのオペレーティングシステムファイルも変更しません。また、アプリケーションの実行に関連しない無関係なデータを収集したり、開いたり読み取りしたりはしません。上述の通り、ARCHICADがシステムファイルにアクセスを要求するのは、アプリケーション自信を開く、プロジェクトファイルを開く、プロジェクトファイルを保存する、システムファイルに保存されたARCHICAD独自のデータを呼び出す等の単純なタスクを実行すできるようにするためです。
macOS 10.15 catalinaでARCHICADをインストールまたは更新すると、警告ダイアログがポップアップしてフルディスクアクセスを許可するよう要求します。
下記の手順で行います:
1.ARCHICADで警告ダイアログが表示された場合、リンクをクリックします: セキュリティとプライバシーの設定に移動します。
リンクをクリックすると、セキュリティとプライバシーの設定パネルのプライバシーのタブが開きます。
2.[セキュリティとプライバシーの設定]パネルの左下にある[ロック]アイコンをクリックして、変更を有効にします。
パスワードを入力する必要があることにご注意ください
3. パネルの左側の列にあるアプリケーションのリストから「フルディスクアクセス」を選択して、右側の列の下にある+(プラス)記号をクリックします。
4. アプリケーション-> GRAPHISOFT-> * ARCHICADのフォルダ*-> * ARCHICADのアプリケーション*に移動し、開くをクリックしてリストに追加します。
リストにアプリケーションを直接ドラッグ&ドロップすることもできます。
5. リストにARCHICADが追加され、チェックボックスにチェックがつきます。
6. ARCHICADのインストーラに戻り、[次へ]をクリックして続行し、インストールを完了します。
関連したフォルダへのアクセスする権限がなくなり、ARCHICADが要求した動作が実行できなくなります。
例えば、書類(ドキュメント)フォルダにあるプロジェクトファイルを開く場合、ダイアログがポップアップし、書類(ドキュメント)フォルダへのアクセス許可を要求します。許可すると、ARCHICADは要求されたプロジェクトファイルを開くことができますが、許可しない場合、ARCHICADはプロジェクトファイルを開くことができません。
同様に、フォルダにファイルを保存する場合にも該当します。もしARCHICADに要求したフォルダに対してアクセス権がない場合、プロジェクトファイルを保存することができません。
確認のダイアログは、はじめてアクセスが要求された場合に1度だけ表示さることにご注意ください。アクセスを許可しなかった場合、ダイアログは再度表示されず、ARCHICADは要求されたアクションが実行できません。
インストール時以外でも、ARCHICADに「フルディスクアクセス」を許可することは可能です。
システム環境設定 > セキュリティとプライバシー に移動し、上述の手順を行ってください。