本件は、投稿者が所属するArchiCADせとうちUG(ACD48)の月例勉強会にて議題にあげてもらい見出した手法です。
UG勉強会参加者の皆さんからご指南いただき、表題の方法に至りました。
投稿者個人では見出せなかった効果的な方法と思われるので共有させていただきます。
(ご指南いただいた皆様ありがとうございました。)
RC手摺の目地シールを例に、複雑な線形部材を効率的に3Dモデリングし、長さを集計する方法をご紹介いたします。
【解決法】:シェルツールの『 破風長さ 』を用いて長さを計上。
■画像①のようにシェルの基準線を手摺形状に合わせてシーリングを作成。
(※基準線に沿った辺は、辺のカスタム設定で辺のタイプを『切妻』に設定しておく!)
(※上記の処理により、基準線に沿った辺が切妻屋根の破風部的な認識をされる)
■画像②のように一覧表に表示するフィールド項目にシェルの『破風長さ』を指定する。

画像①:シェルで作成した目地シーリング ※ 辺のカスタム設定で辺タイプ=『切妻』
☜ 『 破風長さ=シーリング長さ 』として線形長さを計上可
画像②:一覧表(シーリング=シェルの破風長さ)
この方法をご教示いただくまでは、シーリング鉛直部は柱ツールで、水平部は梁ツールで作成し、それぞれ長さを求めたのちに
『 シーリング長さ = Σ(柱高さ) + Σ(梁長さ) 』で別途総計しておりました。
ご紹介した手法でモデル作成することで、『 破風長さ 』として一括で長さが算出され、総計の手間が省けます。
【参考】:シェルリストパラメータ
