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Graphisoft テクノロジープレビュープログラム 2025

Archicad29テクノロジープレビュー 新機能レビュー(AIアシスタント・MEP Designer以外)

godsmonkey
Enthusiast

Archicad29のテクノロジープレビュー版で実装された新機能について、それぞれ少しずつ使ってみての実感を簡潔にまとめました。

前回に比べるとやや地味なアップデートが多いような気がしますが、実務的にはむしろ「お、便利!」と思える機能が色々ありました。

これから使ってみようと思う方の参考になれば幸いです。

 

※今回のアップデートの目玉であるAIアシスタントについては長くなるので別投稿にまとめました。ご興味ある方は下記リンクからご覧くださいm(_ _)m

AC29テクノロジープレビュー:AIアシスタントを使ってみて(その1)

AC29テクノロジープレビュー:AIアシスタントを使ってみて(その2)

 

    *     *     *

 

1. クイック回転(Macショートカット:⌘+R / ⌘+Shift+R)

選択要素を90度ピッチで回転する機能です。「かゆいところに手が届く」系の改善が目立つ今回のアップデートを象徴するような機能で、いままで回転ツールで数クリック必要だった操作をショートカットでサクサクできるようになったのが有り難い!(*添付動画参照)

複数要素をまとめて選択して(ブロックとして)回転することもできます。

 

2. ライン系ツール(線、ポリライン、円弧など)の両端記号の個別設定

線の両端の記号(矢印や●など)の種類、サイズ、色などがそれぞれ別々に設定できるようになりました。

これも多くの人にとって「なくてもどうにかなったけど、あったらあったで超便利!」という機能ではないでしょうか。

 

線ツール:端部記号の個別設定.png

3. マーカーのリノベーションステータス設定が可能に

これまた地味ですが便利そうな改善。

これまでは断面図や展開図などのマーカーにリノベーションステータスが設定できず、ステータスごとに異なる位置にマーカーを設定するには各種マーカーのレイヤーを複数に分けるなどの工夫が必要でしたが、このアップデートでリノベーションステータスごとに適切な位置で断面図や展開図を生成することができるようになりました。

 

4. PDFページのワンクリック置換

どんどん地味になってきましたが(笑)、これも何かの折には便利そう。

ファイルに読み込んだPDFを選択して「右クリック>ページを置換」で元のPDFファイルの別ページに表示を切り替えられます(*添付動画参照)。

 

5. 一覧表の見栄え設定の詳細化

一覧表の見栄えに関するパラメータが追加され、きめ細かい設定ができるようになりました。

個人的には合計行にちゃんと「合計」と入れられるようになったのが(超地味ですが)嬉しいところです。

 

一覧表設定の詳細化.png

 

6. キーノート凡例の見栄え設定の詳細化(パラメーター追加)

Archicad28で導入されたキーノートに関して、レイアウトに配置する凡例(キーノート一覧表)の見栄えを細く設定できるようにパラメータが追加されました。図面の見栄えにこだわる人には嬉しい改善。

キーノート凡例パラメーターの追加.png

 

7. キッチンキャビネットオブジェクトの改善

パラメーターの追加などにより、キッチンキャビネットオブジェクトのデザインの自由度が増しました。

特に引出し/扉のハンドルとキャビネットの脚の設定について、従来より自由度が高い設計が可能になっています。

詳細は公式のこちらのページに箇条書きでまとめられていますが、実際にいじってみるのが早いでしょう。

 

8. 開口部ツールの使い勝手向上

開口部ツールが断面図・立面図・展開図でも使えるようになりました。

これ、文字で書いても何が良いのかいまいち伝わらないと思いますが、個人的には今回のアップデートで最大のヒットかもしれません。

 

例えば、下の画像のような造形処理が今までより直感的にできるようになりました。

開口部ツール.png

この処理自体はArchicad28でも3Dビューで開口部ツールを使えばできたのですが、3D上で思ったような開口ラインを描くのは骨が折れるので、ソリッド編集を使って壁を型抜きするように造形することも多くあり、それはそれで手間でした。ですが、立面図や展開図で壁面に正対したビューで開口ラインを作図できるようになったことで、その操作がグッと容易にできるようになりました。開口部ツールは壁の他にもスラブ、梁、屋根、メッシュで使えるので、これから利用頻度が上がりそうです。

 

    *     *     *

 

その他にも、ビューフォルダのコンテクストメニュー(右クリック)からフォルダを一気に展開/折りたたみできるようになったり、物理レンダリングでエッジ表示をON/OFFできたりと、ちょっとしたことですが実務的には便利な細かい改善が多く、実務で使い込んでいる人ほど全体的に満足度の高いアップデートなのではないかと感じました。より詳しい使い方を知りたい方は、ぜひ公式のトレーニング動画(無料)をご覧になることをおすすめします!

 

    *     *     *

 

なお、個人的に今回最大のヒットであるMEP Designerの大幅改善については、長くなる(かつ、使わない人は全く使わないと思われる😂)ので、近日中に別の投稿でまとめます。

 

 

 

godsmonkey
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