※本記事は、旧サイト「How to use Archicad」より、UNSUNGHEROさん の2021年3月11日の記事を転載しています。
例えばこのように接している複数枚のスラブを1枚にまとめたいときに結合ができればいいなぁと思う時がありますが、残念ながらそういう機能がないので手数少なく1枚にする方法をご紹介します。
![a7cac8b7ecefbc556bba1343f0a34dca.png a7cac8b7ecefbc556bba1343f0a34dca.png](/t5/image/serverpage/image-id/64160iB255AEB6BB34621F/image-size/large?v=v2&px=999)
3Dで見るとこういう状況です。
![35f92db5ac6072df0322b4905fd40990.png 35f92db5ac6072df0322b4905fd40990.png](/t5/image/serverpage/image-id/64161i045DAE6F4B489AB2/image-size/large?v=v2&px=999)
1枚のスラブを選択し、そのスラブの点か線をクリックするとペットパレットが表示されます。
![5662ef78c10cf1ed341cb4c0d1371d11.png 5662ef78c10cf1ed341cb4c0d1371d11.png](/t5/image/serverpage/image-id/64162i2A2877F97726F816/image-size/large?v=v2&px=999)
ペットパレットの[ ポリゴンに追加 ] を選択します。
![771186dc378ba80eb593a8043b2da427.png 771186dc378ba80eb593a8043b2da427.png](/t5/image/serverpage/image-id/64163i201731D1743B23E5/image-size/large?v=v2&px=999)
その次にマジックワンド(スラブの辺にカーソルを合わせてスペースキーを押す)で隣のスラブの辺をクリックします。
![a5b1c8917698899acbce4b1ad11aa3e4.png a5b1c8917698899acbce4b1ad11aa3e4.png](/t5/image/serverpage/image-id/64164i8BA048EFF4F2CE92/image-size/large?v=v2&px=999)
そうすると、最初に選択したスラブに隣のスラブの形状が追加されました。
![70585ac87d2d82da81d6caf1deb8b3f9.png 70585ac87d2d82da81d6caf1deb8b3f9.png](/t5/image/serverpage/image-id/64165iD6FA7AB988DD8776/image-size/large?v=v2&px=999)
続いて画面上のスラブに対しても同様に、選択しているスラブの点か辺をクリックし、ペットパレットの[ ポリゴンに追加 ] を選択後にマジックワンドを使ってクリックすると、複数枚のスラブを手数少なく1枚にできました。ただし、マジックワンドはトレース機能ですので下図のAとBのスラブは重複しているため、AとBのスラブは削除します。スラブにカーソルを合わせてタブキーで循環選択すると対象の要素を選択しやすくなります。
![a872748a0f428a23251595703d47095a.png a872748a0f428a23251595703d47095a.png](/t5/image/serverpage/image-id/64166i813A0F163A48BF13/image-size/large?v=v2&px=999)
スラブが1枚になりました。
![fc9fababd9520794a2d1b7c1525735b1.png fc9fababd9520794a2d1b7c1525735b1.png](/t5/image/serverpage/image-id/64167i3EA19E4A037270D2/image-size/large?v=v2&px=999)
最初に選択したスラブが延長した形で1枚のスラブになりました。
![7e4422df947d1819a888a07693377ab8.png 7e4422df947d1819a888a07693377ab8.png](/t5/image/serverpage/image-id/64168i96240971A7D2BC3E/image-size/large?v=v2&px=999)
と、ここまではスラブを1つにする方法を紹介しましたが、ARCHICAD23からはスラブを一つにしなくても良い場合があります。
複数の同じ種類のスラブが接している平面図にスラブを表示する場合に下図のように境界に線が入ってしまうことがARCHICAD22までの悩みでした。
![5962c04bafa2eff9a6cd46419bedfb15.png 5962c04bafa2eff9a6cd46419bedfb15.png](/t5/image/serverpage/image-id/64169i2F721626373CEDB8/image-size/large?v=v2&px=999)
スラブは分かれていても下図の赤線位置の線を消す機能がARCHICAD23から搭載されました。
![4bc3d7f15f6a65d9c364aec08f4cf90c.png 4bc3d7f15f6a65d9c364aec08f4cf90c.png](/t5/image/serverpage/image-id/64170i1F98669C894E4473/image-size/large?v=v2&px=999)
モデル表示オプションの[ 構造要素オプション ] のスラブについて設定できるようになり、[ 線を表示 ] [ 除去 ] [ 隠れ線を使用 ] の3つの表示方法が選べるようになりました。
![d26e7fa73e684fc4eabd5375caae1af6.png d26e7fa73e684fc4eabd5375caae1af6.png](/t5/image/serverpage/image-id/64171i3E8CC69DA9F08EA7/image-size/large?v=v2&px=999)
[ モデル表示オプション ] のスラブの設定を [ 除去 ] にすると、
![0c6422666fbf2f7dff9916cfed3e016c.png 0c6422666fbf2f7dff9916cfed3e016c.png](/t5/image/serverpage/image-id/64172iB387BBE87CFF8396/image-size/large?v=v2&px=999)
このようにスラブが接する部分にあった線が消えます。
![0e3c2e3b2b4efa7f1a60a850f1d06f88.png 0e3c2e3b2b4efa7f1a60a850f1d06f88.png](/t5/image/serverpage/image-id/64173i438447928EEA482E/image-size/large?v=v2&px=999)
[ モデル表示オプション ] のスラブの設定を [ 隠れ線を使用 ] にすると、
![714141af062ff350f66e6e3f0b2ba639.png 714141af062ff350f66e6e3f0b2ba639.png](/t5/image/serverpage/image-id/64174i234625EC1C019A91/image-size/large?v=v2&px=999)
このようにスラブが接する部分にあった線が点線になります。
![42c9b5680d6af98c514f28205a3f4f29.png 42c9b5680d6af98c514f28205a3f4f29.png](/t5/image/serverpage/image-id/64175i75C8CF4C25B35BAE/image-size/large?v=v2&px=999)
ただし、この[ モデル表示オプション ] のスラブの設定を[ 除去 ] もしくは [ 隠れ線を使用 ]で上図のようになるのは同じ種別のスラブが接しているときで、下記の場合は適用されません。
①ビルディングマテリアルが異なるとき。
![0d507edb83cd40c4baeb5d1a5e15f0a3.png 0d507edb83cd40c4baeb5d1a5e15f0a3.png](/t5/image/serverpage/image-id/64176i3FE902FA317EB267/image-size/large?v=v2&px=999)
②スラブの[ 構造 ] が [ 基準 ] と [ 複合構造 ] で異なるとき。
![b83a111d136b17686a5814f812cb4954.png b83a111d136b17686a5814f812cb4954.png](/t5/image/serverpage/image-id/64177iE92087ABA96E977C/image-size/large?v=v2&px=999)
③[ 材質上書き ] を使用しているとき。
![13e4a6d7df623fc6895a254e5bc41ae5.png 13e4a6d7df623fc6895a254e5bc41ae5.png](/t5/image/serverpage/image-id/64178iF5F006D64F353A44/image-size/large?v=v2&px=999)
これらの場合は下図のように実線が入ります。
![0efddd9e335aedb9adde71e1baa49ead.png 0efddd9e335aedb9adde71e1baa49ead.png](/t5/image/serverpage/image-id/64179iA2150E32E8565EAE/image-size/large?v=v2&px=999)
接する複数のスラブを手数少なく1枚にする方法とARCHICAD23の新機能を利用した平面図でのスラブの表示設定についてでした。