2021-10-12 07:00 PM
クライアントと関係者にとって、2Dビューを用いて建物のボリュームや空間、設計意図を理解するのは難しい場合があります
プロフェッショナルな設計プレゼンテーションでクライアントを驚かせましょう。BIMxは、ビジュアリゼーションを通じてコラボレーションの質を高めます。少しの学習でゲームのようなナビゲーションができます。Archicad 25が新しくBIMxにもたらすものはどのようなものであるかを見ていきましょう。
Archicad 25 がリリースされるまでは、複雑な3DモデルをAndroid OS端末上で開くことは不可能でした。
今年7月のAndroid OS向けBIMxアップデートでは、新しい3Dエンジン が提供され、建築家とそのクライアントがHyper-model の全てのコンテンツを開くことが可能になりました。この新しいエンジンの目玉はデータストリーミングの技術で、これによりモバイル端末上でのモデルサイズの制約がなくなります。これまで、サイズが大きく複雑なファイルを開くことは端末のハードウェア性能に依存していました。それが今回のデータストリーミング技術の導入により、3Dモデルをそのサイズや複雑さに関係なく開くことが可能になりました。
この新しい3Dエンジンには新しいレンダリング技術も導入され、3Dモデルをエクスポートする時間を大幅に短縮しています。Hyper-modelを発行する際に、グローバルイルミネーションを使用する必要がなくなりました。その代わりに、サポートされる全てのモバイルアプリケーションでは、アンビエントオクルージョンと呼ばれるリアルタイムレンダリングのアルゴリズムを使用しています。
以前はPRO機能であったスマート計測、ギャラリーベースのプレゼンテーション、およびアプリケーション外からモデル要素へのハイパーリンク経由でのアクセスは、新しくなったAndroid用アプリ では無料で利用できるようになりました。
またBIMx はGoogleの各種サービスを利用することなくAndroid OS端末向けに利用可能です。実験的なバージョンであるBIMx Labは、中国のHUAWEI AppGallery ですでに利用可能です。
ビジュアリゼーション機能を継続的に発展させることにより、市場トレンドの最先端にいながらにして、ユーザーの要求に迅速に対応しています。Android OSユーザーのための大規模3Dモデルのサポートや、Google PlayとApple App Storeに加えたHUAWEI AppGalleryでの提供により、BIMxは今や全てのプラットフォームにおける優れたプレゼンツールとなっています
これまでのBIMx Desktop Viewerは3Dモデルしか開くことができなかったため、そのユーザーエクスペリエンス(UX)は、BIMx モバイルアプリケーションとウェブアプリケーションのUXに遅れを取っていました。しかしArchicad 25では、次世代のBIMx Desktop Viewer がArchicadパッケージに含まれています!
新しくなったBIMx Desktop Viewerは、建築家とそクライアントが3Dモデルやドキュメンテーション、埋め込まれたBIMデータを含むHyper-modelの全てのコンテンツにアクセスすることを可能にします。例えば2D図面をリンクする3Dモデル内のマーカー、3Dモデル内の選択された要素を開くための一覧表内のハイパーリンクなど、その他多くのコンテンツが含まれます。
BIMx Desktop ViewerはMac OSとWindowsの両方で提供されます。タッチスクリーン機能やゲームコントローラー、SpaceMouseの使用もサポートしており、誰もがBIMモデルを検討したり、プロジェクトの成果物を理解したりできるようになっています。
私たちは小さな携帯型端末でBIMx Hyper-modelを閲覧するのが苦手な人がいるのも理解しています。BIMx Desktop Viewerの機能の拡張により、ユーザーはHyper-modelの全ての内容をデスクトップパソコンやノートパソコンでも開くことが可能になります。
BIMxに関するアップデートは、BIMx Newsの記事からご 確認いただけます。
Archicad 25の全ての新しいコラボレーション機能について学びましょう:
Archicad 25の全ての新しいコラボレーション機能について学びましょう:
Archicad 25の全ての新機能の詳細については、こちらの記事をお読みください。